草臥れて脚立の陰のホトトギス
← 稲垣史生著『DEEP LIFE 海底下生命圏 生命存在の限界はどこにあるのか』(ブルーバックス) 「これまで生命が存在しないと思われていた「海底地下の世界」。しかし、そこには地上を超える豊かな「生命圏」が広がっていた!」
今日の朝方は朝日がトイレの窓にも差し込んでいた。が、雲行きが怪しい。風も強め。未明に干した洗濯物が九時前には乾いていた。その空も案の定昼前には曇天に。いよいよ風も強まり、自転車で買い物に行った際に被るハットも飛ばされそう。ペダルを漕ぐ足も重い。
帰宅して改めて庭を眺めてみた。昨日、あれだけ頑張ったのに、外見に変わりなし。脚立の位置が奥まったところにあって、先始めたホトトギス共々昨日の悪戦苦闘を静かに物語っている。 (10/20 12:08)
稲垣史生著の『DEEP LIFE 海底下生命圏 生命存在の限界はどこにあるのか』(ブルーバックス)を19日(木)読了。
「これまで生命が存在しないと思われていた「海底地下の世界」。しかし、そこには地上を超える豊かな「生命圏」が広がっていた!」というもので、宇宙や生命と並び吾輩の関心の一番の焦点。
海に惹かれる。海底となればなおのこと。本書は深い海の底を掘削して未知の生物圏を探求案内してくれる。宇宙に生命の誕生を探るロマンも好きだが、直下の岩盤やマントルに生命の想像を超える世界を探るのもロマンあるよね。
「著者は、大学院生時代に出逢った科学誌「science」に掲載された「海底下地質サンプルからの微生物発見」の論文に衝撃を受け、その後、さまざまな科学掘削調査に参加、さらに海洋研究開発機構(JAMSTEC)が運用する地球深部探査船「ちきゅう」の調査航海を指揮しながら、極限環境に生きる微生物の調査を行っている研究者です。 海底地下の世界から「生命とは何か」という根源的な問いをもとに、「地球-生命システム」という大きな展望へと広がっていく、サイエンスのフロティアを紹介」
本書のカバーの色合いデザインが好き。 (10/19 23:14)
ガス給湯器(瞬間湯沸かし器)の不具合 たった今 直った。……というか、湯沸し器の前に付いてる元栓がオフになってた。火力を弄った際に、元栓を切った(押した)らしい。ガス会社の係員がチョンと押したら、あ~ら不思議ちゃんと点火し蛇口からお湯が。1年ぶりにお湯で洗い物ができる。昨冬は辛かったのだ。 (10/19 14:32)
(頂いたコメントに)ありがとうございます。あの冬の冷たい洗い物の苦痛は何だったのか。自分の愚かしさに今更ながら笑っちゃいます。 (10/19 22:09)
五来 重著『高野聖』 (角川ソフィア文庫)を今日から。 泉鏡花のそれじゃなく(2度は読んだけど)、五来重の名著というか古典の域となった「高野聖」。読み方は同じ「こうやひじり」。我輩の学生時代には出てた。今にしてようやく。
比叡山には行ったけど高野山はまだ。 (10/19 22:25)
← ブルーノ・ロッシ著『物理学者ブルーノ・ロッシ自伝―X線天文学のパイオニア』 ( 小田 稔訳 中公新書) 「イタリアに生れ、フェルミと共に新興物理学のリーダー役を果たした著者は、若くして自然の秘密を実験で明かすことにあこがれ、宇宙線、高エネルギー物理学、地球周辺プラズマ空間、X線天文学のパイオニアとして活躍してきた。戦時中は亡命先の米国で原爆製造にかかわる。(中略)実験家の真髄が語られる。付録で夫人が綴る著者の素顔は、本文に彩りを添える。」
ブルーノ・ロッシ著の『物理学者ブルーノ・ロッシ自伝―X線天文学のパイオニア』 ( 小田 稔訳 中公新書)を18日、車中での待機中に読了。再読。何年ぶりだろう。実験物理学は、地味? でもその功績は大。ノーベル賞を取り損ねた(?)秘話が面白い。夫人からのひとことが巻末に。長い!
内容案内: 「イタリアに生れ、フェルミと共に新興物理学のリーダー役を果たした著者は、若くして自然の秘密を実験で明かすことにあこがれ、宇宙線、高エネルギー物理学、地球周辺プラズマ空間、X線天文学のパイオニアとして活躍してきた。戦時中は亡命先の米国で原爆製造にかかわる。「実験によって自然が想像を絶する姿をかいま見せるとき最も興奮する」という実験家の真髄が語られる。付録で夫人が綴る著者の素顔は、本文に彩りを添える。」 (10/18 21:32)
今日もせっせと庭仕事。表の庭の樹木の剪定……というより枝葉の伐採作業。冬に向けて葉っぱが庭の外に散らないように。まだまだやらないといけない。埒があかないし、近々チェーンソーの出番かな。
この十数年で、作業中の我輩に挨拶してくれた近所の方は皆無。数年前に女子小学生、今日は男子小学生が通りすがりに「こんにちは~」と。学校で挨拶しましょうと云われてるのかな。
それが今日は初めて近所の奥さんが「こんにちは~」と。キャッ嬉しい!
せっせと下草を伐採…すると最後の方で気が付いた。ある草…じゃなく立派な植物で淡い紫色の花が咲きかけていた! やばい。惜しいことをした。萩の花に似た秋の花群が出現したはずなのに… (10/19 18:38) (← 切ってしまったのは、ホトトギスだった!)
← ナツツバキは古くから寺院などの庭に「シャラノキ(沙羅樹)」と称して植えられてたとか。高野山に合う樹か。いま読んでる五来重の「高野聖」から(画像は、「Wikipedia」より)。 (10/19 23:03)
柳田國男の『定本柳田國男集 27』所収の「俗聖沿革史」を読みたい。いま読んでる五来重の「高野聖」にて参照されてた。五来が高野聖研究を、「日本仏教をになってきた庶民宗教家全体の研究にかかわる重大な道」として自覚せしめた論考らしい。 (10/20 00:50)
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