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2024/07/23

吾輩は庭仕事で咆哮してる

 ← 林芙美子/著『放浪記』(新潮文庫) 「貧困にあえぎながらも、向上心を失わず強く生きる一人の女性――日記風に書きとめた雑記帳をもとに構成した、著者の若き日の自伝。」

 林芙美子/著『放浪記』(新潮文庫)を22日(月)読了。550頁の大作だが数日で読めた。読みながら何度も貧困に喘ぐ日々に辛気臭いと感じつつも、最後まで退屈させずに読ませてくれた。

「第一次世界大戦後の困難な時代を背景に、一人の若い女性が飢えと貧困にあえぎ、下女、女中、カフェーの女給と職を転々としながらも、向上心を失うことなく強く生きる姿を描く。大正11年から5年間、日記ふうに書きとめた雑記帳をもとにまとめた著者の若き日の自叙伝」と本書の紹介にある。この「日記風に書きとめた雑記帳をもとに構成した」がミソ。構成する前の生の文章に接したいと願わせた。きっともっと灼けたトタン屋根の雌猫だったのだろう。

 現代でも同じ現実があるんだろう。貧困率の高まった日本なのだ。

 余談だが、読了後、巻末の年譜を眺めた。墓所は、中野区上高田の寺だとか。なんと、我輩が上京して初めて頃に居住したのが上高田のアパートだった。当時は、林芙美子は全く読んでなかった…眼中になかった。惜しい。知ってたら墓参したのに。…ということで、感想はあとで。とんでもなく貧乏臭く辛気臭いのだが、貧困に喘ぎながらも、書くことへの執念が身を決定的に誤らせることをさせなかった。書くこととは何だ? (07/23 12:26)

 

 ← 過日、玄関先で見付けたキノコ。例年今ごろ生る。二日後には消滅してた。喰われた? 何者に? (07/22 20:12) (頂いたコメントに)キノコを専門に食べる虫さんがいる! 虫? 鳥や猫じゃなくて? 生ってから二日も経たないうちに食べ尽くす! (07/23 00:28)

 

 休日の夜、夕食を採りながら、「2024 FIM世界耐久選手権 "コカ·コーラ" 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第45回大会|鈴鹿サーキット」を録画で観ていた。8耐後には恒例の花火が印象的。画像は、テレビ画像をスマホ撮影。東京在住時代、オートバイで鈴鹿へ観戦しに。BSでは9時間ずっと生中継。拙稿「今日は鈴鹿サーキットが完成した日」参照のこと。(07/22 21:35)

 今日は休日。営業の客が来るので掃除。いつもは客間だけの掃除だが、そこにはエアコンがない。なので茶の間へ。仕方なく玄関から廊下、旧寝室そして茶の間までモップなどで拭き掃除。疲れた。さらに、数日ぶりに買い出しのためドラッグストアへ。水を2箱も箱買い。その他飲み物多数。かなりの重量になった。運搬も大変だった。庭仕事には慣れてても、家の掃除は苦手(嫌い)なので疲れた。これで1ヶ月は持つはず。 (07/22 21:47)

 今日は洗濯も3回。雑事が多くて読書が遠いよ! (07/22 21:53)

 

ダンス部 - 富山県立富山高等学校」…母校にダンス部があると知ったのは昨年だったか。今日も富山ケーブルテレビにて、市街地の広場で数人で踊る素敵なキレキレダンスを観た。 (07/22 23:02)

 

 林芙美子/著『放浪記』(新潮文庫)読了後、全くタイプの違う作家の本を読むことに。それは、イサク・ディネセン作『ピサへの道 七つのゴシック物語1 』(白水Uブックス 海外小説 永遠の本棚)…傑作「アフリカの日々」の作家の作品。10年前に本書が、単行本版では40年前に出ていたとは迂闊。今夜から。 (07/23 00:55)

 

   昼行燈102「黴と錆」  (07/23 03:11)

 

   昼行燈103「おしくらまんじゅう」 (07/23 03:40)

 

 

 ← 前野 ウルド 浩太郎/著『バッタを倒すぜ アフリカで』( 光文社新書) 「日本、モーリタニア、アメリカ、モロッコ、フランス――世界中を飛び回ってのフィールドワークと実験は、深刻な食糧危機の原因となるバッタの大量発生を防ぐ可能性を持っていた!画期的な研究内容がいよいよベールを脱ぐ。」 

 前野 ウルド 浩太郎/著『バッタを倒すぜ アフリカで』( 光文社新書)を21日(日)に読了。仕事の車中の待機中に数日で。前作(処女作)が面白かったので、待望の書だった。

 著者は、昆虫学者(通称:バッタ博士)で、現職は国立研究開発法人国際農林水産業研究センター(国際農研)主任研究員というれっきとした学者である。帯にあるように、自分の婚活よりバッタの婚活を研究。

 確かに自分よりバッタ研究を優先しているのだが、その結果バッタアレルギーになったりしたが、野外調査重視の姿勢は買いつつも、画期的な研究成果を披露しつつも、それでもやや人柄の良さを示す研究以外の記述が多すぎる気がした。

 処女作では本題と遊び部分のバランスが取れていて手ごろだったが、本書は両者ともに膨らんでいて、やはり600頁は(本人は割愛した部分が多いと釈明するが)長過ぎる。

 吾輩は、仕事の車中の待機中に、暇の徒然に読めたからいいが、自宅では辛かったかもしれない。でも、まあ、ご苦労様です。 (07/23 12:15)

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