関取が取り組みの前におなかを叩くのはなぜ
← 樋口一葉 著『にごりえ たけくらべ』(注・解説=菅聡子 岩波文庫) 「吉原遊廓という闇の空間とその周辺に生きる人びとに目を向けた一葉の名篇を収める」.
樋口一葉 作の『にごりえ たけくらべ』を読了した。先週木曜日読了した。今回で三度めかな。そのたび、新たに本を入手してる。読むたび、哀切痛切の念が深まる。結核での24歳での死。「生活に苦しみながら、『たけくらべ』『にごりえ』『十三夜』といった秀作を発表。文壇から絶賛され、わずか1年半でこれらの作品を送り出した後、24歳6ヶ月で肺結核により夭逝した。」
ガロアじゃないが、白鳥の歌にしても凄絶過ぎるな。感想なんて書けそうにない。
「森まゆみは、女性が小説だけで身を立てようと志したのは「日本史上初の無謀な決心」と位置付けている」という。
全作品を読み尽くすのは難しくないはず。が、富山の書店には「大つごもり」や「十三夜」などの代表的な作品すら在庫がない。なんて文学的貧困なんだろう。
それはともかく、男性もだが、女性にこそ読んでもらいたい。声を上げるんだ。
相撲。照ノ富士の優勝は素晴らしい。順当かな。
ところで、前々から疑問に思ってたことがある。関取が取り組みの前におなかを叩くのはなぜなのか。マイクが、お腹を手の平で叩くポンポンという快音を拾う。決してパシッパシッではないのがミソ。
あのいい音が心地いい? お腹が目立つ(存在感がある)から、つい叩きたくなる。実はさりげなく指の先でまわしがしっかり絞まってるか、確認してる。試合前に気合いを入れてる(集中力を高めてる)。
食後にお腹が一杯で満腹感につい喰った喰ったとばかりお腹をポンポンするようなもの? (05/22 23:14)
← 『現代思想 2016年6月臨時増刊号 総特集◎微生物の世界 -発酵食・エコロジー・腸内細菌・・・- 』(小泉武夫・藤原辰史・藤田紘一郎・ 内澤旬子・長沼毅 ・山内一也その他著 青土社) 「微生物研究の黎明期から現在までを追い、その超ミクロ世界の魅力に迫る。微生物から見えてくる新たな「生」と「思想」の可能性!」
『現代思想 2016年6月臨時増刊号 総特集◎微生物の世界 -発酵食・エコロジー・腸内細菌・・・- 』を19日読了。6年ぶりの再読。この間に起きたことと云うと、なんといっても、一昨年からの新型コロナ騒動。こちらはウイルスだが、その前に微生物の世界も未解明の部分があまりに大きい。今般のコロナウイルスは、免疫に絡んで、自己・非自己の識別自体の問い直しをも迫っている。宇宙像の大変貌が劇的な渦中にある中、微細な生物・非生物の世界でも理解の大変貌が劇的に遂げられつつある。
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