芽吹きの春を間近に
← コリン・ウィルソン/著『アトランティスの遺産』(川瀬勝/訳 角川春樹事務所 97年) 「世界各地の古代文明は幻の大陸・アトランティスの遺産なのか?代表作『アウトサイダー』『オカルト』を凌ぐ迫力で超古代史の謎に挑む、話題の最新作!」
あるいは、西暦2000年にあと数年に迫っている千年紀(ミレニアム)ということで刊行された本か。「世界各地の古代文明は幻の大陸・アトランティスの遺産なのか?代表作『アウトサイダー』『オカルト』を凌ぐ迫力で超古代史の謎に挑む、話題の最新作!」と銘打っている。
先日、古書店で発掘。コリン・ウィルソンの本は久しぶり。懐かしさもあって敢えて購入。
「アウトサイダー」を始め若いころは数冊は立て続けに読んだ。博捜渉猟して畳み込むように論じていく筆鋒に圧倒される。どんなに(所謂正統派学問からは)異端視されようとも、本論に乗っかっていると、その説得力に負けそうになる。
というか、吾輩は、SF小説以上に楽しく空想を巡らすことが出来た。読書は楽しむことが何より大切だ。まずは真に受けた虚心坦懐に読む。
実際、紀元前の古代ギリシャもだが中南米の古代遺跡の(高度な天文学的知識などの)知的驚異、古代エジプトでのあのピラミッドやスフィンクスの謎。5万年前に現生人類は知的に爆発的に進化したことも、所説はあるが今もって謎のようだ。だからこそ、我々が遺跡その他で認識し確定している文明の、その前に超古代文明が嘗てあって、その生き残りの知識人が刺激を与えたという理屈を立てたくなるわけだ。アトランティス大陸は、実は南極大陸で、その頃は氷の大陸ではなかった。緯度は高かった。高度な文明があった。いつしか移動して氷にうずまってしまった…。
こうした説の弱点は、じゃ、その超古代文明はどうやって生まれた? という疑問に至り付き、何処までも疑問が後退していくこと。つまり、疑問への答えをあとずさりさせてるだけじゃないのって疑念が拭えないこと(遺跡など証拠の信憑性が薄い云々は別にして)。
余談だが、今、読んでいるジェイムズ P.ホーガン作の『星を継ぐもの』 (創元SF文庫) でも、ある日、謎の死骸が見つかった。それが装備品からしてどうやら数万年前のヒトであるらしい、ということが話の発端。本書とは無縁だろうが、数万年前に何か高度な文明が発達したと想像したくなる知的流行が一時期あったのだろう…か。
← 今や果樹園となりつつある畑の一角にキウイフルーツ。今日、畑で作業していて芽吹きに気づいた。 (04/04 18:37)
奇妙な夢その1: (長い前段)私はバスの運転席に居た。それは電話ボックスに酷似していた。何処かの街角……車道に居た。眼前には本道がある。急いでその道に合流しないといけない。(追われていたのか、逃げる誰かたちの手助けになろうとしていたのか、忘れてしまった。)
こんな車の中に居るのを観られてはいけない(私は車の形の偉業さに戸惑っていた)……私が動かさないといけない。私は焦っていた。両手で押して動かそう……ダメだ……間に合わない。これはバスだ。形は公衆電話ボックスで、周りから中が丸見え。懸命に動かそうとする……が、どう動かすのか分からない……
二進も三進も行かなくなった瞬間に目覚めた。これは悪夢だ、夢に違いない……頭を振って脳裏の光景を振り払った。現実に居ることに安堵した。 (04/04 18:36)
← 今日は晴れ。休み。買い物から帰宅して、服装はそのままに、手袋し、長靴に履き替え庭仕事に。内庭や畑や庭の草むしりを延々と。方々で植物の開花や芽吹きに出合う。これは、ムスカリ。 (04/04 18:42)
昨日、ウォルター・アイザックソン著の『コード・ブレーカー 上・下 生命科学革命と人類の未来』を立ち寄った書店で見つけ、面白そうと買ったのだが、何だか聞いたことのある名だなと思ったら、この著者の「レオナルド・ダ・ヴィンチ 上・下」を買って読んだことがある ! (04/03 23:18)
(頂いたコメントに)ひょっとしてじゃなく、正しくその筆者。S.ジョブズが筆者に書いてくれと依頼した! ノーベル生理学・医学賞受賞者、大隅良典博士の推奨と帯に。「レオナルド・ダ・ヴィンチ」もだけど、読みやすく分かりやすい。筆者自らの対象へのインタビューが情報源という事例が多く、情報の信頼度が高い。手にするに足る書き手です。 (04/04 12:44)
← 庭仕事する自分を癒してくれるのは、畑や庭の野草たち。水仙は何種類あるんだろう? 我が家には少なくとも三種類。 (04/04 18:44)
内庭のカエデも次第に若葉の時を迎えつつある。椿は開花の盛期を過ぎたけど、いよいよ青葉若葉の季節の到来。その直下で我輩は草むしりしてる。
さすがに二時間近くウンチングの姿勢で草むしりすると体に堪える。汗ビッショリ。 (04/04 18:57)
富山……環水公園……スタバ。スタバは嘗ては市街地にあり、商業ビルのテナントの一店舗ってのが当たり前だった。が、富山市の環水公園……嘗ては木場だったのを大胆に改修。運河も埋め立てないで、遊覧船が名物となっている。
その環水公園に面してスタバがカフェ単独の店としてオープン。お洒落な結婚式場や県の美術館などがある。このコンセプトのスタバは日本で初めて。忽ち人気となり、ついには日本各地のスタバのスタッフが見学に。環水公園自体、富山県で一番 観光客の多いスポットに。隣の金沢どころか若者のメッカに。
ついには、日本各地に同じコンセプトのスタバが出来てきて、嘗ての(風景も含め)日本一美しいスタバの称号は、福岡か何処かに奪われてしまった。
それでも元祖の名誉は消えない。……と言いつつカフェは我輩には敷居が高い。我輩はカフェじゃなく、ジャズかクラシック曲の流れる落ち着いた、昔ながらの珈琲店が好きだ。そんな店は今時 流行らないのかな。 (04/04 19:22)
← キウイフルーツと水仙のコラボ (04/04 21:10)
ヘルメット(の内部)を洗う……という話題から、ふと眼鏡のことが。そう言えば半年……あるいはもっと洗ってない。昨年……一昨年 洗ったっけ。洗浄液で一時間。おおー、眼鏡がピカピカに輝いてる! ……ゴメンね眼鏡さん。 (04/04 21:03)
吾輩の漫画の原点(?)は、田河水泡の「のらくろ二等兵」だった。奥の座敷の縁側の棚にポツンと五冊。吾輩がねだったものじゃなく、幼少の頃、既にあった。ガキの自分には滑稽とかユーモアとかより、軍隊の陰気さを感じて好きじゃなかった。でも、家には他に漫画など無くて、繰り返し読んだ記憶がある。
B5サイズで、五冊が厚紙で挟まれて、穴があけられて紐で以てきちんと束ねられてあった。中学生になる前にいつしか無くなっていた。捨てたのだろうか。好きな漫画の本ということじゃなく、恐らくは父の代に買った(読んだ)のだろうと、無性に懐かしい。 (04/03 22:53)
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