水鳥は寒さ知らずか冬の面(おも)
やんちゃぶりは相変わらず。でも、どこか憎めない。天衣無縫に見えて妙に生真面目で仕事をやり切る面もある。それは男の意地なのか、自分の中のプライドなのか、生活苦の故なのか、女への責任感なのか、ハチャメチャのようでいて、何かが一貫している。そこには書くこと表現することへの執念があったから、なのだろうか。
ヘミングウェイに魅せられていたというが、歯切れのいい短文が続き、恐らくは都甲幸治氏の訳も預かってだろうが、分かりやすく乗りやすい。世間にもだが、読者にも媚びを売る気はさらさらない、チムスキーのその気風の良さが魅力だ。
郵便局では働いたことはないが、チムスキーの折々の精勤ぶりに、ふと、上京して間もない頃、初めてやったバイトのことが思い出された。
吾輩は、上京した当初、東販(東京出版販売)にてアルバイトしたことがある。出版販売に本の匂いを嗅ぎとり、何も考えずに募集に応じたのだった。
ベルトコンベアーから流れるプラスチックの箱に入った本を仕分けする。十数人がベルトコンベヤーを取り巻いており、職場の長らしい図体の立派な奴が常時見張っていて、一瞬も気が抜けない。やったのは僅か三か月だが、その三か月で、筋肉モリモリになった。胸の筋肉があれほど盛り上がったのはあの時期だけだ。
時間にきっちりしていて、その代わり休憩時間も厳守。15分の休憩時間には、眼前の山のような本を片っ端から読み漁っていた。我が手垢に塗れた本が相当な数 市中に流れたと思うと、なんだか妙な気分である。
← 休日。晴れ。一ヶ月ぶりに自転車を転がして書店へ。書店では二時間余り、ほとんど立ちっ放し。折々腰を落として本を物色するが、本を手にすると立ち上がる…の繰り返し。ほとんどスクワットである。知り合いから商品券をもらったこともあり、一か月分の本十数冊を纏め買い。いつもは素通りの哲学思想のコーナーでも滞留した。バシュラールの本は在庫なし。帰りにはデパ地下で好きな和菓子も少々。
過日、ふとケーブルテレビを観たら、我が母校(高校)の女子高生たち。なんと我が高校にダンス部が。しかも20年の歴史。ダンスも披露。キレキレ。創作ダンスもだが、母校への貢献ということで、野球部の試合のチアガールも。思わず録画した。我が校もやるね。 (02/05 23:06)
吾輩が在校性だったら、チアガールに応援されるのなら、部員の数もギリギリだったし、敢えて野球部に入ったかも……それはないか。
読メにタラの芽のテンプラの画像と話題。スーパーでしばしば買う。お惣菜売り場ですぐに食べたら美味いんだろうが、大概 一旦 持ち帰り、冷蔵し半日後か翌日、 レンチン。ペシャ~。やはり、揚げたて食べたい。 (02/05 19:05)
テレビでハイエナの特集を。家族愛が強く20から30頭で生活、死体の肉を貪るだけじゃなく自ら狩りをする……などなど。走るのが速く、しかも長距離走れるってこと。何が驚いたって、人間は長距離を走るため、つまり発汗のため体毛を失ったと聞いている。長距離得意なお馬さんも体毛ない。が、ハイエナは体毛ばっちり。じゃ、汗は? 熱は? ワンちゃんは長距離得意だっけ? 犬もだが、ハイエナも口(舌)だけで放熱している? (02/07 00:50)
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