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2023/01/05

浴室の温風機は微妙

 ←  チャールズ・C.マン著 『魔術師と予言者 2050年の世界像をめぐる科学者たちの闘い』(布施 由紀子 訳 紀伊國屋書店) 「現代の環境保護運動の礎となる理念を構築した生態学者ウィリアム・ヴォートと、品種改良による穀物の増産で「緑の革命」を成功させた農学者ノーマン・ボーローグ。2人の対立構図を軸に、人類が直面する環境上の難問に迫る。」

 年末年始の1週間は2日を除いて仕事。珍しく忙しかった。なのに体重が1キロ 増えた。何故だ? (01/04 23:31)

 これからシャワータイム。浴室(脱衣場)は絶望的に寒い! 覚悟が要る。怖いくらい。電気ストーブさん 頼みますよ! (01/04 19:19) 実は、一昨年だったか、浴室に温風機を設置した。確かに熱風とはいかないが、温風が出てくる。が、意外な盲点があった。その温風、シャワーを浴びたりして体が濡れると、温風のはずが体の表面の熱を吹き飛ばし、逆に寒くなってしまうのだ。シャワーを浴び終わって体を拭いたら、また温風を感じる…のだが、それだったら浴室を出たほうがましってわけ。

 ま、浴室を暖めておくという機能は果たしてくれているのだが…。 (01/05 04:20)

 

 書庫の片隅にひっそり一冊の古書がある。R.F.バートン版の『千夜一夜〈第2〉360人の美女をもった大王―全訳』 (大宅壮一訳 集英社のアラビアンナイト全訳 1967年) である。箱入りの十巻本らしいが、そこにあるのは第二巻だけ。

 67年刊の初版本。我輩の本か父のか姉のか。数十年ぶりに手にした。ちゃんと読んでる。……というか中の数葉の挿画が当時の思いを甦らせてくれた。美女まみれ。飽くなき欲情。純なる我輩にはあまりに扇情的だった。

 集英社のアラビアンナイト全訳。大宅壮一の訳業だったんだと、今更ながらに気付いた。彼の若いころの経済的な事情で訳した本なのか。売れただろうな。 (01/04 23:24)

 

 車。ナンバープレートは、白か黄色か緑だけと思ってきた。一昨日、黒のナンバープレートで走っている軽を観た。えっ? 黒? (01/04 21:25)

 調べてみたら、配送業の車らしい。頂いたコメントに、「運転歴40年になるのに初めて気が付きました。ナンバープレートは走行中も信号待ちの際も、割と気にしてるつもりなんですが。」と応じている。 (01/04 23:09)

 車のナンバープレートについては、多少のことを書いたことがある:「素数のこと」「ノンポリ人間の密かなヒーロー

 いずれも中途半端な記述に終わっている。吾輩が何故に車のナンバープレートに拘っていたのか、その事情については、詳述したことがあったはずだが、その文章が見つからない。あるいは今は消滅したホームページの中の一文だったのか。 (01/05 04:12)

 

 読書メーターには、読書日数の欄がある。

 吾輩には無意味。この半世紀、読まない日はなかったから。黄疸症状でベッドで倒れた(気絶した)日も、たまたまだが、吐き気と熱と痛みに苦しみ出すまでは、本を手にしていた。サラリーマン時代、睡眠時間が二時間前後という数年が続いた際も、会社の隅っこで本を齧り読んだ。お蔭で体を壊す羽目になったけど。

 我輩にとって読書は、自転車操業みたいなもの。読んだ先から忘れる…読む…忘れる…の繰り返し。ま、読むという体験の積み重ね。知識の積み重ねにならないのが悲しいけどね。 (01/04 19:15)

 

 チャールズ・C.マン著の 『魔術師と予言者 2050年の世界像をめぐる科学者たちの闘い』を昨日、読了。名著だと思うが、あまりに大部。本文だけでも730頁。参考文献や注、索引を含めると850頁!

 浩瀚本好きな吾輩の読書経験の中でも上位に入るだろう。

「現代の環境保護運動の礎となる理念を構築した生態学者ウィリアム・ヴォートと、品種改良による穀物の増産で「緑の革命」を成功させた農学者ノーマン・ボーローグ。2人の対立構図を軸に、人類が直面する環境上の難問に迫る」といった出版社の内容案内を見たら、多分、読まなかったかもしれない。小生の無知なのだろうが、生態学者ヴォートも農学者ボーローグも共に仄聞すらしたことがない。馴染みがあまりになさすぎる。

 著者のチャールズ・C.マンの略歴を見ても、「ジャーナリスト、サイエンスライター。「1491」で米国科学アカデミー・コミュニケーション賞受賞。ほかの著書に「1493」「アスピリン企業戦争」など」とあって、ジャーナリストという点で、サイエンス本だと敬遠したくなる。『素粒子物理学をつくった人々』といった好みのテーマの本も、うっかり手を出しそうだが、専門家じゃないと知った時点で手は引っ込めるかも。
 小生の癖というか強迫観念で最初から最後まで目を通さないと読了したと見做せない。全く知らない科学者二人がいきなり登場して、読み出した当初は選択を誤ったかと思ったが、読み出して彼らの苦闘ぶりに感動と感激。忘れられない読書体験となった。この先再読する気力体力はないだろうから、読み急がないよう17日を費やしたのだ。

 読むことを薦めたりはしない。かなりな根性(?)が要る。その代わり、科学者らの(政治家や市民らも含めての)苦闘ぶりに感動と感激は保証する。それでも彼らの努力や善意は報われない…非難の嵐。戦いは嘗てもあったし、あるし、今後もあるのだろう。安直な道はない。戦い議論し道を見出していく…道があるならば…

 訳者の布施由紀子については、マンの2作品の他枢要な本をいろいろ訳されている。タース著の『動くものはすべて殺せ――

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