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2023/02/27

子猫の円らな目

 ← 子猫の円らな目。興味を惹く対象には常に真っ直ぐ。 (画像などは、「今日は外出三昧? ! 「猫! そして幻のポインセチア」篇」参照)


 森 博嗣作のすべてがFになる (講談社文庫)を読み続けてきたが、日曜日に一気に残りの200頁を読み終えた。ジェニー・クリーマン著の『セックスロボットと人造肉 テクノロジーは性、食、生、死を“征服"できるか』(安藤貴子訳 双葉社)を折々挟みながら。

 寒い! 家の中は相変わらず吐く息が白い。そろそろ春が来てもいい頃だ。

 ← ジョン・ブラッドショー著『猫的感覚──動物行動学が教えるネコの心理』(羽田 詩津子訳 ハヤカワ・ノンフィクション)養老孟司氏推薦!「ネコを知るならこの1冊、とことんネコがわかる!本」だって。

 

 ジョン・ブラッドショー著の『猫的感覚──動物行動学が教えるネコの心理』を26日未明に読了。仕事の合間の楽しみに読んだ。

 内容案内には、「人間動物関係学者である著者が、野生から進化して人間と共存するようになったイエネコの1万年におよぶ歴史から、わたしたちが考えるネコ像と実際の生態との違い、一緒に暮らすためのヒント、イエネコの未来までをわかりやすく解説する総合ネコ読本」とある。

 著者は、「英国の動物学者。ブリストル大学人間動物関係学研究所所長。長年にわたり飼いネコと飼いイヌの行動や心理、動物福祉、人間との関係を研究し、数多くの論文を発表」とか。「わたしが学んだことの大半は、ネコそのものを忍耐強く観察したことから得たものだ」と本書の謝辞で書いている。

 ペットとしての猫を愛玩するための本ではなく、猫的感覚を歴史も含め、動物行動学で猫理解の現状を総合的に解説する本。

 猫は身近だけど不思議な動物だ。あくまで無表情なような表情。だからこそ、誤解も含めて人間側の勝手な思い入れが存分に可能な(?)存在。

 猫に片想いする吾輩も、猫に絡む雑文は創作を含めあれこれ書いてきた。「月を眺める猫」「漱石と猫と鼻」「「深山ねこ岳修行」…猫の王」「我が家の庭は猫の庭」「国芳の多彩な画業猫ゆずり?」「猫の恋」「竈猫(かまどねこ)」「猫…生まれいずる夢」「猫、春の憂鬱を歩く」「猫と扇風機の思い出」「雨の日の猫の仕草に目をとどめ」などなど。ホームページには幾つもの創作をアップしたが、ホームページと共に消滅してしまった。

 これらの中で、思い出話である「猫と扇風機の思い出」が長文ながら一番読まれたか。

 豊富な挿画(イラスト)は、著者の友人であるアラン・ピーターズの手になるもの。やや学究的な記述が続く中、折々に挟まれるイラストが長旅の休憩所であり一服の清涼でもあった。

 

 ← 昨夜の富山市街地。数センチの積雪。これくらいで収まれば、風情……情緒を楽しめる。日中は曇天。雪はほぼ消えた……と思ったら降りだしたよ。画像は、26日未明に帰宅時の我が家の庭(入口)の光景。 (02/26 16:37)

 今年の誕生日も一人きりで過ごした。いつものように洗濯し、落ち葉拾いし、スーパーへ自転車で買い物に行き、居眠りと読書で過ごす日曜日。少なくとも半世紀で一度も誰にも祝われたことのない誕生日。上掲の夜景は心象風景か。

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