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2024/05/15

近隣で築70年の家は我が家だけに

 ← ク・ビョンモ 著『破果』(小山内園子 訳 岩波書店) 「韓国文学史上最高の「キラー小説」、ついに日本上陸! 60代女殺し屋、人生最後の死闘がはじまる。」

 ク・ビョンモ 作『破果』(小山内園子 訳 岩波書店)を12日読了。書店の小説コーナーでたまたま目にした。作者のことも、まして作品のことは全く知らなかった。パラパラ捲って読む値打ちありと直感。即入手。

「腐り、崩れ、扱いに困るものとなった命を前に、呆然と座り込んでしまった作家の感覚は、「老人」で「女性」で「殺し屋」という異色の主人公誕生へとつながった。」老いに戸惑う女殺し屋の哀れな末路の物語としても読めるが、男性社会でサバイバルせんとする女性の厳しい生き方の物語としても読めそう。アクションシーンの緊迫感はなかなか。読み応え十分。映画化も望まれる。傑作。 (2024/05/12)

 

 ← カルロ・ロヴェッリ 著『カルロ・ロヴェッリの 科学とは何か』(栗原 俊秀 訳 河出書房新社) 「地球が宙を浮いていることを最初に見抜き、初めて地図を描き、世界を始まりも終わりも無限だと想定した古代ギリシャの世界初の科学者アナクシマンドロス。科学的思考の本質をえぐり出す。」

 カルロ・ロヴェッリ 著『カルロ・ロヴェッリの 科学とは何か』(栗原 俊秀 訳 河出書房新社)を11日再読した。3年ぶり。科学論では上質。再読に値すると実感:

「地球が宙を浮いていることを最初に見抜き、初めて地図を描き、世界を始まりも終わりも無限だと想定した古代ギリシャの世界初の科学者アナクシマンドロス。科学的思考の本質をえぐり出す。」

 参考文献はタイトルだけだが、必ず一覧する。邦訳されてない文献、訳して欲しい。学生時代、ギリシャ哲学史の本だって少しは読んだ…けど、優れた物理学者によるデモクリトスやアナクシマンドロスらの理解は斬新で衝撃的だった。

 地球が宙に浮いていることを示す論及の見事さ!

 デモクリトスやアナクシマンドロスらの著作が残っていたら、哲学史も科学の歴史も全く違う様相を示しただろう。頑迷固陋なキリスト教の途轍もない障害が二千年に渡る暗黒の時代をヨーロッパに齎した。 (05/13 04:52)

 

 ← 裏庭から表の庭への小道。梅の実がいっぱい生ってた。 (05/14 22:34)

 本日(14日)は晴れ…休日。庭仕事日和だったけど、スーパーへの買い出しやら、洗濯2回、30日に一度の内科医院通いなどて日中は潰れた。30分だけ、車道沿いの生け垣で軽く剪定。車道にはみ出すほどに繁ったミニバラの茎などをカット暫し。それにしても雑草の伸びが凄まじい! (05/14 22:33)

 明日というべきか、既に今日だが、姉が来る。相続の件で。耐震診断報告書を改めて。かなりの補強が必要と再認識。家を改築や建て替える資金などないし、やはり更地にして土地を売却、姉と分割して相続なのか。我が家が消滅するか。 (05/16 02:57)

 

 ← 裏庭に続く皐月の小道。そろそろ咲いて欲しい。皐月ロードを観たい。 上掲の小道を逆方向(表の庭から裏のほうへ)から。 (05/13 15:45)

 自宅で再読し始めたカルロ・ロヴェッリ著『世界は「関係」でできている: 美しくも過激な量子論』(NHK出版)は、面白いし活字も大きめなので、一旦は自宅で読み出したのだが、仕事の車中の待機中に続きを読み出した。仕事へ行くモチベーションになる。 

 代わって自宅では、超大作パトリック・シャモワゾー著『カリブ海偽典 (最期の身ぶりによる聖書的物語)』(塚本昌典則訳 紀伊國屋書店)を読み出した。よって、自宅では本書と再読となる高橋厳著『ヨーロッパの闇と光』(イザラ書房)とを交互に。(05/16 02:50)

 

 ← 嘗ては我が家の田圃で、人の手に渡って久しく野原になっていた土地。着々宅地造成進んでる。近隣で築70年の家は我が家だけ。藪っぽい庭木に囲まれてひっそり佇んでる。 (05/14 22:38)

南九州にも階層的な社会が…県内最古級の古墳か 直径20mの溝に囲まれた遺構が出土 鹿屋・名主原遺跡 | 鹿児島のニュース | 南日本新聞 | 373news.com」:

「弥生後期から古墳時代前期の集落跡が見つかっている鹿児島県鹿屋市の名主原(みょうずばる)遺跡で、直径約20メートルの溝に囲まれた墓とみられる遺構が見つかった。県内の古墳に詳しい鹿児島大学総合研究博物館の橋本達也教授(考古学)は規模や形状から前方後円墳や円墳など畿内から広がった古墳と判断しており「県内最古級の可能性がある」と指摘している。」 (05/14 22:10)

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