今年は五キロ体重減
← 小倉孝保著『踊る菩薩 ストリッパー・一条さゆりとその時代』(講談社) 「不幸で、嘘つきで、どこまで優しく。昭和の男社会を「溢れるしずく」を武器に、その身ひとつで生き抜いたストリッパーの本格評伝。(中略)極貧の幼少期、絶頂期、刑務所暮らし、夫の自死、大やけど、生活保護、ドヤ街での暮らし、孤独死……。ひとりの女性としては幸せだったと言えないかもしれないが、芸人としては最高の人生だったと、生前の彼女を知る者は口を揃える。人間が持つ美点と欠点を、すべて曝け出しながら駆け抜けた彼女の生涯を描く。」
昨日というか、昨夜は寝落ち。先週は忘年会シーズンで、やたらと忙しかったわけではないが、これまでの閑散期の反動で、若干でも忙しいと体が悲鳴を上げる。ブログ日記を数日ぶりに書いたし、食事もしたし、シャワーも浴びたし、金策回りもしたしで、気が緩んだのかもしれない。
通常なら今朝未明には今日のブログ日記を綴るはずが今頃(午後の一時半)になって書いている。
寝落ちのせいで、読書も進まず。なんだか気落ちの感強い。
昨日、会社の同僚に痩せたんじゃないのって言われた。気付く人は気付くのかな。今年は五キロ体重が減ったからね。
小倉孝保著の『踊る菩薩 ストリッパー・一条さゆりとその時代』を昨日(火)読了。大半は仕事の車中で待機中に。残り50頁ほどになったので、あとは自宅で。
「ウーマンリブが台頭してきた時代、わいせつ裁判を通して、図らずも「反権力の象徴」に祭りあげられた一条。普通の生活がしたいと願うも、周囲はそれを許さず、本人もまた酒と嘘と男に溺れていく。」というもので、かなりな程度、想像が付くような人生。
本人は踊り手としての自負はあっても、天真爛漫な性格もあってか、男どもからは菩薩と呼ばれたり。おカネはだらしないが、それは計算高くないことを意味する。商売っ気があれば<成功>はしたのだろうが、そんな世間的成功とは縁のない人。
というか、全裸で踊るのも、喜ぶ男の姿を観たいから…というサービス精神の賜物。
今となってはジプシーローズ同様 伝説の女性で、小生も名前だけはかねがね仄聞していたが、生憎一度も舞台を拝む機会に恵まれなかった。
というより、ストリップショー自体、観たのは一度きり。上京した際に上野だったかで:「浅草サンバカーニバルから(8)…照明の下の真珠たち」
興味深くはあったが、本人の天然ぶりがあってか、踊るストリッパーだが、時代や周囲の男どもに踊らされた感が強く、感銘深い本とは感じられなかった。
本書で戸次公正という傑出した僧侶を知ったことが収穫か。
著者の「小倉 孝保は、日本のジャーナリスト、ノンフィクション作家、毎日新聞記者。滋賀県長浜市生まれ。関西学院大学社会学部卒業。1988年、毎日新聞入社。(中略)2011年、『柔の恩人―「女子柔道の母」ラスティ・カノコギが夢見た世界』で、小学館ノンフィクション大賞・ミズノスポーツライター賞最優秀賞をダブル受賞。2014年に日本人として初めて英国外国特派員協会賞(特派員部門)受賞」(Wikipedia参照)。
昨日のブログ日記に戸次公正には、『意味不明でありがたいのか――お経は日本語で』(祥伝社新書221)なる書がある。「「教会で聖書は日本語で読まれているのに、なぜお寺のお経は漢訳の音読なのか? わけのわからないお経を聞かされて、正座の足が痛いだけの葬式は、自然な姿なのだろうか?」 そう疑問を感じた著者は、古刹の僧侶である自分の使命として、お経の現代日本語訳に取り組んできました。 」などと書いた。
その関連で、船山 徹著の『仏典はどう漢訳されたのか――スートラが経典になるとき』なる本が見つかった。
出版社の内容案内によると、「サンスクリット語などインドの言葉が原語であった仏典は、中国の文字や言葉に翻訳されて伝わることにより、東アジアの文化的基層となった。鳩摩羅什や玄奘ら、高僧たちの翻訳理論とはいかなるものか。どのような体制で、どれくらいのスピードで行われたのか。中国に無かった概念をどう訳したのか。さらに、中国で作られた、「偽経」とは? 仏典の漢訳という、人類の壮大な知的所産を、専門外の読者にもわかりやすく解説した、初めての本。」 (12/27 21:43)
「鳩摩羅什や玄奘ら、高僧たちの翻訳理論」などを知りたいのは予てより。なかなか辿り着かない。
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