« 2023年6月 | トップページ | 2023年8月 »

2023/07/31

庭仕事用のズボンがビリビリ破れた

 ← 『ミネルヴァ通信「究」7月号(通巻第一四八号)』(ミネルヴァ書房) 「人文系、社会科学系などの垣根を越え、読書人のための知の道しるべをめざす雑誌『ミネルヴァ通信「究」』」

 下記するように今日日曜日は休み。庭や畑仕事に精力も時間も費やされた。日々牛歩で読んでいるセブ・フォーク著の『アストロラーベ 光り輝く中世科学の結実』(柏書房)とトニ・モリスン作の『タール・ベイビー』 (ハヤカワepi文庫)とをぐっと読み進めたかったが、寝落ちの連続で願望ばかりが先走る。

続きを読む "庭仕事用のズボンがビリビリ破れた"

| | コメント (0)

2023/07/30

70年近く前の父の蔵書さらに発見

 ← セブ・フォーク著『アストロラーベ―光り輝く中世科学の結実』(松浦 俊輔【訳】 柏書房) 「中世の本当の姿とはどのようなものであったのか、当時の世界観に基づいて解説しつつ、さらに高度なエクァトリウム(惑星計算器)まで、驚くような緻密な科学と宗教の関わりについて明らかにしていく。」

 セブ・フォーク著の『アストロラーベ 光り輝く中世科学の結実』を読み始めてる。なじみの薄い<中世>なので、読んでいて退屈するかと心配してたが、淡々とだが面白く読めている。というか、なかなか奥が深い。

 昨日は連日の畑や庭仕事に疲れはて、本書を30頁余り読んで沈没。中世と呼称されて見過ごされがちな時代にも一人一人の暮し葛藤がある。日本にも中世ってあったっけ? (07/28 14:28)

続きを読む "70年近く前の父の蔵書さらに発見"

| | コメント (0)

2023/07/27

サングラスを庭仕事にも

 ← 長谷川 浩一著『線虫 1ミリの生命ドラマ』(dZERO)「すべての道は「線虫」に通ず。3億年以上にわたって繰り広げられてきた驚くべき精緻な「生と死」の営み!」カバー写真は、線虫「チュウブダイガク」。中部大学長谷川研究室が発見した新種。

 暑い日々が続いている。富山にしても連日の35℃。連休だった二日間は、午後の四時半過ぎから庭や畑仕事に汗を流した。

 汗を流したは文字通りで、鍔付きの帽子、帽子の下にミニタオル、首にもタオル、上下は職人さんが切るような厚手の生地の上下。喉元のボタンも手首のボタンもしっかり。足元は靴下を履くのは当然として長靴を履く。手には厚手のグローブ。埃が立つからマスクは常用。

続きを読む "サングラスを庭仕事にも"

| | コメント (0)

2023/07/26

常夏の雪…大伴家持は盛っていた?

 ← 閻 連科 著『硬きこと水のごとし』(谷川 毅 訳 河出書房新社) 「文化大革命の嵐が吹き荒れる中、革命の夢を抱く二人の男女が旧勢力と対峙する。権力と愛の狂気の行方にあるのは悲劇なのか。ノーベル賞候補と目される中国作家の魔術的リアリズム巨篇。」

 閻 連科 著『硬きこと水のごとし』を25日未明に読了。『愉楽』以来の二冊目。『愉楽』ほどじゃないが、マルケスばりの魔術的想像力炸裂。文化大革命の真っ最中のドラマなので、毛沢東語録などが随所に引かれ、革命中国の堅苦しさが満々なのだが、その桎梏を敢えて課しながらも、革命の想像上の内実をとことん描き切っている。

続きを読む "常夏の雪…大伴家持は盛っていた?"

| | コメント (0)

2023/07/25

森村誠一さん死去

 ← 長谷川 浩一著『線虫 1ミリの生命ドラマ』(dZERO)「すべての道は「線虫」に通ず。3億年以上にわたって繰り広げられてきた驚くべき精緻な「生と死」の営み!」カバー写真は、線虫「チュウブダイガク」。中部大学長谷川研究室が発見した新種。 (07/21 12:30)

 長谷川浩一著の『線虫 1ミリの生命ドラマ』を読んでいる。ぬるぬるして気色わるい生き物。最も身近(?)で馴染みの線虫は、アニサキスかな。線虫は、「現存する動物の中でも、種数およびバイオマスがほかの生物を圧倒して」いる。

 つまり、何処にでも潜む最も身近な動物でもある。 (07/24 15:24)

続きを読む "森村誠一さん死去"

| | コメント (0)

2023/07/21

ビッグバン像の大変貌にびっくり

 ← 吉田伸夫著『人類はどれほど奇跡なのか 現代物理学に基づく創世記』(技術評論社) 「「人間は物理現象である」という立場から論を展開していく。人間の存在は,物理法則を超越した奇跡ではない。(中略)生命・知性・意識の3つの面から奇跡的な物理現象としての人類を語る,迫真のサイエンス読本。」

 昨日(木曜日)は、下記するように雑用が多く、読書どころじゃなかった。夜になってひと眠りしたあと、夜半近くから『ミネルヴァ通信「究」7月号(通巻第一四八号)』(ミネルヴァ書房)や吉田伸夫著の『人類はどれほど奇跡なのか 現代物理学に基づく創世記』(技術評論社)を交互に読めるようになった。

続きを読む "ビッグバン像の大変貌にびっくり"

| | コメント (0)

2023/07/20

多極化、多様化する世界が訪れる

 ← 『ミネルヴァ通信「究」7月号(通巻第一四八号)』(ミネルヴァ書房) 「人文系、社会科学系などの垣根を越え、読書人のための知の道しるべをめざす雑誌『ミネルヴァ通信「究」』。」

 『ミネルヴァ通信「究」7月号(通巻第一四八号)』(ミネルヴァ書房)を読書メーターに登録。例によって書店で貰ってきた。出版社の広告誌。普段、なかなか目にしない、読む機会に恵まれない書き手に接する僥倖。十日ほどで通読できたらいいな。

 自宅では、閻 連科作の『硬きこと水のごとし』と、吉田伸夫著の『人類はどれほど奇跡なのか』とを交互に。とびぬけた小説と、最新の物理学への案内書…入門書。ビッグバンの理解がこれまでの本とは随分と変わっていた。ブラックマターが宇宙の全てだったのが、ある時点でビッグバンを起こしてブラックマターに加え所謂我々の知る物質が生じ、我々の知る宇宙へ。

続きを読む "多極化、多様化する世界が訪れる"

| | コメント (0)

2023/07/17

体力気力の減退に悲しむ

 ← スティーブン・ブディアンスキー 著『クルト・ゲーデル 史上最もスキャンダラスな定理を証明した男』(渡会圭子 (訳) 森北出版)「アインシュタインをして「アリストテレス以来の最高の論理学者」と言わしめ、フォン・ノイマンを陶酔させた天才の生涯を、プリンストン高等研究所全面協力のもと掲載された、多数の未公表写真とともに綴る。不完全性定理の簡潔な証明も収録。」

 今日日曜日は休日だった。富山も35度の猛暑。

 月曜日は有休を取り連休にして溜まった庭仕事を少しでも片づけたいと思っていた…が、土曜日の仕事が残業になって日曜日の生活のリズムが狂ってしまった。庭仕事に汗を流す気力が萎えてしまった。体力不足もだが、気力の減退をつくづく自覚する日となってしまった。情けない。悲しい。

続きを読む "体力気力の減退に悲しむ"

| | コメント (0)

2023/07/16

履き心地良好

 ← 白井 聡/雨宮 処凛著『失われた30年を取り戻す 救国のニッポン改造計画』(ビジネス社) 「嘲笑と冷笑だけが武器!? 国境をこえ、貧乏人で連帯? もはや焦土からの再出発しかないのか? (中略)結婚も出産もできないロスジェネはユーチューバーになるしかないのか」

 白井 聡/雨宮 処凛著『失われた30年を取り戻す 救国のニッポン改造計画』を16日早朝読了。ほとんどを仕事の合間の待機時に読んだ。自宅で読むと頭がカッカしそうで、車中で細切れで読んでよかったかも。読んでいて絶望的な気分に陥りがちだしね。

 本書のターゲットは、ロスジェネにあるようだ。

続きを読む "履き心地良好"

| | コメント (0)

2023/07/12

久々ちゃんとした靴を買った

 ← ホイジンガ(著)『ホモ・ルーデンス 改版』 (高橋 英夫訳 中公文庫プレミアム)  「「人間は遊ぶ存在である」。人間のもろもろのはたらき、生活行為の本質は、人間存在の根源的な様態は何かとの問いに、二十世紀最大の文化史家が確信した結論がここにある。」「文化人類学と歴史学を綜合する雄大な構想で論証し、遊びの退廃の危機に立つ現代に冷徹な診断を下す記念碑的名著。」

 ホイジンガ著の『ホモ・ルーデンス 改版』 (高橋 英夫訳)を11日(火)の午前に読了。同氏の本は、学生時代の『中世の秋』に続く二冊目。

続きを読む "久々ちゃんとした靴を買った"

| | コメント (0)

2023/07/11

自分を褒めたくなる

 ← チェーホフ/著『チェーホフ・ユモレスカ―傑作短編集II―』(松下裕/訳 新潮文庫) 「本邦初訳を含め、すべて新訳。」

 月曜日、閻 連科作の『硬きこと水のごとし』を読み始めた。『愉楽』以来の二作目か。圧倒する熱気とパワーに負けそう。新作かと思ってたら、もう数年前の作品。

 今日は休日で、外出以外は、本書とホイジンガの『ホモ・ルーデンス』と『scripta 紀伊國屋 spring 2023』に明け暮れた。

続きを読む "自分を褒めたくなる"

| | コメント (0)

2023/07/10

生前も今も寡黙

 ← 雨の晴れ間、車でスーパーへ。混んでる……ポイント5倍デーらしい。普段との混み具合が呆気に取られるほど。帰宅して庭を一巡り。小さな虫 発見。一瞬ハチかと身構えたが、違ってる。蝶? (07/08 12:44)(頂いたコメントに)「カノコガ」なんですね。すっきりしました:「カノコガ」 庭には先月来、大きなアゲハチョウの姿を何度も。但し窓外に観るだけ。庭を一巡りしてる際には姿を見せてくれない。そのカノコガを見掛けた瞬間は子供のアゲハかと近寄りましたが、蝶じゃなく蛾……。アゲハの身代りに(?)撮りました。 (07/09 14:36)

 ウィーダ作『フランダースの犬』 (村岡花子訳 新潮文庫)読了。犬でないと成り立たない話。 (07/07 17:26)

続きを読む "生前も今も寡黙"

| | コメント (0)

2023/07/07

出版社PR誌がマイブーム?

 ← 『白水社の本棚 2023春 第204号』(白水社

 『白水社の本棚 2023春 第204号』を6日読了。書店でゲットした出版社の宣伝冊子。気儘に折々捲るのもいいが、内容の充実ぶりに、やはり一通り目を通したいと、読書メーターに登録。冊子全体を通読した。
 気になる小文はいずれも。悲しいかな一冊だけでも読めるかどうか。知見を広めるだけに終わる…悲しいね。
 

続きを読む "出版社PR誌がマイブーム?"

| | コメント (0)

2023/07/06

鳥獣戯画風な日本手拭い

 ← 画像は昨日見付けた鳥獣戯画風な日本手拭い。使い途が浮かばないので、自宅で読書の際の臂当て…敷布に。何十年物の日本手拭い。何かのイベントの記念品? 粗品? 敢えて買うような物でもなさそうだし。 (07/05 00:51)

 昨年はダイエットの年。1年で五キロ減量。やった! が、今年はリバウンドの年。なんと半年で3キロ増えた。この勢いは止まるのか? (07/04 20:46)

続きを読む "鳥獣戯画風な日本手拭い"

| | コメント (0)

2023/07/03

本日は庭仕事は休みます

 ← 「爆笑問題の深海WANTED - フジテレビ」(録画)で、富山湾の深海千メートル近辺で生息するオオグチボヤを観た。というか、そんなボヤが富山湾の海底に居るってことを初めて知った。  画像がないので、「オオグチボヤ - Wikipedia」からイラストを載せる。実物はユーモラスな姿や動き。「深海生物 オオグチボヤ展示|アクアマリンふくしま」で画像を楽しめる。 (07/02 22:18) 

続きを読む "本日は庭仕事は休みます"

| | コメント (0)

2023/07/02

積読の山を崩してるわけは

 ← 梨木香歩/著『沼地のある森を抜けて』(新潮文庫) 「先祖伝来の「ぬかどこ」に導かれて、私は故郷の島へと進み行く。その沼地で起きていたことは……連綿と続く命の繋がりを伝える長編小説。」

 梨木香歩著の『沼地のある森を抜けて』を先月30日に読了。さすが『家守綺譚』の梨木香歩の作風。偏見かもしれないが、実際に産むかどうかは別にして、産み育てるプレッシャーのもとに生きる女性ならではの発想が生み出した作品だと感じた。

続きを読む "積読の山を崩してるわけは"

| | コメント (0)

« 2023年6月 | トップページ | 2023年8月 »