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2022/09/01

居眠りにロッキングチェア寝追加

 ← 上村 豊著『逆問題の考え方 結果から原因を探る数学』(ブルーバックス) 「「逆問題」とは、「結果から原因を推定する」数学の一分野のことです。古典物理学で説明不可能な現象が顕在化し、その限界が意識され始めた19世紀末ごろから、観測結果に基づいて現象の原因を決定するという、逆問題の研究が始まり、大きな数学の研究分野に成長した。

 今日は休日。雨。「おわら風の盆」が富山市八尾で今日からは三日まで。雨なので町流しはなさそう。コロナ禍で(制約の中とは言え)3年ぶりの開催なのに、残念。舞台などでは演舞かな。 

 この雨で庭仕事はできない。久しぶりに自転車を転がして街中の書店へ……も断念。書棚の整理やら、父母の遺品の整理をボチボチと。

 吉行淳之介著の『私の文学放浪』(角川文庫)やロバート・キャンベル編著の『日本古典と感染症』 (角川ソフィア文庫)を読んで過ごした。無論、たっぷりの居眠り転寝リクライニングチェア寝、ロッキングチェア寝も!

 上村 豊著『逆問題の考え方 結果から原因を探る数学』を9月1日(木)に読了した。いや、通読もおこがましい。通覧…通過…素通りした。

「逆問題」とは、「結果から原因を推定する」数学の一分野のことです。古典物理学で説明不可能な現象が顕在化し、その限界が意識され始めた19世紀末ごろから、観測結果に基づいて現象の原因を決定するという、逆問題の研究が始まり、大きな数学の研究分野に成長した」というものだが、出版社の内容案内を引き写すのが精一杯である。

数学で命を救う!? 数学の“超難問”を解いて「痛くない乳がん検査装置」を発明 - サイエンスZERO - NHK」を再放送も含め見て、録画までして、しかも、その録画を未だに消せないでいる。

 サイエンス本は好きで、同時並行して34冊は読むが、そのうちの一冊はポピュラーサイエンス本を加えるようにしている。本書もその一環の一冊。

 本書の終わり近くでの著者の言葉が印象的。

「もともと数学は自然現象を理解するのに決定的な役割を果たしてきた。(略)数学が実在として自然に組み込まれているからである。」(略)「自然に組み込まれて実在する数学は「数脈」と言える。そして数学を学ぶことは、自然現象や数学的現象からこの数脈を探り当てる逆問題を解くことに喩えられよう。数脈が科学のメカニズムの中でドクドクと脈打つ、その脈拍から数脈を探りあてるのだ。」

 最後に経歴を:「1953年生まれ。東京大学理学系研究科数学専攻修士課程修了。現在、東京海洋大学大学院海洋科学技術研究科教授、東京大学教養学部非常勤講師。博士(数理科学)。1994年、ウェールズ大学およびサセックス大学客員研究員。専門は数学解析学。」

 ← 竹倉史人著『土偶を読む図鑑』(小学館) 「2021年4月に晶文社より刊行された書籍、『土偶を読む』(著/竹倉史人)のユニークな新説(土偶は植物や貝類をかたどったフィギュアである)を、豊富な写真やイラストで読み解くビジュアル図鑑

 竹倉史人著の『土偶を読む図鑑』を29日(月)読了。同氏の評判を呼んだ前著『土偶を読む――130年間解かれなかった縄文神話の謎』に次ぐ本…図鑑。「竹倉史人氏のユニークな新説(土偶は植物や貝類をかたどったフィギュアである)を、豊富な写真やイラストで読み解くビジュアル図鑑」という謳い文句に文句なし。

 ひたすら楽しんだ。

 ちなみに、著者の経歴は、「人類学者。東京大学文学部宗教学・宗教史学科卒業。東京工業大学大学院社会理工研究科価値システム専攻博士課程満期退学。」「独立研究者として執筆・講演・大学講師などの活動を行っている。世界各地の神話、儀礼、考古遺物の分析を通して数万年におよぶ人類の精神史を研究中。」

 外野の囁きだが、もし大学に残って研究者となっていたら、こういった大胆な説を唱えることができただろうか。重鎮教授らに潰された?

 今日、梅雨明け宣言日の訂正が気象庁より。6月末近く、富山(北陸)でも早々と梅雨明け宣言が出た際、これだけ偏西風がのたうってるのに、惰性で宣言するのは早計、どうせ訂正に追い込まれると呟いたものだ(後日、梅雨明けの日の見直しがされること自体は珍しくない)。案の定だ。北陸(富山)の梅雨明け日は定かじゃなかった……。異常気象の近年だ。日本の四季も崩れていくのだろう。 (09/01 23:31)

関連:「今年は「最も早い梅雨明け」じゃなかった…気象庁が異例の大幅見直し「予測技術十分でない」:東京新聞 TOKYO Web

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