デスクトップパソコンへ
← 石島 亜由美(著)『妾と愛人のフェミニズム 近・現代の一夫一婦の裏面史』(青弓社) 「一夫一婦制度が確立した明治期から2010年代までの新聞・雑誌や文学を精読し、ときに「純粋な恋愛の遂行者」として知識人に称賛され、ときに「眉をひそめられる不道徳な存在」として排除された女性たちの存在に光を当てるフェミニズム研究の裏面史」
21日(月)の夕方近く、13年ほど使ってきたノートブックパソコンをデスクトップタイプに切り替えた(デスクトップタイプは初めて)。昨日の日記にも書いたようにノートンというソフトの過重な請求の解決の必要もあったが、ブログ日記をメインとするネット活動にもっと集中するためでもある。将来、タブレット端末を入手して、パソコンでの楽しみは別途追求すればいい。
さて、デスクトップパソコンにしたはいいが、ニフティやアメブロ、読書メーターへのログインに苦しんだ。その前に、パソコンの電源のオンやオフの方法も尋ねなかったという失態。ギリギリニフティでのブログは出来ているが、他はダメのまま。やばい。
石島 亜由美著の『妾と愛人のフェミニズム 近・現代の一夫一婦の裏面史』を19日(土)に読了。フェミニズムの意識の高まり、男女同権の必要性が叫ばれる今日、過去の歴史を振り返ることも必要だろう。
と言いつつ、何故吾輩がこうした本を予約までして買ったのか、自分でも分からない。「妾」とか「愛人」、「裏面史」にビビビと来たか。それでも、明治期からの女性たちの置かれてきた実情を鑑みるに女性らが辛酸を舐めてきたことは分かる。
下記する古賀茂明著の『分断と凋落の日本』の感想でも訴えたが、政治経済のみならず女性や子供たちの置かれる現状の一刻の猶予もない現状打開が迫られていると感じている。
制度としての妾はなくなっても、愛人という名の別形態の現実があるとか。自ら選んだ生き方なのだろうか。社会での分厚い天井に頭を押さえつけられての選択ではないのか。政治の貧困が齎す惨状の一端だとしたら情けない限りである。その前に自分自身解決しないといけない課題もある。謎の人…
← 古賀 茂明著『分断と凋落の日本』(日刊現代 講談社BOOK倶楽部) 「安倍政権がもたらした「分断と凋落」から日本を救う道はあるのか? “安倍晋三元首相の正体”をテーマにした話題の政治ドキュメンタリー『妖怪の孫』の企画プロデューサーで元経産省改革派官僚の著者が世に問う、衝撃の警告書だ!」
古賀茂明著の『分断と凋落の日本』を18日(金)に読了した。
「安倍政権がもたらした「分断と凋落」から日本を救う道はあるのか? “安倍晋三元首相の正体”をテーマにした話題の政治ドキュメンタリー『妖怪の孫』の企画プロデューサーで元経産省改革派官僚の著者が世に問う、衝撃の警告書だ」という本。
車中で読む本ではないが、仕事の合間に頁をめくる手ももどかしく読んだ。吾輩が日本の政治経済社会やテレビなどを中心とするマスコミの現状に従前より…特に第二次安倍政権以降は特に危機感を抱いている。
危機感のネタは数知れない。アベノミクスを始めた当初、即座にこんなものまやかしだと感じた。めくらましに過ぎないことはようやく世の多くの方が気付くようになってきた。トリクルダウンなんてありえない。一部の輸出企業や株をやったりする金融資産の豊かな連中が得するだけ。日本の国は円安でひたすらチープな国になっていくだけと思っていたが案の定だったし、懸念した以上に悲惨な状況に陥っている。
国産宇宙ロケットの重なる失敗、国産ジェット旅客機の失敗、半導体産業の凋落、家電製品の無残な現状…。
「かつて世界を席巻した日本の半導体ビジネスもいまでは台湾に絶対に追いつけないところまで差をつけられている。そして、見るがけもないメイド・イン・ジャパンの家電群。自動車産業も例外ではない。原因の多くは安倍政権の失政にある。」
「それを引き継いだ岸田政権も出口が見えないまま迷走している。低賃金と物価高は、もはや限界値をこえつつある。」
「突如、始まったかのように見える防衛費倍増=軍拡路線だ。岸田政権は、国是である「専守防衛」を大転換させる敵基地攻撃能力にまで手を伸ばした。」そのための予算確保に福島原発の復興予算さえ軍拡に振り向けようとしている。
「日本はまさに、破綻に向かう坂道を転がり落ちる石のようだ。」統一教会汚染に見られるように、「その原点は実は、昭和の妖怪こと岸信介元首相、そう“妖怪の孫”の祖父にあった。」
本書は危機感の書である。本には楽しみで読む本もあるが、苦い薬で服用などしたくないとしても読むべき本もある。せめて「はじめに」だけでも読んでほしい。
本書では筆者は経済面など現状打開の処方箋も示している。やや心許ないが、とにかく現状を正確に見つめることが先決だ。現実を直視し、一刻も早くまともな政権の樹立を目指すしか究極の処方箋はない。
著者の古賀茂明は、「1955年、長崎県生まれ。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。産業再生機構執行役員、経済産業政策課長、中小企業庁経営支援部長などを歴任。2008年、国家公務員制度改革推進本部事務局審議官に就任し、急進的な改革を次々と提議。09年末に経済産業省大臣官房付とされるも、11年4月には日本ではじめて東京電力の破綻処理策を提起した。その後、退職勧奨を受け同年9月に辞職。(以下略)」
財務省や経産省など有能で志ある人が次々に辞職している。またそもそも有能な人物は官僚を目指さなくなっている。テレビ業界もヴァラエティ系はともかく政治経済に忖度のない報道を志す人は不在か表舞台から消されていく一方だ。
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