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2023/08/12

炎天下、古賀 茂明 氏の講演へ

  ← モーム 著『お菓子とビール』(行方 昭夫 訳 岩波文庫) 「人間の,人生の裏表をユーモラスに見つめる,自伝的要素の強い円熟期の代表作.『人間の絆』『月と六ペンス』と並ぶ,三大傑作の一.」

 モーム 作の『お菓子とビール』を11日夜半に読了。面白かったし、読みやすかったので、体力気力があれば一気読みも可能だったろう。「『人間の絆』『月と六ペンス』と並ぶ,三大傑作の一つ」らしいが、吾輩は読書メーターで初めて知った。モームファンとしては恥ずかしいか。

 内容案内の説明が的確:「円熟期の代表作.最近亡くなった有名作家の伝記執筆を託された三文文士の友人から,作家の無名時代の情報提供を依頼された語り手の頭に蘇る,作家とその最初の妻と過ごした日々の楽しい思い出…….人間の,人生の裏表をユーモラスに見つめる,一種の文壇小説」

 吾輩としては三度は読んだ『人間の絆』や『月と六ペンス』の切迫感が好みだが、『お菓子とビール』の円熟味が新鮮だった。こういう作風もあることに今更ながらの驚き。医者として、諜報員としての経験や人間観察も生きてるが、モームが唯一愛した女性が巧みに描き込まれていて、忘れられない読書体験となった。

 

2023.8.11市民公開講演会「原発固執で滅びる日本」 ~電力不足も料金高騰も産業壊滅も全て原発が原因だった~」へ。 「講 師  古賀 茂明 氏 主 催  核兵器廃絶をめざす富山医師・医学者の会」

 午後二時から。自転車を転がして。鍔広のヘルメットハットにサングラスで。昼間は寝ている時間帯なのだが、敢えて起きて行った。ホテルの会場に60人以上、リモートでもそれくらい。二時間近くの講演をしっかり。

 主催が「核兵器廃絶をめざす富山医師・医学者の会」とあって、精々お医者さんに治療される立場の吾輩としては、参加を少々躊躇ったり。結局は有休を取って参加。

 講師の古賀氏の著書『分断と凋落の日本』(講談社BOOK倶楽部)も購入(著者のサイン入り)。活動を応援する意味もある。

 驚いたことは多々あるが、多くの原発の建物の耐震性は(住友や三井の住宅建築の際に課してる)一般家庭よりないってこと。原子炉だけは頑丈だが、燃料プールなど貧弱。 (08/11 18:25)

 

 ← 我が家の庭で目立つのは百合の花たち。何を好き好んでこんな猛暑に咲くのか。近所でも雑草の中にこの花がヒョッコリ顔を見せてる。生命力繁殖力の為せる業か。真夜中になっても生け垣越の街灯の僅かな明りを浴びてか、それとも昼間の日射の余韻をジンワリ吐き出すように白く淡く輝いている。(08/11 22:02)

 今年の猛暑は異常だ、といいつつこれがいつか嘗ては人が外を歩けることもありました、となってしまたり。宿題や勉強は涼しい午前中にって嘗ては言われた。今更そんなことは誰も言わない。(エアコンが効いて)涼しい家は終日 涼しいし、農家風な我が家のように丑三つ時になってもサウナ状態で、涼しい時間帯など夢のまた夢だったりする。

 35度を下回ったらホッとするなんて!

 これでも春先から未だ開花の徴候のない先月上旬(中旬か)まで、せっせと草(百合)を引っこ抜いたり手折ったりしたものだ。 (08/11 22:21)

 

  ← 干上がってる庭。今夏は(も)蚊が今のところ家の中では一匹も見てない……ブーンという音を聞いてない。あのアース製薬でも少ないという声が寄せられているとか。科学者の報告の欲しいところだ。庭仕事すると、さすがに藪の中から出てくるが、執拗に追ってくることもない。雌の蚊は血に餓えてるはず。だから一旦は飛び立つが、羽を身体を動かせば日射の暑さと相俟って熱中症になりがち? 蚊は気温30度が活発な活動の限界? 家の中さえ30度越えでは、蚊もたまったもんじゃないだろう。蜘蛛やミミズも熱波に参ってそう。植物だって暑すぎちゃ参るだろう……? (08/12 01:24)

 今日金曜日(祭日)の読書は、有休を取ったとはいえ、講演会へ出掛けたこともあり、少な目。上記したように、モーム 作の『お菓子とビール』を読了し、アンヌ・ブッシイ著の『神と人のはざまに生きる: 近代都市の女性巫者』を牛歩で読み進める。あとは、冊子「未来」にてこずってる。

 

 ← 毎年夏の浅草サンバカーニバル……今夏は縮小開催されるとか。朗報か。東京在住時代、我輩は某サンバチームのメンバーだった。浅草サンバカーニバルにも、スタッフとしてコースにも出てた。帰郷の際、メンバーは辞めサンバとは縁が切れた。淋しい。また観たい! 「私的第29回浅草サンバカーニバル(前篇)(08/12 01:37)

『季刊 未来』2023年夏号』(未来社)を通読中。なれど、手強い論攷の数々。苦戦中! (08/12 02:03)

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