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2024/07/24

そんなことすらわかっていなかった!

 ← 田村芳彦著『大陸の誕生 地球進化の謎を解くマグマ研究最前線』(ブルーバックス) 「地球の大陸は謎だらけ。そもそも地球にはなぜ大陸があるのか? そんなことすらわかっていなかった! 【海の惑星? いやいや、大陸の惑星】」

 田村芳彦著『大陸の誕生 地球進化の謎を解くマグマ研究最前線』(ブルーバックス)を24日未明に読了。専門家のみならず一般向けの本なのだが、時に難解な記述も。それでもここまで分かってきたのかという印象と、まだまだ定説に至らない謎も少なからずあると改めて知った。

 著者は、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)海域地震火山部門上席研究員(シニア)。「専門は火山学、岩石学で、おもにマグマの成因を研究している。研究船、無人探査機、有人潜水艇などを用いて海底火山の調査に従事してきた。」西之島の2013年11月以降の噴火の際は、現地に赴いた研究者らの一人でもある。「小笠原諸島に属する西之島の研究にもとづき、「新たな大陸は海から生まれる」と提唱した2019年の論文で、2023年日本地質学会Island Arc Awardを受賞」とか。

 本書の終章に「生命はどこで誕生したか?」なる章があって意外。岩石学、大陸の誕生と生命とどう結びつくのか。

「東京大学の地質学者・小宮剛のグループが2017年に報告した39・5億年前の地層に残る痕跡が…最古の生命の証拠」だとか。「最古の生命の痕跡が残る地層の年代は…最古の岩石…大陸地殻を構成したもの…の形成年代と非常に近かった」という。つまり、「大陸誕生直後に生命が誕生した可能性があ」るというのだ。

 また、微生物学者の鈴木志野が、サンフランシスコ北部のザ・シダーズの泉で2017年に常識外れの微生物を発見した。この微生物はゲノムが異常に小さかった。あらゆる生物が持つ重要な遺伝子の幾つかを持たなかった。

 さらに生息環境が常識外れだった。ザ・シダーズの泉は生物にとって過酷な極限環境だった。pH値が11~12という強アルカリ溶液。これでは呼吸でエネルギーをつくることができない。栄養となる物質もそこでは乏しい。では、このような環境で微生物がどうやって生きているのかはいまだ謎だらけだという。

……などなどこの終章が興味津々の記述に満ちていて、本書の本筋ではないのだろうが、この章を読めただけでも本書を手にした甲斐があったというもの。 (07/24 11:56)

 

 イサク・ディネセン作の『ピサへの道 七つのゴシック物語1』 (横山貞子 訳  白水Uブックス 海外小説 永遠の本棚)を一昨日から読み始めてる…のだが、今一つ乗れない。『アフリカの日々』が傑作で再読するほどだっただけに、さて、この先どうなることやら。余談だが、小説作品は新書版だと気分が乗らない。単行本かせめて文庫版が望ましい。 (07/24 09:26)

 

 アルフレッド・ウェゲナー著の『大陸と海洋の起源』 (ブルーバックス)…いま読んでる田村芳彦著の「大陸の誕生」にても言及されてる。いまや古典中の古典。我輩も遅ればせながら4年前に読んだっけ。 (07/23 21:47)

 こういう(当時としては)荒唐無稽な説を唱えるなんて、勇気が要っただろう。尊敬に値するけど、無謀だったかもしれない。凄いよね。 (07/23 21:59)

 日本では、かの寺田寅彦が大陸移動説に好意的だった。やはり、柔軟な常識に囚われない発想の出来る方だったんだ。 (07/23 22:07)

 

 このところ休日には欠かさず庭仕事してる。頭から足先まで完全武装。それでも僅かな隙を狙って蚊たちは襲来する。防御のため、昨年から防虫剤を胸ポケットに忍ばせている。効果の程は未知数だが、まあ虫除けの御守りかもしれない。これまでは効果があると気のせいか知らないが感じていた。ところが、昨日の草むしりでは、蚊たちに嫌というほど刺された。隙の多少ある顔近辺なら分かるが、腕や脚やお尻まで! 無論服で覆われている。だが、蚊たちは委細構わず刺してくるのだ。血に餓えている。草むしりしてる我輩は絶好の餌食なのだ。

 感染症のリスクや、刺されて痒くなるとかなければ、大量の血が吸われるわけじゃないし、刺されてもかまわないんだけど。そのうち、刺しても痒くならない…気付かないような進化を雌の蚊も遂げるのだろうか。 (07/24 01:59)

 

  ジェームズ・ブライドル著『WAYS OF BEING 人間以外の知性』(岩崎 晋也訳 早川書房)を読み始めた。「共同体意識と苦楽の感覚、センス・オブ・ワンダーを持ち、自然の美に畏敬するのは人間だけではない。」なる本。もしかしてようやく探し求めていた本(書き手)に出逢えたのか。今夜から早速。 (07/24 01:46)

 

  昼行燈105月に吠える」 (07/24 03:21)

 

  昼行燈104赤茶けた障子紙」 (07/24 02:59)

 今日(火)はホームセンターへ買い物に。剪定ハサミ各種。防草シートなど。防草シートは、ビニールや布製じゃなくゴムシート。ビニールは腐るとプラスチックゴミになるから敬遠。帰郷して十年は防草シートにしても試行錯誤の連続。失敗続き。 (07/23 21:51)
 夕方6時から庭仕事。本日入手のゴミシート張り。早速本日入手の剪定ハサミの出番…のはずだったが、玄関先の庭が草茫々。やむなく草むしりに没頭。庭木の枝葉落としにかまけている間に雑草生え放題。中腰やらへっぴり腰で一時間余り。足腰の鍛練になってるかな。 (07/23 21:55)
 今夜も寝落ち必至か。休日…雑用と庭仕事の日は、読書が遠い。 (07/23 21:56)

 翌朝、トイレの際、洗面所の窓から前日に草むしりした一角を眺め下ろしたが、頑張ったあとなのだけど、結果としてあれだけに過ぎないのかと、何だか侘しい気持ちに。ここは、自分の体作り、体力維持のための運動になったと自分に言い聞かせておく。(07/24 12:00) 

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