用水路は草茫々
← スタニスワフ・レム作『マゼラン雲(スタニスワフ・レム・コレクション)』(後藤 正子【訳】 国書刊行会) 「レムの幻の長篇がついに邦訳なる。」
富山県……フェーン現象で36度。風 強い。昨日のうちに外仕事しといて良かった。庭仕事……まだまだやらなきゃアカン。……書斎のロッキングチェアに体を預け、窓外を見ていたら、揚羽蝶が。こんな日に舞うのは難儀だろうね。 (09/06 13:34)
昨日は休日なのに、70頁しか読めず。夜は本を手に寝落ち。ま、ブログ日記は更新したからイイヤ。 (09/06 13:39)
昨日から、スタニスワフ・レム作の『マゼラン雲(スタニスワフ・レム・コレクション)』を読み出した。レムの初期の長編第二作であり、本邦初訳だとか。上下二段組の500頁という大作でもある。
過日より、竹村 牧男著の『西田幾多郎と仏教―禅と真宗の根底を究める』を読んでいる。上掲書と併行して。本書は吾輩には難解。イメージというか大雑把な理解に留まりそう。
ただ、仏教書(に限らないのだが)を読んでいつも感じるのは、どの宗教も(すべてではなさそう)人間本位だということ。当然と言えば当たり前なんだろうが、何処か釈然としない。
人間の救いや解脱や悟りを追い求める姿は崇高だとは思う。が、何処まで行っても人間のこと。我がまま、身勝手、自己中心的。偽善の極が、精進料理。動物…肉類を食べない…。植物だったら構わない。吾輩は、お寺の修行僧の食事を観てると、複雑な気持ちになってしまう。理屈は分かるような気もしないではないのだが。
「いのちを考える三つの視点|実践3つの柱と一隅を照らす日|一隅を照らす運動」によると、「他の生命を奪わずには生きていけないのも明白な事実で」、「他の生命を奪うという点に関しては、結局は人間の身勝手であり、エゴ」だとした上で、「例えば腕にとまった蚊をたたかなければかゆくなってしまいます。食事を取らないと飢え死にしてしまいます。また樹木を伐採して家を建てたり、家具を調製したり、緑の山野にブルドーザーを入れて宅地開発を行ったりしていかなければ人間の住むところが足りません。人間が自然を犠牲にしなければ生きていけないという宿命と現実は心に留めるべき痛みと言えるでしょう。」と続く。
さらに、「だからこそ、いろいろな生命の恵みによって生かされている、そのおかげをいただいているという感謝の心を持ち、そのような人間らしい反省の中から、私たちは分相応ということを意識しなければならないということです。そのためには、まずもって自分の生命の大切さを知らねばなりませんし、そうでないと同時に他の生命も尊重できないでしょう。」
やはり、要するに身勝手なのは変わらない。仕方ない?
「メッセージ・フロム・ブッダ - 「ブッダ」救われる言葉」にはこの点を的確に語ってくれている:
「動物も植物も、また人間も、その生命は同じもの。これはブッダが後に悟りを開いた時に説く真理である。
生命に優劣はなく上下もまたない。宇宙という大きな大きな生命のもとから、無数の生命のかけらは生まれ、世界のありとあらゆるものに生命を吹き込む。それは動物だろうが植物だろうがいっさい区別しない。」
だが、現実には、仏陀の説くようにはいかない。それが世俗の現実と云うものか。
今日は晴れ、なれども強風 吹き荒れて。冷蔵庫はカラ。強風の中 買い物も断念。午後4時まで読書……。迷っていたが庭仕事すると決めた。
昨日に続いての外仕事。畑の草むしり……畑と隣家の野原(耕作放置地)との間の用水路(農業用水路)も水草茫々。このまま生え放題にして、やがては蛍の乱舞する水路にしてもいいのだが…。
が、洗濯だけは洗剤不可欠。洗濯した水は用水路に。我輩も汚してる。用水路の水草は化学物質混じりの汚水に育った。てことは、用水路の水草は、庭や畑の雑草のようにむしって庭の隅っこにばらまくわけにいかない。
水草やその頑固に網の目状になっている根っ子などは、水分を切ってポリ袋に。70リットルの袋が4つ一杯。丁度 日没 作業終了。 (09/06 19:13)
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