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2024/04/19

吾輩の認識不足が数々判明

 ← 前川淳著『空想の補助線 幾何学、折り紙、ときどき宇宙』(みすず書房) 「話題は、紙飛行機やパスタの形の機微、巨大望遠鏡、数学の難題の折り紙による解法、「無限」の御幣、などなど幅広い。どの一篇にも先達たちの考究への慎ましやかな眼差しがあり、温かいユーモアが漂う。世界と幾何学の味わい深い関係をやわらかな補助線で浮かびあがらせる逸品ばかりだ。」

 前川淳著『空想の補助線 幾何学、折り紙、ときどき宇宙』(みすず書房)を17日(水)に読了。こうしたテーマの本は大好き。題名もいい。本書を巡って幾つかメモって来た。中学生の頃、幾何学が好きになったのは、〈補助線〉の発見に魅せられたから。1本の線が縺れた絡みをあれよあれよと解してくれる快感。以来、数学好きになって幾何学を中心に数学の一般書(吉田洋一『零の発見』など)を読むようになったのだ。

 著者によると、「そのような図形や数好きとして、そして、美術・文芸好きのつぶやきとして、さらには、歴史上最も古い数理科学の末裔である天文学の一端にたずさわってきたエンジニアとして、頭の中に浮かんだあれこれを書き留めたものである。」 (04/17 15:56)

 

 ← やはり外出から帰宅しての庭の見回りで気付いたのだが、謎の植物が今春も健気に、庭のあちこちに。 (04/18 18:32) (頂いたコメントに)シロダモなんですね。以前にも教えられたような。Googleカメラ検索! (04/18 23:17)新葉は垂れて白く見える」とか。 (04/19 02:56)

 長沼 毅著『死なないやつら』(ブルーバックス|講談社BOOK倶楽部)を読み始めた。2013年刊の本なのに、新刊と並べて平積みされててつい手が出た。こういったテーマの本は大好物なので、とっくにつまみ食いしているやもと心配するも、幸い買ってない(読んでない)。下記するやはり19日から手にし始めたレベッカ・ソルニット著『ウォークス 歩くことの精神史』(左右社)と交互に読んでいく。 (04/19 03:11)

 

 ← 梅原猛著『古代幻視』(文春文庫) 「縄文文化、柿本人麿、清少納言、さらに奇怪な想像力の世界・今昔物語へ……、古代研究のエッセンスを総動員して、新しい領域に足を踏み入れる、梅原日本学の新展開!」

 梅原猛著『古代幻視』(文春文庫)を18日(木)読了。再読。

 若い頃…三十路の頃、梅原猛の諸著を読み漁った。「隠された十字架―法隆寺論」 (新潮文庫)や「水底の歌―柿本人麿」などなど。彼の論にロマンを感じてたか。本書も教えられたこと多々。学べなかったけどね。絵巻物の深さ見事さ。清少納言「枕草子」の権力者藤原道長の世にあってのギリギリの表現。今昔物語の面白さ…何故芥川龍之介が今昔物語に惹かれたのか。

 今昔物語論は読んだが、肝心の「今昔物語」は読んでない。但し、「平家物語」は原文で読んだ(変な現代語訳に辟易し原文に向かった)。やがて「平家物語」を視野に入れたのは、明らかに梅原猛の書の影響だろう。 (04/18 23:34)

 

 ← 久々親戚の家へ。すると庭先に満天星が。我が家にも咲いてるはず。車道沿いの生け垣を観てみたら、やっぱり! 庭には、この白く可愛い提灯か釣り鐘の形の花の植物が三種春に咲く。満天星、馬酔木そして鈴蘭。但し鈴蘭は蔵の脇の花壇にようやく芽吹き始めたばかり。開花は暫し待たれよ! (04/18 18:42) 親せき宅ではお喋り満開!

 我が家の庭や畑の向こう側に広がる、嘗ては我が家の田圃だった一帯が宅地造成され出している。18日午前、その業者の方たちとお話し。主に我が庭(畑)などの敷地と宅地のとの間の水路について。吾輩の全くの認識不足だったが、水路は国有財産なのだとか(今は市の管理下)。吾輩は我が家の敷地だと勝手に思い込んでいた。国有地だし、市の管理下にあるし、水路の草臥れ果てたコンクリート水路の再工事はあり得ない。

 もう一つ、勘違いは、水路へは基本的に雨水しか流れない。洗濯や台所からの生活排水は流れない。我が家からは、たまたま台所から下水に流れるパイプが破損してて、台所排水が水路へ流れていたのだ。急遽、台所の排水パイプの補修工事が必要と分かった。 (04/19 03:20)

 

 ← 外出から帰宅して庭を観て回ったら、おやこんなところにムラサキツユクサが。今春も忘れずに。1ヶ月は楽しませてくれる。 (04/18 18:34)

 レベッカ・ソルニット著『ウォークス 歩くことの精神史』(左右社)を読み始めた。ソルニットの本は、「私のいない部屋」以来。彼女の著書だし、テーマもいい。

 若い頃の自分は歩く人だった。学生時代、大学のキャンパスから下宿(やがてアパート)へ敢えて歩いて。片道一時間半。サラリーマン時代も行きか帰りのどちらかは歩き。一時間以上。但し孤独な散歩者思索者として歩くのではなく、ひたすら世間から目を背けて…心は閉ざされていた…頑なだった。

 高校二年だったかの頃に読んだ入門的な西哲史で、古代ギリシャの哲人たちが逍遙学派またはペリパトス派と呼ばれていたことに惹かれた。単細胞の我輩はどうやらそこに魅せられて大学は西洋哲学科を選んだ…。 (04/19 00:51)

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