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2024/07/10

虫を愛でる文化は日本だけ?

 ← 佐藤 勝彦 (著)『最新・宇宙創世記: インフレーション宇宙から観測の時代へ』(徳間書店)「真空のゆらぎが成長し、何百桁もの急膨脹(インフレーション)を経て、ビッグバンが始まり、今の宇宙ができあがった。人工衛星COBEの成果など最新のデータで宇宙像を描く。ホーキングも評価した"佐藤理論"が今、証明されつつある。」

 佐藤 勝彦 (著)『最新・宇宙創世記: インフレーション宇宙から観測の時代へ』(徳間書店)を9日(火)再読。

 30年ほど前の本。当時はホーキングの人気絶頂で来日も再三。人工衛星COBEの成果など最新のデータが佐藤勝彦のインフレーション理論を傍証しつつあった時代でもある。

 本文、分かりやすくと心掛けているようだが、吾輩にはつついていけなかった箇所も。それでも面白い。当初は仕事の車中の待機中に読んできたが、連休ということもあり、半分は自宅で一気に。

 この手の本は大好物なのだ。素人の吾輩には、多少古くなって構わない。この世界に触れたいのである。 (07/10 11:20)

 ガブリエル・ガルシア=マルケスの『百年の孤独』 (新潮文庫)…書店では在庫なし。仕方ない。仕方ないので書棚に鎮座しているマルケス小説全集の中で再読するか。 (07/09 22:09)

 

 前野ウルド浩太郎著『バッタを倒すぜ アフリカで』 (光文社新書)をようやく入手。話題を呼んだ前作の続編。分厚い! (07/09 21:43)

 

 オディロン・ルドンの『ルドン 私自身に』(みすず書房)を高価なのを承知で敢えて買った。遠い昔読んだはず。ルドンは好きなので、再読する。なんとなく、書斎の奥に潜んでいそう…… (07/09 22:33)

 

 1ヶ月ぶりに書店へ。あれこれ買い込んだ。読みたい登録した本は、ほとんどなかった。帰り際、CDショップへ。我が富山のピアニスト・中沖いくこさんのCDを物色。見付からず、店員にネット検索してもらった……が、データがまるでない、だって。そんな: 「中沖いくこ ピアニスト | IKUKO NAKAOKI OFFICIAL WEBSITE

 

 書店で物色しててケイト・ビバードーフ著『IT'S ELEMENTAL さぁ、化学に目覚めよう 世界の見え方が変わる特別講義』(山と渓谷社)に目が向いた。化学の本。昔から化学は苦手(だからって得意科目は…?)。でも好奇心で読んでみる。 (07/09 22:15)

 

 今日も夕方近くから庭仕事。車道沿いの生け垣の枝落としやら草むしり。昨日の天気予報では今日は午後ずっと雨降り。なのに、まるで降らない。今日の休日こそ雨宿り…雨隠りで読書三昧のはずだったのに! 2時間ほど、水路の溝さらいに、柘植の剪定。大きな鋏を両手で持ってチョキチョキ。頑張ったんだが、代わり映えしない。いっそのこと、根本から切り倒すか……

 作業後、今日は敢えて入浴。と言っても半身浴。クタクタでドップリ浸かるとバスから上がれなくなりそうだから。でも、半身浴でも気持ちいい!

 で、今日も夜半になって読書三昧(?)しようとしてる。さて……

 庭仕事すると、体重が(推定だが)2キロは減る。冷たいお茶などガブガブ。あっという間に元通りの体重に。 (07/09 23:23)

 

 イサク・ディネセンの『冬の物語』…書店で探したが、在庫なし。がっかり! そういえばリチャード・パワーズの本も在庫はいつも同じ本ばかり。 (07/10 02:07)

 

   昼行燈97「私はゴムに 私はコンクリートに

 

 

 ← 山本 光雄 編著『初期ギリシャ哲学者断片集』(岩波書店)  題名にあるように、ソクラテスは登場はするだけ。

 山本 光雄 編著『初期ギリシャ哲学者断片集』(岩波書店)を久々。学生時代古書店で発掘した。社会人になってからも一度は読んだので、これで通算三回目か。 古代の当時としては筋道だって書かれているのだろうが、吾輩には箴言めいて聞こえてしまう。

 それでも古代ギリシャには各々の考え方を徹底して追求する哲学者群像があった。日本は弥生時代に入りかけているところか。デモクリトス(原子論)にアナクシマンドロス(地球は楕円体で宙に浮いていると主張)にタレスに天才がぞろぞろ。

 この中には、アナクサゴラスのように「植物も生物であって、楽しみも苦しみもすると」証明してみせる人物も。感覚を大事にする哲学者だった。エンペドクレスも、「凡てのものが、つまり動物のみならず、植物も思考するものである」として、「凡てのものが思慮をもち、思考に与る」と。皮膚などの感覚を重視。

 そういえば、かのラフカディオ・ハーン(小泉八雲)もアイルランド系の人物だが、名前から分かるようにギリシャの血を受け継いでいる。そのせいか、虫を愛した作家であり、「ファーブルの昆虫の本を愛読し、美しい竹細工の虫籠に松虫や鈴虫、草ひばりなどを飼い、その声音に耳を傾けてい」た: 「虫の詩 かそけきものの声音を愛す The Poetry of Insects—Loving the Voices of Fleeting Lives - 企画展・イベント - 小泉八雲記念館 | Lafcadio Hearn Memorial Museum

 欧米の人は虫の鳴き声を騒音か雑音と感じるというが、少なくとも近代ギリシャには虫を愛でる文化があった。古代以来なのかな? (07/10 11:40)

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