「核の傘」は思い込み
← リチャード・パワーズ 著『舞踏会へ向かう三人の農夫 下』(柴田 元幸 訳 河出文庫) 「文系的知識と理系的知識の融合、知と情の両立。」
リチャード・パワーズ 著『舞踏会へ向かう三人の農夫 下』(柴田 元幸 訳 河出文庫)を20日に読了。 ほぼ一気読み(老眼に鞭打って)! リチャード・パワーズは、今年三月にたまたま入手し読んだ『黄金虫変奏曲』に驚倒。本年最高の(自分にとっての)掘り出し物。吾輩はパワーズについては完全な遅れてきた読者である。遅れを取り返す…ではないが、本書以外ではこれしか店頭になかった『惑う星』を入手しさっそく読んだものである。期待にたがわず。
本書『舞踏会へ向かう三人の農夫 』は、著者の処女作だとか。「文系的知識と理系的知識の融合、知と情の両立」という出版社の宣伝文句は伊達じゃない。知と情の極を猛烈に振り切って描かれる。鈍臭い吾輩の脳味噌に何度も往復びんたをくらってしまった。書店の店頭にはパワーズの本があまり置いてないのが不思議だし残念。 (09/22 13:03)
← 金曜日だったか、裏庭(ミカンの木の近く)で番いのアゲハ蝶。がおうとしてる(?)揚羽蝶。♂♂か、♂♀か、♀♀か、親子かは未確認ですが。 (09/21 14:08)
孫崎 享著『平和を創る道の探求 (深読みNow 5)』(かもがわ出版)を再読し始めた。「ウクライナ危機の本質に迫り、和解の道を探る。そこから新世界秩序を展望し、台湾、尖閣、北朝鮮など、日本の平和への道筋を示す」というもの。
ロシアとウクライナ(アメリカ)との戦争について説得力ある説明。ロシアも必死ならアメリカの勢力拡大の戦略もえげつない。
僅か(?)2年前に読んだ本の再読。
ウクライナ戦争はとっくに終わっていてよかったはずなのに、何故こんなに長引いている? アメリカの軍需産業の底知れぬ欲望。改めて、大本営初じゃない論考に学ぶ。孫崎氏の本は二冊目。 (09/21 01:41)
日本は「核の傘」で守られているというのは日本の思い込みであり核の傘なんて幻想にすぎないと孫崎氏は予てより主張されている:「【対談】どう考える 日本の安全保障 孫崎享氏・田代洋一氏 | 特集 | JAcom 農業協同組合新聞」参照。それは本書でも述べられている。
昨日は富山祭りだった(今日も):「9/21(土)~22(日)『第64回富山まつり』公式ホームページ | 富山市の観光公式サイト | 富山市観光協会」 当日は生憎の雨…終日の雨だったが、小糠雨程度で、和装の衣装での踊りはやり切れたようだ。仕事中だったので車から離れられず、車中での待機中に前日に引き続き、孫崎 享著『平和を創る道の探求 (深読みNow 5)』(かもがわ出版)を齧り読みしてた。やはり専門家だけあって読み応えある。日本は核の傘のもとにある…なんて幻想だというのは、説得力あった。 (09/22 12:43)
自宅では、相変わらず上田 広著『海底トンネル第一号』 (1956年 珊瑚書房)と、『シェイクスピア全集 (4) 夏の夜の夢・間違いの喜劇』 (松岡和子 ちくま文庫)を読み出した。一月に一冊は松岡訳のシェイクスピア…が目標。 (09/21 14:08)
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