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2023/08/27

あの豪雨も今日は夢の中

 ← マルグリット・デュラス 著『愛人 ラマン』(清水 徹 訳 河出文庫) 「あの青年と出会ったのは、靄にけむる暑い光のなか、メコン河の渡し船の上だった。死ぬほどの欲情と悦楽の物語が、その時からはじまった。旋風をまき起こした大ベストセラー。」

 昨夜は雨。久しぶりの豪雨の時も。夕方でも32度だったりするのが、一時は猛烈な雨で気温が一瞬だが23度を記録したり。吾輩も折あしくその時に仕事で車から暫時降りることがあったが、ほんの十秒ほどで全身ずぶ濡れになった。しかも、そのまま仕事続行。

 それももう昨夜のこと。今日はもう熱中症アラート発令の富山である。 (08/27 14:27)

 マルグリット・デュラス 作の『愛人 ラマン』(清水 徹 訳 河出文庫)を24日(木)に読了。題名からして以前から気になっていたが、たまたま読書メーターで感想を目にし、即入手。つい先日、石島 亜由美著の『妾と愛人のフェミニズム: 近・現代の一夫一婦の裏面史』を読み終えていたことも後押しになったか。映画の原作でもあったとか。

 デュラス作品は、『モデラート・カンタービレ』を読んだことがあったような気がするが、印象に薄い。

 関わった人物らが登場するということで、赤裸々に語りつつも、決して美化じゃなく、死ぬほどの欲情と悦楽の世界が物語として描かれる。ドキュメントではないが、相当程度に事実に忠実に…。

 作家として表現するという営為の赤裸々さと現実に進行する他人には淫靡にも醜聞的に隠蔽される事実。そこには巨大な齟齬がある。決して短いという時間を経ての眩しいほどの背徳的な過去への架橋は、単に思い出を復元することでは成らない。

 目を瞑ればそこに生々しくある<過去の現実>は、自分でさえも触れえない禁忌のバリアーで隔絶されている。レトリックを駆使し、そのことで傷口に分厚い蠟が積み重なっていくという皮肉。

 それでも作家は、消え去り潰え去った眩い何かをこの手に言語表現という矛盾の極である言葉で掴み取ろうとするのだろう。 (08/27 14:20)

 

 ← 書斎……締め切ったドア越しに雨音。しっかり降ってる。訳もなく窓外の雨の光景を撮りたくなった。雨の庭なんて久しぶりだもん。(08/23 14:28) どれくらい降り続くんだろう。雷鳴も遠くなった。焼け石……干上がった庭に糠喜びの雨に終わるのか、降りだして20分にもならないのに、雨の音は弱々しい。せめて一時間は降ってほしいな。 (08/23 14:32) 一時間持たなかった…… (08/23 17:32)

 富山……平野部は今日も35度ほど。熱中症アラート今日も。フェーン現象。が、2時前から外は(家の中も)暑いが、俄に掻き曇り雷鳴頻発。暗い。これは、平野部も雨かと思ってたら、案の定 降ってきた。俄か雨でもいい気休めでもいい降ってくれるなら。庭木や土が潤えばいいな。 (08/23 14:10)

 

 パソコンを買い替えたはいいが、自分のブログ(更新編集画面)にログインできない:「無精庵徒然草

 無論、サイトを覗くことは(誰でも)できるが、IDやパスワード忘れた。19年 続けてるブログなのに! (08/23 16:14)

 

  NHKラジオ深夜便で:「骨や筋肉などが衰えて立ったり歩いたりする力が低下するロコモティブシンドローム、通称ロコモ。がん患者のロコモを防ぎ、QOLを維持・向上させるための対策について聞く。出演:五木田茶舞さん(埼玉県立がんセンター 整形外科科長)」

 抗ガン剤だからって、絶対安静ってわけじゃなく、医師の判断の下、時に汗を滲ませるほど運動したほうが、免疫力も高まり、予後が良くなる……というデータが積み重なっている。 (08/24 00:51)

 

インド無人探査機が月面着陸成功 月の南極付近への着陸 世界初 | NHK」 (08/24 01:06)

 日本はどんどん追い越されていく。昔、某政治家が唱えた、小さくてもキラリと輝く日本って像が望ましいのではないか。それさえ難しくなってきているが。 (08/24 14:56)

 

 スーパーへ自転車で買い物に。不意に細かな雨滴。雨? いやその前に帽子(ヘルメット)を忘れてる。外出すると何か忘れる。エアコンのスイッチを消し忘れるのが一番ショック。帰宅して慌てて消そうとするチグハグさ愚かさ。 (08/24 12:42)

 今日の最高気温は34度ほど。空も雲1つない……じゃなく白っぽい薄い雲が一杯で、真っ青な空は少ない。秋の気配 ? 暑い暑いと愚痴っているうちに8月もとっくに下旬。 (08/24 13:00)

 

 ← 帰宅して庭の一角を覗いた。ミカンの実が数個。水遣りしてない。健気に……。降雨が多かったら今年は豊作だったかもしれない。 (08/26 11:44)

 猛暑の中、車で買い出し。メインはお茶や水。箱買い。自転車でのスーパーの買い物のたび、2リットルの水や御茶だと、それだけで袋が一杯になる。 (08/26 11:42)

(頂いたコメントへのレス)食べる量は変わってないです。食欲もあります。御茶類が多いのは、炭酸飲料を減らすため。……果物ですが、あまりの少雨が心配です。 (08/26 14:13)

(頂いたコメントへのレス)メロンソーダもカルピスソーダもみんな好き!だから困るのです。炭酸飲料を自制し、御茶か炭酸水を飲むように……頑張ってはいる…… (08/26 14:42)

(頂いたコメントへのレス) 炭酸水は、最初は、自作の梅酒を割るために。でも梅酒禁止になったので、炭酸水だけに。淋しい! (08/26 15:09)

 

 ガストン バシュラール著の『空と夢 〈新装版〉: 運動の想像力にかんする試論』 (叢書・ウニベルシタス)を金曜日、読みだした。書店の復刊本コーナーにて発掘した本。遠い昔に読んだような。 ル・クレジオのある本を読んでの、(20年くらい経過しての)感想……瞑想……妄想……黙祷的呟き……やはり夢想か…を思い出した:

「(前略)心とは物質だと思っている。物質とは究極の心なのだと思っている。物質がエネルギーの塊であるように、物質は心の凝縮された結晶なのだと思っているのである。  結局のところ、あるのは、この世界なのであり、それ以外の世界はないのだという、確信なのだ。あるのは、この腕、この顔、この髪、この足、この頭、この今、腹這う場所、この煮え切らない、燻って出口を見出せない情熱、理解されない、あるいは理解されすぎている自分の立場、そうした一切こそがこの世界なのであり、自分の世界なのだという自覚なのだ。」

 ああ、バシュラールの単行本たちは何処へ? みんな図書館本だった。バシュラールを知ったのは友人の書架で。こいつ、高校生の頃からクレジオやレリスなんぞを読んできたのか! (08/26 15:17)

 

 梨木 香歩作の『りかさん』 (新潮文庫)を土曜から読みだしている。いきなり香歩さんワールド。次は、「かほさん」書いてね。(08/26 15:22)

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