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2024/03/25

え~え、どうせ私はボケですよ

 ← え~え、どうせ私はボケですよ。梅でなくてわる~ござんしたよ! (03/24 17:10)

 ゾンカ著の「地衣類…」にて、久々リゾーム(根茎)なる概念に遭遇。40年以上前に流行ったかな。 (03/24 14:45)

 ← ヴァンサン・ゾンカ著『地衣類、ミニマルな抵抗』(宮林寛訳 まえがき:大村嘉人 序文:エマヌエーレ・コッチャ みすず書房) 原題:「LICHENS Pour une résistance minimale」 「本書は、地衣類を通じて、時や空間を超えて異なる世界あるいは文化を繋げようとしている。扉の先には、地衣類が紡ぎ出す様々な世界が広がっている。さあ、異国への旅が始まる。」(大村嘉人)

 ヴァンサン・ゾンカ著『地衣類、ミニマルな抵抗』(宮林寛訳 みすず書房)を24日(日)に読了。一週間、本書で楽しませてもらった。

 地衣類はそれ自体で豊かなうえ、土壌を安定させ、先駆的な生態系を確保するために、微小生育地を整えるために必須の生物多様性をもたらす……食物連鎖を底辺から支える微小脊椎動物に、その生態的地位を保障する……。光合成藻類を含む地衣類は、生命が誕生した約四億四千五百万年前の時代に、蘚苔類も勘定に入れれば、地球上の酸素のうち実に三〇%近くを産出していた……。

 まあそんな地衣類についての学術的な案内書に留まる本ではない。文学や歴史、思想、音楽、アートと人文学的視野は広い。ルソーにソローにモンテーニュにバシュラールにユゴーにガスカールにビュトールにラスキンにジョン・ケージに…。33歳の有能な書き手がそのセンスのありったけで人文的土壌から栄養を拾いまくってくれている。訳者の目からすると瑕疵が目についてならないというが、ペダンティストでさえなりきれなかった吾輩には、存分に楽しめた本だった。

 個人的には、過去それなりに美術館通いしてきた吾輩の視野に入らなかった少なからぬ先鋭的なアーティストを知ることができただけでも嬉しかった。 (03/25 02:47)

 ← 表の庭の水仙…ついに満開。ただ…庭の入り口からは奥まった場tk所にあり、通行人の目には入らない。 (03/24 17:11)

 エドゥアルド・コーン著『森は考える――人間的なるものを超えた人類学』が再三ゾンカ著の「地衣類…」にて言及されてる。読めということなのか。 (03/24 15:15)

 

 ← 畑の隅っこの水仙叢は表の水仙叢に先駆け、いち早く満開。 (03/24 17:13)

 アナ・チン著『マツタケ――不確定な時代を生きる術』(みすず書房)…2ヶ月ほど前に読んだばかりの本書が、いま読んでるゾンカ著の「地衣類…」にて言及されてる。どちらも良書。お薦めできる。 (03/24 17:20)

 

 ← ロウソクゴケ

「ロウソクゴケのように平らな体を広げ着生している地衣類を葉状地衣類と呼びます。名前は中世のヨーロッパで黄色いろうそくをつくるときに、本種の色素を用いたことに由来するそうです。」「すすき野原の近くの大きなカエデの幹に、ロウソクゴケが見られます。菌類と藻類の共生体である地衣類の仲間で、鮮やかな黄色をしています。都市部でも日当たりの良い樹幹で見られることがあります。」 (画像及び情報は、「ロウソクゴケ | フィールド日記 | 不二聖心女子学院 中学校・高等学校」より) (03/24 17:44)

 

 ← 我が家の棕櫚の惨状。我輩のせいなのね。 (03/24 17:06)

 村山修一著『本地垂迹』 (ちくま学芸文庫)…半世紀前の本。今や古典である本書。今日から読む。少しは日本のこと(本地垂迹や神仏習合)も学んでおかないと。

「日本古来の神と大陸伝来の仏、両方の信仰を融合する神仏習合理論。前近代の宗教史的中核にして日本文化の基盤をなす世界観を読む。」 (03/24 22:34)

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