知の最高峰での鍔迫り合い
佐野 貴司/矢部 淳/齋藤 めぐみ著の『日本の気候変動5000万年史 四季のある気候はいかにして誕生したのか』 (ブルーバックス)を読み出して四日目。十日ほど前に読了の保坂 直紀著『地球規模の気象学 大気の大循環から理解する新…』(ブルーバックス)に引き続いて気象気候もの。この話題は誰にもマストのテーマだろう。
月曜日夜から読み出したリチャード・パワーズ著の『黄金虫変奏曲』(みすず書房)もそろそろ一週間。ようやく、というかまだ四分の一にも至らない。日に30頁ほどずつ。
DNA構造の発見など遺伝子研究草創期のドラマ。有能な若き科学者らが遺伝の秘密を巡って先駆けを競った。誰かが栄冠を得て、その周辺の多数は無言の海に沈んでいった。若き研究者たちだから恋や愛を賭けての戦いもあったはず。それをバッハの変奏曲に重ねて描いていく。やや頭脳明晰自信過剰者らのプライドが鼻につくが、それも仕方がない。なんたって知の最高峰での鍔迫り合いなのだからね。 (02/25 13:38)
← 雨の中の買い物帰り、庭を観て回ったら、水仙だろうか、落ち葉の山からニョキニョキと。今春も庭や畑のあちこちで黄色い花たちの乱舞かな。 (02/21 14:15)
← 「檜町公園」
父の蔵書である山本 博文著の『江戸お留守居役の日記』 (講談社学術文庫)を読み出して四日目。30年前の本。仕事がやや忙しいため、なかなか読み進まない。正直あまり期待せずに手にしたのだが、案外と面白い。留守居役の大変さを感じる。その有能具合が藩の命運を左右する。
本書を読んでたら、「檜町公園」なる懐かしい名が。
話の対象(主人公)は萩藩の人:「東京ミッドタウンの東に位置する港区立檜町公園 その昔、檜が多いことから「檜屋敷」と異名をとった萩藩・毛利家の麻布下屋敷の庭園跡です。その広大な庭は「清水亭」と呼ばれ、江戸の町並みを一望できる名園として名を馳せました。そんな名園の緑は、公園となったいまも、昔と変わらぬ「日本の美」を彩っています。」
近く(牛込柳町)はうろついたけど、この公園がその近くにあることは知らなかった。 (02/25 01:41)
← 裏庭の片隅にひっそり梅の花が…。表の梅の花はとっくに枯れ散ってる。 (02/23 12:32)
リチャード・パワーズ著の『黄金虫変奏曲』(みすず書房)を「黄金虫変奏曲」楽しく読んでる。と言いつつまだ6分の1。ところで、「黄金虫」の読み方だが、半世紀以上を生きて、いまだに「コガネムシ」か「オウゴンチュウ」か、自分の中で決着が付いてない。今さら確かめるのも遅すぎる感が濃い。どちらかが正しいのか、それぞれは別儀なのか。
内緒だが、本書を買って自宅に持ち帰って、こっそり読み方を確かめようとした。別にその為に買ったわけじゃない! 確認に五千円以上を掛けるのはバカだ。書店で本書を子細に観察すれば済む話。
が、老眼鏡なる武器を駆使しても書店では分からなかった。というか、出版社の名や住所などの詳細が表記されている頁を観ても平仮名が見つからなかった…書店でも帰宅して再確認しても。こんな大事なこと、題名に振り仮名が表記してないなんて、なんて怠慢だ!
が、今日、読み始めて5日目のたった今、ちょっと息抜きに本書をパラパラして裏を覗いたら、ちゃんと表記してある。乱丁落丁本はお取り替えします、の上に「おうごんちゅうへんそうきょく」と! 「変奏曲」くらいは我輩にも読めるぞバカにするな!と叫びそうになったが堪えた。
兎に角、本書の題名に関しては堂々天下晴れて正しく読めるようになった!ま、そんな機会は訪れないだろう。それに、「オウゴンチュウ」と「コガネムシ」のそれぞれの異同その他はまだ未解明のままなのは遺憾だ。そのうち調べてみたい。
参照:「コガネムシの名は「コガネムシ」 (2012.番外編2) 理化学研究所 発生・再生科学総合研究センター 形態進化研究グループ 倉谷滋」 (02/23 15:58)
← 昨夜の雪…霙にはちょっと驚いたが、うっすら雪化粧に妙に懐かしさ。あまりに降雪の少ない今冬。大丈夫かな、今夏。また、夏場に庭木が嗄れる… (02/24 17:43)
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