日和下駄……東京散策…嘗ての東京
翌日も晴れてたので楽しみにしてた……けど下からのライトアップは片付けられていた。 (05/17 17:30)
← 武内桂舟画「泥水清水」 「武内桂舟口絵集 –」によると、「明治の産物である近代文学に風俗画の挿絵、口絵を描き一世を風靡した画家・武内桂舟」とか。
永井 荷風著の『日和下駄 一名 東京散策記』を読んでて武内桂舟画「泥水清水」を知る。木版画「泥水清水」は、いま読み続けている永井荷風作の「日和下駄:一名 東京散策記」の中の1節、「明治二十七八年頃江見水蔭子がこの地の娼婦を材料として描いた小説『泥水清水』の一篇は当時硯友社の文壇に傑作として批評されたものであったが、今よりして回想すれば……」と関連する?
「江見 水蔭(えみ すいいん、明治2年8月12日(1869年9月17日) - 昭和9年(1934年)11月3日)は、岡山市生まれの小説家、翻訳家、編集者、冒険家。本名:忠功(ただかつ)。」(Wikipedia参照)「地底探検記」なる書もある。生前はかなりの人気作家だったらしい。 (05/18 11:15)
← 緑濃くなり……緑滴る……緑萌える……緑彩る…緑溢れる。 (05/19 23:58)
永井 荷風著の『日和下駄 一名 東京散策記』を読んでて、昇亭北寿を知った。
昇亭北寿……北斎の弟子。荷風の「日和下駄」で知った。北斎に弟子が居たんだ。初耳だった。弟子は20人ほど居たとか。 (05/19 17:24)
我輩の好きな版画家に川瀬巴水や小林清親が。その小林清親を永井荷風も愛惜していたと知った。うれしい! (05/18 15:49)
上掲書を読んでて歌川国直なる浮世絵師を知った:「『百日紅』浮世絵伝〜歌川国直」 (05/18 14:21)
窓外に小鳥の鳴き声 頻繁に。緑濃くなったからかな。 (05/18 15:51)
← 大島政文著『和食薬膳のすすめ』(料亭川柳) 父の蔵書。寄贈本。料亭 川柳 料理長 大島政文著。「日本における食医学の研究について」など。平成元年創刊。平成五年改訂版。『和食薬膳、中国をゆく』(新潮社)などの著書がある。本日読書メーター登録。 (05/21 09:40)
鎌田 浩毅著の『揺れる大地を賢く生きる 京大地球科学教授の最終講義』 (角川新書)を仕事の合間に読み続けている。 警世の書、危機の書。地球大気温暖化は科学的には確定してない。長期的には寒冷化の流れにある。よって、温暖化対策と共に寒冷化対策も重要。 (05/20 20:03)
危機感で書いた本。3・11以降、日本は地殻変動の時代に。地震も噴火も今そこにある危機。富士山も噴火スタンバイ状態。東南海などの地震では数千万人が被災する。読むべき本なのだ。 (05/17 23:48)
著者の著書は、「地学ノススメ 「日本列島のいま」を知るために」 (ブルーバックス)に続いて2冊目かな。 (05/17 21:03)
坂崎重盛著の『荷風の庭 庭の荷風』を読みだした。著者のことは(本書を書店で手にするまでは)全く知らなかった。困るんだなー、こんな本を出されると。荷風の「日和下駄」を読んだばかりの我輩に読めとばかりに書店にあって、つい手にしたじゃないか。 (05/20 12:45)
永井 荷風著の『日和下駄 一名 東京散策記』だが、既述したが、原書は大正三年から一年あまり 三田文学での連載。つまり1911年の頃か。維新の我武者羅な近代化の陰に埋もれていった、消え去りゆく東京の面影を追う。実に味わい深い叙述が続く。
が、知られるように1923年に関東大震災。壊滅的惨状。だからこそ昭和(戦前)になって復刊。だけど15年戦争で再度潰滅。
吾輩は昭和53年(1978年)に上京。以来30年 東京在住。都内各地に居住。バイトもしたし定職にも就いた。歩き回った、バイクで巡った、車では通れる所は駆けた。中野、新宿、大久保、三田、芝、高輪、麻布十番、古川橋、白金、六本木、青山、浅草、芝浦、海岸、大森、馬込、吉祥寺、三鷹……などは歩いて。荷風や藤村、まして漱石らの歩き眺めた光景はほとんど遭遇できてない。 (05/18 13:46)
神宮の森は、明治人らの知恵で醸成され成った。それを都知事らが破壊しようとしてる。 (05/18 13:49)
以下、主に都内で歩き回った場所を列挙:
新井薬師界隈(哲学堂)、落合、神田、台場(レインボーブリッジ出来る前)……
大塚、荏原中延、池上、品川駅、泉岳寺……
市ヶ谷、東五軒町、上野、高田馬場、西落合、上高田、東中野、歌舞伎町、西六郷、ガス橋、不忍池、池上本門寺、魚藍坂、伊皿子坂、日野、
← 蔦の絡まる生け垣。庭は緑溢れる。外出帰り、庭や畑を見て回るだけ。やることがいっぱい。 (05/21 12:42)
永井 荷風著の『日和下駄 一名 東京散策記』で、ホトトギスの新たな漢字表記を知った……というか素養のある方なら常識なのだろうけど。それは、「蜀魂」である。
折角なので漢字表記を調べてみた:
〈杜鵑〉・〈時鳥〉・〈子規〉・〈不如帰〉・〈杜宇〉・〈蜀魂〉・〈田鵑〉 〈霍公鳥〉・〈霍公〉・〈郭公〉・〈杜魂〉・〈布谷〉・〈無常鳥〉・〈黄昏鳥〉・ 〈夕影鳥〉・〈菖蒲鳥〉・〈初時鳥〉・〈山時鳥〉・〈沓手鳥〉・〈山郭公〉など。全部ではないとか。
きっとそれぞれの漢字に歴史や物語や謂れがあるんだろう。流石に中国の古典の素養も豊かな荷風は、本書ではホトトギスを「蜀魂」と。
本書では有りがたいことに、全ての漢字にルビが振ってある。絵(え)、見(み)る、などなど。「蜀魂」をホトトギスと間違いなく読めたのも振り仮名のお陰。そういえば、ガキの頃 こっそり(?)覗いた父の書棚の文学作品にも多くは振り仮名が施されてたっけ。
逆にルビのない小説を捲っては、読めない漢字を前後の脈絡から見当が付いたりすると密かに喜んでいたものだ。
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