『愛と哀しみの果て』の原作と今になって知った
← イサク・ディネセン 著『アフリカの日々』(横山貞子 訳 河出文庫) 「北欧の高貴な魂によって綴られる、大地と動物と男と女の豊かな交歓。20世紀エッセイ文学の金字塔。」
自転車を転がして久々書店へ。予約していた本の引き取りを兼ねて。一週間以十冊ほど予約していた。それがスマホではずっと集荷中とある。が、そのあとに予約していた本は届いてますと。不審をただす意味もあった。
店頭で驚いた。後から予約分があるのは当然として、その前の十冊ほども全部揃っている! だったら何故スマホに表示されない? おかげで持参したお金が足りなくなった。書店へ行った以上は、店内を物色してあるいて見つける本もある。というか、目新しい本を見つけるってことが書店で本を選ぶ楽しみ。
でも、予算オーバー。財布の中も小銭入れの中のカネも搔き集めても足りず、何冊かはなくなく店頭(レジ)に置き去りに。
パソコンへのデータの表示が遅れてますって、それは吾輩の責任じゃないだろう。それに、揃ったんだったら、前回だったら店から連絡してくれたよ。レジ裏に置き去りのまま?
それはともかく、このところ、父の蔵書や拾った本や、再読で凌いできたが、ようやく手ごわそうな書籍が脇に並んだ。
齢を重ねて今更新たに本を買ってどうするという感は強い。老眼だしカネはないし。それでも、誰にも相手にされない吾輩は、庭仕事などの家事をこなし、あとは体を労わりつつ読書するしかない。 (09/19 19:15)
帰り道、いつものように県民会館に寄る。そこには各種美術展やコンサートなどの広告チラシが目白押し。主に展覧会チラシを集めた。(09/19 19:38)
下記する藤井 一至著の『土 地球最後のナゾ 100億人を養う土壌を求めて』だが、「しんしょく」は、「浸食」と書くのは間違いで、正しくは「侵食」だと断定していた。
広辞苑を見ると 6版の 【侵食・侵蝕】①漸次におかし、そこなうこと。②浸食に同じ。 【浸食・浸蝕】〔地〕流水・氷河・波浪・風などが地表面を掘り削る作用。
「2018年改訂の7版(広辞苑)」では、【侵食・侵蝕】①漸次におかし、そこなうこと。②〔地〕流水・氷河・波浪・風などが地表面を掘り削る作用。 【浸食・浸蝕】侵食2に同じ。
いろんなサイトを覗くと、傾向としては、学術的には、雨などでの土壌の「しんしょく」は、「侵食」という表記に統一されている、ようだ。 (09/19 17:25)
何時かしら、「侵食」という表記に統一する決定が為されたのだろうか。
個人的には、「浸食」を使いたくなる。「さんずい」は、水部に属する部首だし、土壌などの「しんしょく」は、水に限らないだろうが、習性なのかな。 (09/19 19:10)
古井 由吉作『雪の下の蟹・男たちの円居』 (講談社文芸文庫)を読みだしている。ちょっと驚いたのは、「雪の下の蟹」は、北陸の38豪雪に絡む作品。当時、古井は金沢に暮らしてた。平野部で3メートルの積雪。豪雪災害。 (09/18 00:44)
どうやら豪雪も終焉近い頃の光景。これが豪雪の真っ最中だったら凄まじい作品になったろう。
豪雪で困るのは、屋根の雪下ろし(雪の捨て場がなくなってしまう)もだが、人間の排泄物の処理(捨て場)にも困るってこと。吾輩は十歳の頃、サンパチ豪雪を経験した。といっても、苦労したのは父母だろう。肥溜めはともかく、自宅のポットントイレの排泄物はどうしていたんだろう。まあ、結構、穴というか空間は広かったから、数か月分は溜められたってことなのだろうか。
なんといっても、三メートルの雪。降り続く雪。屋根の雪下ろしもやがては下界の除雪された雪が山になっていて下ろしようがなくなっていたはず。つくづく親はどう切り抜けたのか、後日談を詳しく尋ねておけばよかったと今更ながら後悔してる。 (09/19 19:26)
藤井 一至著の『土 地球最後のナゾ 100億人を養う土壌を求めて』 (光文社新書)を数年振りに再読する。屋敷林モドキの庭があるので、(好きではないが)草むしりなどで土に面する。今は我が町も道路も舗装され、近隣の家は皆 敷地さえもコンクリート。近所で土の庭の家は少ない。雑草の脅威。一時期は草むしりで一生が費やされるのではと暗澹たる思いに。
数年前に畑の殆どを防草シートを張った。敷地も通路は防草シート。植木など生け垣の下は雑草生え放題。そこには伐採した枝葉の葉っぱを堆肥代わりに敷き詰める。お陰で草むしりの面積は半減。
結果として土が見えなくなった。これはこれで淋しい。土、泥、砂利、岩、苔… (09/18 13:45)
イサク・ディネセン『アフリカの日々』 (河出文庫)を読了。通算で三度目。改めて感想は書かない。読むたび深まる感銘。いつか4回目はあるだろうか…
今回 気付いたことは、書いたことの豊かな世界もだが、書かれていない世界が更に深いってこと。書かないと決めたことは毅然として沈黙を守る、その潔さ強さは何処から来る? (09/17 14:09)
(頂いたコメントに)1985年公開の『愛と哀しみの果て』(監督はシドニー・ポラック。主演はメリル・ストリープ、ロバート・レッドフォード)が、1937年に出版されたアイザック・ディネーセン『アフリカの日々』が原作だったとは、恥ずかしながら初めて知りました。この作品をどう脚色して映画化したのか、想像も付きません。吾輩こそ、映画を観ないといけないですね。 (09/19 18:52)
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