我が世の春はいつ来る…
← 沼野充義/著『世界は文学でできている 対話で学ぶ<世界文学>連続講義』(光文社) 「東京大学教授のロシア文学者・沼野充義先生が5人のゲストを迎え、対談形式で行った世界文学についての連続講座(財団法人出版文化産業振興財団(JPIC)主催)を再構成したもの」「対談のゲストは、リービ英雄さん、ロバート キャンベルさん、平野啓一郎さん、飯野友幸さん、亀山郁夫さんの5名。」
沼野充義著の『世界は文学でできている 対話で学ぶ<世界文学>連続講義』を18日(土)に読了。仕事の合間の楽しみで。
沼野充義氏と五名の文学者らとの対談集。リービ英雄、平野啓一郎、ロバート・キャンベル、飯野友幸、亀山郁夫の五氏。いずれも傑出した方々。翻訳論。創作、詩作。各国の小説や、特に詩を翻訳で読むことの意義。亀山訳のドストエフスキーは評判だったが、未読。ドストエフスキーは、若い頃にどの小説も最低4回は読んできた。それだけに、敢えて亀山訳を読んで、既存の訳と対比する意味はあるのかな。全く未知の詩人を知ったのは大きい。肝心の翻訳書は入手できるかな。古書店で発掘した本。10年ほど前の本だが、楽しめた。 (03/19 22:27)
← レイモンド・チャンドラー作『大いなる眠り』(村上春樹訳 ハヤカワ・ミステリ文庫)「探偵フィリップ・マーロウの初登場作」
レイモンド・チャンドラー作の『大いなる眠り』を16にち(木)に読了。自宅で。「探偵フィリップ・マーロウの初登場作」とは知らずに読んだ。チャンドラー作品は『ロンググッドバイ』以来で、二作目(三作目)。筋が終えず、話しは面白いが何処へ導かれるか、途中読んでいて途方に暮れそうに。語りの面白さが読む手を離さない。最後にはミステリーの全貌が分かるわけだが、伏線は最初から仄めかされていたんだね。とにかく面白かった。
← 我が家のミニバラの開花はまだかな。 家の中での模様替え作業続く。茶の間は茶の間らしく、書庫は書庫らしく。書庫は旧寝室。折り畳み式のベッドが置いたまま。使うか、片付けるか迷ってる。(03/17 19:17)
山谷和子著『沙羅双樹の花に捧ぐ』(清水書院)を昨日から読み始めた。『平家物語』という「全12章の長い物語をそうした人々の思いを中心において要約し、イラストと解説を付けて読みやすく再構成したもの」。 「源氏物語」同様、「平家物語」も、男性もだが女性こそ読むべき。 (03/17 19:16)
『平家物語』は、講談社文庫で、その前に古川版でも読んだ。琵琶法師の語りが文章化されたもの。現代語訳より原文のほうがその世界に没入しやすい。今回は著者自らの絵解きも交え気軽に楽しむ。清水書院の本なんて何十年ぶり。受験生時代以来? (03/16 22:50)
← 雨の日の真珠の首飾り…馬酔木。雨が似合う。雨に似合う。 (03/18 14:21)
沼野充義の「世界は文学でできている 対話で学ぶ〈世界文学〉連続講義」で改めてホイットマンを読みたくなった。例えば、ウォルト・ホイットマン著『おれにはアメリカの歌声が聴こえる―草の葉(抄)』 (光文社古典新訳文庫) (03/18 12:36)
やはり、同上書でフレーブニコフなるトンでも詩人を知った。 (03/18 12:35)
同じく同上書で、辻原登のことを思い出させてくれた。辻原の作品は一つも読んだことないの。何を読めばいいか分からない。たとえば、かっこ『卍どもえ』 (中公文庫)とか。 (03/18 12:34)
同じく、フレーブニコフを知った。亀山 郁夫『甦るフレーブニコフ』 (平凡社ライブラリー)が推奨されていた。 (03/18 12:33) この高橋 源一郎作『恋する原発』 (河出文庫)も同じ事情。 (03/18 12:33)
上掲書で埴谷雄高「悪霊」がちょっと扱われていた。埴谷ファンとしてうれしい。近年は忘れられた存在になってる感があって寂しいのだ! (03/18 11:59)
← 上天気の今日……お出掛け日和……畑で落ち葉拾いに雑草毟しり。中腰……へっぴり腰で一時間。そして買い物へ、更に洗濯。ああ、本を読みたいと思いつつ……日常の雑務に追われる。トイレの小窓から眼下に水仙たち。別に水洗に掛けてるわけじゃない。雑事が片付いて読書と思ったが、睡魔がすいませんと襲ってきた。目覚めて、さあ読書と思ったら仕事の時間が迫ってきて……こんな日々の繰り返し。 (03/19 20:18)
ジョン・D・ バロウ著の『科学にわからないことがある理由―不可能の起源』読み始めて2週間あまり。明日には読了見込み。実に深く濃い本。小説では得ることのほぼ叶わない世界。数式なし。20年以上前の本とは思えない。ブックオフでゲット。 (03/19 22:11)
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