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2023/08/31

柄の長いチェーンソーに迷う

 ← 梨木香歩/著『りかさん』(新潮文庫) 「「彼女」と一緒なら、きっと大丈夫。書下ろし「ミケルの庭」併録。」

 自宅では、浅田 次郎作の『鉄道員(ぽっぽや)』 (集英社文庫)とガストン バシュラール著の『空と夢 〈新装版〉: 運動の想像力にかんする試論』 (叢書・ウニベルシタス)とを交互に。初めての浅田作品に魅了されている。一方、バシュラールの詩的論理もたまらなく素敵。 (08/31 02:43)

 梨木香歩作の『りかさん』(新潮文庫)を29日(火)に読了。『家守綺譚』が初めての作で、一挙に彼女の世界に魅入られた。本作が2作目。ベテラン作家だと最近気づいた。

「「彼女」と一緒なら、きっと大丈夫」という一言。人形に籠められた想い、人形だからこそ抱ける想い。いろんな家や人を伝ってくることで、手垢や形の崩れに人の<年輪>が浸み込んでいる人形。ふと、何年か前、小野不由美作の『残穢(ざんえ)』を読んで以下のような感想を綴ったことを思い出した

 縄文の昔からの歴史の、あるいは歴史にならない歳月の積み重ねがあるわけで、当然、人や動物などの生き死にが、死屍累々たる闇の堆積があるに違いないのである。そんな歳月も、アスファルトやコンクリートの固い石棺に埋められ忘れ去られたのだろうし、その舗装された道をわれわれは今の日常を慌ただしく生きていく。 怨念だけじゃない、喜びも悲しみも退屈も切迫も、汗も涙も血も溜め息もその土地土地に流れ溢れ零れ消滅していった、それは間違いないのだろう。

 ただ、われわれには過去には、折々しか向き合えない。生者は生者の動機で生きていくしかなく、それで精一杯なのだから、仕方がない。ただ、そんな中でも、作家という種族が居て、どんな方法やベクトルであるかは様々だとして、目に見えない情念に直面し、それどころか、過去をほじくり返してでも、厚い表皮を剥ぎ取ってでも、何事かを描かんとする衝動と本能に生きていく、その一人が、小野不由美という作家ということなのではないか。

 

 ここにまた梨木香歩という作家を加えてみたくなる。柔らかくて夢の中の断固たる論理が展開する梨木香歩。手法も世界観もまるで違うことを承知の上で。…以前も書いたが…梨木という作家…何処か童話というか不思議世界が現実と夢の中の論理のように、不可解でもこれが現実なんだから仕方ないでしょと現前化していて、彼女のワールドに従うしかないのだ(それが心地いい)。 (08/31 02:38)

 

 食事と洗濯2回済ませて、車で買い出し。庭仕事用のパンツ(一昨日 前のパンツが破れた)、Tシャツ、長靴、敷きラバータイル。車用の拭きあげタオル、文具(展覧会チラシを収めるクリアファイル)など。

 

 柄の長さが3メートルのチェーンソーを買うか迷った(柄の長さ1.8メーターのものは既に所有)。手にすると重い。肩掛けベルトを使えば何とかなりそうだが、脚立の上に昇って両手を目一杯 伸ばして、となると体力的に厳しい。あのデッカイ松の枝葉は業者に任せるか……

(頂いたコメントに)大きな声じゃ言えないけど、チェーンソー既に3台所有。2台はよくあるタイプ。1台は柄の長さ1.8メーターのもの。重宝してます。威力凄い。一度チェーンソーを使ったら、鋸で太い幹や枝を切るのは考えられない。 (08/31 01:51)

 

 ← 作業を終えてふと西の空を望むと夕焼け…が、時遅し、夕焼けは撮れなかった(08/30 19:56)

 ホームセンターでの買い物から帰宅。冷たい御茶で休憩後、軽く読書。5時過ぎから、今日 買ってきた作業用ズボンなどで完全武装して庭仕事。といっても、いざ始めようとしたら、庭先の雑草が気になってしまった。玄関先や内庭の雑草退治。

 ほぼヒデリで雑草の育ちも遅めと油断してた。一昨日の数時間の雨もあってか、雑草の奴等 一気に伸びてた。已む無く今日の庭仕事は草むしり一辺倒に。

 作業用終了後、シャワー食事そして読書と進めたかったが睡魔。リクライニングに体を預け仮眠。ようやく今になって本を読めそう。

 今日3回目の洗濯。午前中に二回。外仕事後に作業着を洗うため三回目。洗濯機が一番 活躍してる。 (08/30 22:26)

 

 浅田 次郎作の『鉄道員(ぽっぽや)』 (集英社文庫)を読みだして二日目。「鉄道員(ぽっぽや)」1作かと思ってた。短編集なのね。別に文句はないけど……もう少し、書き込んであるのかと勝手な期待してた。 (08/31 00:56)

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