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2023/07/12

久々ちゃんとした靴を買った

 ← ホイジンガ(著)『ホモ・ルーデンス 改版』 (高橋 英夫訳 中公文庫プレミアム)  「「人間は遊ぶ存在である」。人間のもろもろのはたらき、生活行為の本質は、人間存在の根源的な様態は何かとの問いに、二十世紀最大の文化史家が確信した結論がここにある。」「文化人類学と歴史学を綜合する雄大な構想で論証し、遊びの退廃の危機に立つ現代に冷徹な診断を下す記念碑的名著。」

 ホイジンガ著の『ホモ・ルーデンス 改版』 (高橋 英夫訳)を11日(火)の午前に読了。同氏の本は、学生時代の『中世の秋』に続く二冊目。

「人間は遊ぶ存在である」。人間のもろもろのはたらき、生活行為の本質は、人間存在の根源的な様態は何かとの問いに、二十世紀最大の文化史家が確信した結論がここにある」といった書。「文化現象としての遊びの本質と意味/遊び概念の発想とその言語表現/文化創造の機能としての遊びと競技/遊びと法律/遊びと戦争/遊びと知識」といった章の続く前半はやや難解というかピンとこなかった。

 俄然、面白くなったのは、途中から。後半は、「遊びと詩/詩的形成の機能/哲学の遊びの形式/芸術の遊びの形式/「遊ビノ相ノモトニ」見た文化と時代の変遷/現代文化における遊びの要素」と続く。詩や哲学、芸術と遊びを結び付けられると、想像が膨らんで読んでいて楽しかった。

 本書では当然ながら古代ギリシャなどの古典が随所で取り上げられている。その中で、プラトンの『法律』やアリストテレスの『政治学』などへの言及が興味深かった。これらは吾輩は題名からして敬遠してきたが、本書で遊びとの絡みでも貴重な書と教えられて、読まず嫌いは拙いと思い知った。

 学問がますます細分化専門化するなか、こういった<遊び>をテーマに総合的に研究するなんて、現代では難しいのかな。逆に素人なり学問の門外漢なら好き勝手を云えそうだが。

 

 余談だが、本書には索引がない。何故?

ホイジンガ 一八七二年、オランダに生まれる。一九〇五年、フローニンゲン大学教授。一九一五年、ライデン大学外国史・歴史地理学教授。古代インド学で学位を得たが、のちにヨーロッパ中世史に転じ、一九一九年に『中世の秋』を発表し、大きな反響を呼ぶ。ライデン大学学長をも務める。主な著書に『エラスムス』『朝の影のなかに』『ホモ・ルーデンス』など。一九四五年、死去。

 

『scripta 紀伊國屋 spring 2023』(紀伊國屋書店 出版部)を通読中。

 都築響一の日記……ソンチャイ氏の愛の王国が気になる。安田登の漢文譚。日本の着物を呉服と言うのは、養蚕や絹織物が盛んな呉(ご)から入って来たから。なーるほど。

 全くの余談だが、我が富山平野を真っ二つに分断してる呉羽山(くれはやま)は、精々標高百メートルの丘の連なり。呉羽山の東側を呉東(ごとう)と呼び、西側を呉西(ごせい)と呼ぶ。更にちなみに、呉(ご)は古くは倭(わ)と発音が似ていたって話をある古代史学者の本で読んだっけ。 (07/11 10:09)

 

 昨日纏め買いした本の一冊に、長谷川浩一著『線虫 1ミリの生命ドラマ』も。内緒の話だが、我が家の台所……流し台に折々出没するナメクジを知りたくて本書を買った……だけど、線虫とナメクジは別の生き物だって。ただ、ナメクジに線虫が潜むこともある? (07/11 11:39)

 

放射性セシウムと放射性ストロンチウムを99%以上同時に除去できる吸着剤を開発」という技術は既に開発されている。なのに何故 政府や東電は処理水(汚染水)を海洋に放出を急ぐのか。福島原発事故での汚染水は場合によっては半永久的に出る。ならば日本の技術の出番じゃないか。世界に誇れるぞ! (07/11 22:30)

 東芝に加え日立も加わってAlpsの機能が強化された。

(頂いたコメントに) 日本政府は汚染水の放射性物質濃度を法定基準値以下に下げ、約30年かけて海に流す計画だとか、浄化施設で除去できないトリチウムの場合、基準値の40分の1以下に濃度を薄めると明らかにしているのでしょうか。 (07/12 01:23)

 

  スティーブン・ブディアンスキー 著の『クルト・ゲーデル』( 渡会圭子 訳)を読み出した。

 参考文献リスト……。邦訳が既にある本 複数。本書がやや安直に編纂されてるってことか。あまりに不親切だし、怠慢だ!

 ツヴァイク「昨日の世界」やムージル「特性のない男」など。我輩ですら知ってる翻訳本。 ……或いは……原書で読めってか? (07/11 23:19)

 突如、本文にムージル「特性のない男」からの引用! なんだ知ってんじゃん! と思ったら私訳だって。なめとんのか! れっきとした翻訳があるだろう! (07/11 23:27)あるいは知ってて必要があって試訳(私訳)した?

 カール・クラウスの「人類最期の日々」も既に翻訳のあるのは知られてるはず。 (07/12 01:08)

 ちなみに本書も索引なし。訳者による解説もあとがき(まえがき)もない。ソフトカバーも含め、コストを抑えるため?

 

 ← 画像は、アオキの実? (07/11 23:12) (頂いたコメントに)つ、つ、椿かも。ここには、アオキに馬酔木に金木犀にといろんな木々が密生。山茶花は別の生け垣に。 椿は方々に散在……ここにもいつの間にか? 勝手に増えてるような。 (07/12 01:25)

 今日、このまま今の靴で仕事しちゃダメだという発作。セコハンの靴で、両足の甲が仕事の度に擦れてしまう。スリ傷が慢性化。で、炎天を避け午後3時過ぎ バイクで靴屋へ。(自分にとっては)大枚をはたいてビジネス靴購入。明日、初めて履く。さて結果は明日報告します(しなかったらダメだったと思って)。

 帰宅して完全防備して庭仕事。二時間みっちり。ヘトヘト。1時間前 やっと起き上がれた。明日は疲労困憊で筋肉疲労かも。 (07/11 23:11)

 外は突然の雷雨。豪雨! (07/11 23:11) 物凄いカミナリ。落ちた (07/11 23:22)

 

 自己流散髪。シャワーする前、髭用のカミソリで髪をざっくばらんにカットする。その際は鏡を観ない。どうせ誰も見てない。髪が多少とっちらかっても生活に支障はない。……お陰で床屋さんへ行くのは1ヶ月 先伸ばし。……こういうのは生活の知恵って言うのかな? (07/11 09:14)

 言うまでもなくカットしたあと、シャワーをしっかり!

 髪というと、寺田寅彦の「柿の種」だったかに、髪を巡る優れたというか不気味な随筆があったのを思い出す。

 たった今 思い出した! 東京在住時代のこと。会社に電車通勤していたある日、我輩の後ろに立っていた若い女性達のクスクス笑う声。髪が何とかって云って……。我輩は振り返ることは出来なかった。髪をカミソリでカットしても、鏡で出来具合いを確かめたりはしない。精々手櫛で髪をざっくばらんにフワッとさせるだけ。後ろまでは手が回らんのだ!

 更に思い出した。上記の電車でのこと。当時はカミソリじゃなく、鋏でざっくばらんにカットしてたんだ! 嗤われたことで反省して、鋏じゃなくカミソリを使うようにしたのだった。 (07/11 09:46)

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