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2022/04/29

雑草盛りはいかがでしょうか

 ← グレッグ・イーガン作『しあわせの理由』(山岸 真訳  ハヤカワ文庫SF)「脳内の化学物質によって感情を左右される意味を探究する表題作ほか、仮想ボールを使った量子サッカーに興ずる人々の姿をとおして未来世界を描く作品など九篇を収録した日本版オリジナル短篇集」

 

 グレッグ・イーガン作『しあわせの理由』を金曜日未明に読了。最先端の科学の知見を前提の日本版オリジナル短篇集。イーガン作品は、「白熱光」以来の二冊目。この短編集では、量子サッカーに絡む作品がある。

十数年前に読んだミチオ・カク著の『サイエンス・インポッシブル―SF世界は実現可能か』では、「15のテクノロジーを、不可能レベル1(今世紀中もしくは来世紀に実現可能)、不可能レベル2(数千年~数百万年先に実現可能)、不可能レベル3(既知の物理法則に反するため、実現不可能)に分け」ている。量子コンピュータは、不可能レベル1(今世紀中もしくは来世紀に実現可能)の範疇に入れている。

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2022/04/28

同一労働同一賃金はどうなった?

 ← 春は開花や芽吹きの季節。棕梠も負けじと。次はなんとか泰山木の花を観たい。こんもり繁る枝葉の陰になって見えない……見逃してしまう。ラーメンの丼ほどの大きさの白……アイボリーの花。 (04/29 13:19)

 

 義江 明子著の『女帝の古代王権史』 (ちくま新書)を読み出している。

 今夜(25日)から読み始めた: 「古代天皇継承は男系にも女系にも偏らない双系的なものだった。卑弥呼、推古、持統らに焦点を当て古代王権史を一望。男系万世一系という天皇像を書き換える。」 (04/25 23:08)

 グレッグ イーガン作『しあわせの理由』 (ハヤカワ文庫SF)を仕事の合間に読んでいる。読んでて、ついレムと比べたりするのは、安直過ぎる? レムは際立ってるが。 (04/27 23:13)

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2022/04/25

『心は孤独な狩人』に感激

 ← カーソン・マッカラーズ/著『心は孤独な狩人』(村上春樹/訳 新潮社)「1930年代末、アメリカ南部の町のカフェに聾唖の男が現れた。大不況、経済格差、黒人差別……。店に集う人々の苦しみを男は静かに聞き入れ、多感な少女を優しく包みこむ。だがその心は決して満たされない――」

 

 カーソン・マッカラーズ/著『心は孤独な狩人』を25日夕方、読了。二週間近くを敢えて費やして読んできた。

 昨日の日記に、「やはり、寝落ちした。目が覚めたのは夕刻の六時前か。日差しは翳りを帯びていた。それからマッカラーズの小説を読み始める。残り60頁余り。読み出したら止まらない。二度寝して少し頭が冴えたか。吾輩には珍しく、残りを一気読みした。素晴らしい小説。唖然とするほどに感動した」と書いた。

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2022/04/24

楽しんでますプチステーション

 ← 今日は快晴微風。外出日和。でも仕事。庭の散策で我慢。何処か高いところから鳥……小鳥だろうか、覚束ない鳴き声。巣がある? 庭の隅っこに今年も萩。ついこの間まで枯れ果て死んだみたいだったのだが。(04/22 15:16)

 

 電気料金。月毎にガクンと減る。今の時期の通例。が、領収証を仔細に見たら、再生エネ賦課金単価がさりげなく上がってる。こっそり値上げ!

 4月からは例年以上に物価高騰。暖房費が下がる今だから、値上げの痛みが緩和されたかのような錯覚。当局の遣り口は巧妙というか……

 楓か椛か分からないが、庭のあちこちに勝手に育つ。気が付く頃には育ってて、今更 どうするわけにもいかない。(04/22 15:18)

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2022/04/22

ウクライナカラーは叶わないのか

 ← 村上 春樹作『女のいない男たち』(文春文庫)「「ドライブ・マイ・カー」「イエスタデイ」「独立器官」「シェエラザード」「木野」他全6篇。最高度に結晶化しためくるめく短篇集」

 

 村上 春樹作『女のいない男たち』を21日未明に読了。仕事の合間の楽しみに読んできた。もっとさくさく楽しんで読めるはずが、予想外に仕事が忙しくなったこと、合間に青柳いづみこ氏のエッセイを楽しんだこともあって、一週間を費やした。

 その前に手にすること自体、躊躇ってきた。題名の「女のいない男たち」に、ギクッ俺のことかと書店で手にできないできた。

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2022/04/21

芽吹きの庭や畑で庭仕事

 ← 車道に面する出窓(南向き)に陽射し避けのカーテンを張った。十年ほど前に張ったビニールのシートが苛酷な陽光や風雨にボロボロになっていたので、張替えした。なんだか薄手のマスクみたいだ。(04/19 00:47)

 

 上の呟きに、「重い紫外線を遮断するカーテンを窓の内側に直接掛けたほうがいいのではないでしょうか」というコメントを頂いた。以下は、そのコメントへのレス:

 これは苦し紛れです。窓の右側の壁面の惨状。トタンの壁。そこに蔦が這ってました。下には細長い花壇(擬き)があり、昔はほんとに花壇だったようですが、いつしか蔦や熊笹が蔓延るように。数年前、徹底的に駆除作戦を決行。取り敢えずは(見掛け上は)無くなりましたが、土の中には根っ子が生き延びている……。トタンの壁は蔦に荒らされ塗装は剥げ落ち、出窓すら荒れ……。要するに壁面は改装しなきゃアカンのです。今は弥縫策で凌いでます。いつかお金が用意できたら改装……を夢見てます。(04/19 02:26)

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2022/04/18

大境洞窟住居跡へミニツーリング

 ← 大境洞窟住居跡へバイクでミニツーリング。往復で90キロ。富山県氷見市大境にある洞窟遺跡。国の史跡に指定されている。6つの文化層を持つ縄文時代中期から中世の複合遺跡である。日本初の洞窟遺跡調査だとか。(04/18 16:25)

 

 白山神社裏手の洞窟内にある。神社本殿はこの手前。小学何年生だったか、遠足で見学に来た。大昔の人が暮らしてたんだと、無邪気に感激した。

 洞窟内にある白山社改築の際、多数の人骨、獣骨、土器類などが出土したことから、本格的な調査が行われたとか。

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2022/04/17

今年初めて散髪!

 ← 篠田謙一 著『人類の起源 古代DNAが語るホモ・サピエンスの「大いなる旅」』(中公新書)「古人骨に残されたDNAを解読し、ゲノム(遺伝情報)を手がかりに人類の足跡を辿る古代DNA研究。近年、分析技術の向上によって飛躍的に進展を遂げている。30万年前にアフリカで誕生したホモ・サピエンスは、どのように全世界に広がったのか。旧人であるネアンデルタール人やデニソワ人との血のつながりはあるのか。アジア集団の遺伝的多様性の理由とは――。」

 今年初めて床屋さんへ。自分でも昨年末以来、床屋さんにご無沙汰だったとはと驚いている。昨年末に比べると結構 盛況だった。昨年までは閑散だったからなー。世の中、様変わりか。 (04/17 21:23)

 散髪後は、帰宅だが、スーパーで買い物へ。床屋からの帰り道にスーパーはあるのだが、敢えて遠目の店へ。通い慣れた店だからでもある。近年はレジもICやら何やら機械化が進んで、年配者には戸惑うことが多い。自然、足の遠退く店が増える。店はカード会社からのキックバックもあるんだろうが(客へのサービス向上の名目もあろうが)、時代の変化においてけ堀を喰らうばかり。(04/18 00:38)

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2022/04/16

吾輩の貧しい食風景

 ← 昨日は珍しく仕事が忙しかった。街中の人の出は然程には感じなかったんだが。お陰で仕事の合間の読書も進まず。 画像は柊の芽吹き。(04/16 14:52)

 

 本日は雨天なり。買い物へは、車。ペットのお茶など重いものをメインに買い物。いろんなものが高騰。数年ぶりに乾燥の木耳を買おうとしたら、びっくり。値段は変わってないが、昔の半分の量! (04/15 13:38)

 野菜嫌いなので、ラーメンなど鍋物を作る際には、せめてワカメや昆布、キノコ類(松茸や椎茸は除く)などをたっぷり入れる。昔はモヤシも入れていた(みんつぶでモヤシは? というコメントを頂いて思い出した)。 (04/17 21:10)

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2022/04/14

雨の休日の過ごし方

 ← マーク・ミーオドヴニク (著)『Liquid 液体 : この素晴らしく、不思議で、危ないもの』(,松井信彦 訳 インターシフト (合同出版)) 「体液から地球の芯を流れる液体金属まで、石器時代の道具から最先端のラボオンチップ医療革命までーー 液体をめぐる人類の発見とイノベーションの物語」

 昨日の日記にも書いたけど、「雨の庭を散策するのも楽しい。木々や草花がしとしとする雨で水浴びをしてる、その快哉の声が聞こえてくるようだ。今日は休み。しかも雨。晴れてたら自転車で美術館などへ、なんて寝床では想ってたが、取り止め。その代わり庭仕事も堂々サボれる」。という次第で、14日はひたすらまったり(というか寝て)過ごした。といっても、洗濯を2回やったし、台所のゴミを片付けたりはしたけどね。

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2022/04/13

我が家にも木蓮の開花

 ← 昨日のハードな庭仕事で夜も今日もグロッキー。読書どころじゃなかった。体力落ちてる。今日は庭を観て回っただけ。今頃の時期は庭木にいろんな芽吹きを発見する。木の種類は分からないが。(04/12 20:10)

 シェイクスピアのハムレットを読もうとした。古書店でゲットしたもの。が、読み出したら、書き込み多数。クソッ 気が付かんかった。読むの止めた。(04/12 00:00)

 庭仕事のあと、急いでシャワー。気温が高くなってきたのは、ほんとに嬉しい。脱衣場を暖めたりしなくても、着替えできる。シャワー後は、茶の間で体を覚ます。扇風機が欲しいほど。

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2022/04/11

アインシュタインと冷蔵庫

 ← 遠藤 周作【著】『海と毒薬 (新装版)』(解説:夏川草介 講談社文庫) 「生きたままの人間を解剖する―戦争末期、九州大学附属病院で実際に起こった米軍舗虜に対する残虐行為に参加したのは、医学部助手の小心な青年だった。彼に人間としての良心はなかったのか?神を持たない日本人にとっての“罪の意識”“倫理”とはなにかを根源的に問いかける不朽の長編」

 シェイクスピアのハムレットを読もうとした。古書店でゲットした岩波文庫。外見は新刊っぽい。が、読み出したら、書き込み多数。クソッ 気が付かんかった。読むの止めた。 (04/12 00:00)

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2022/04/10

終章狼狽ならぬロウバイ日記

 ← これは何だ? 虫? 花? 実? (04/08 14:08) すると、「ソシンロウバイの花が開きかけている」とのコメントを頂いた。「クスノキ目ロウバイ科ロウバイ属、中国原産の2~4mになる落葉低木です。園芸種のソシンロウバイ(素心蝋梅)」 我が家にこんな木があったなんてびっくりです。(04/08 19:51)

 マーク・ミーオドヴニク著の『Liquid 液体 : この素晴らしく、不思議で、危ないもの』を読み続けている。

 ニトログリセリンなど比較にならない爆発力を持つケロシン(ジェット旅客機などの燃料)の話に続き、アルコールの話へ。エタノールとメタノールの異同。(04/08 10:04)

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2022/04/07

週末は薪ストーブ小屋で?

 ← D.G.ハスケル[著]『木々は歌う  植物・微生物・人の関係性で解く森の生態学』(屋代通子[訳] 築地書館)ジョン・バロウズ賞受賞作。「1本の樹から微生物、鳥、ケモノ、森、人の暮らしへ、 歴史・政治・経済・環境・生態学・進化すべてが相互に関連している。失われつつある自然界の複雑で創造的な生命のネットワークを、時空を超えて、緻密で科学的な観察で描き出す」 

 

 今日は休み。午後遅めの時間には雨の予報も。だが、午前中にスタートしたら雨の降りだす前に帰宅できる…。そう、バイクでのツーリング日和。が、腰を痛めて、乗れる自信が薄れてる。つい、億劫になって、えい、いいや、今日は午後から庭仕事だと、日和ってしまった。情けない。

 作業着に着かえ、ドブ浚いやら落ち葉拾い、雑草毟り、観音堂の草取りと、みっちり二時間余り、頑張った。ついでに、さりげなく、納屋を見て回る。さて、あの小屋を薪ストーブ小屋にするか…。判断が付かない。踏ん切り以前の問題。

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2022/04/06

今年は椿の当たり年?

 ← 数日 目を離した隙に、雪柳が満開に。奥には三重カナメ。 紅白! (04/05 13:59)

 

 昨日 提供した、「我が家の庭の木々の芽吹きシリーズ(?)」の番外編じゃないが、こんなサツキ(?)の隙間にカエデが。カエデの種は毎年、膨大な数、庭に散る。やがて可愛い幼子カエデが芽吹く。あまりに多いし、あちこち育つので、目についたら片っ端から摘み取っていく。が、やはり手に漏れる。1年か2年 経つと庭木の隙間に埋もれてる、小さなカエデの木を見掛けるわけだ。やがてはサツキを凌駕して育つのかな。(04/04 13:04)

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2022/04/04

青柳いづみこ 著の『音楽と文学の対位法』に痺れた

 ← 青柳いづみこ 著『音楽と文学の対位法』(〈解説〉鴻巣友季子 中公文庫)  「ショパン、シューマンはじめ、六人の大作曲家と同時代の文学との関わりに、モノ書きピアニストの切り口で光を当てた比較芸術論。」

 青柳いづみこ 著の『音楽と文学の対位法』を夜半過ぎに読了した。この数日、仕事の合間の楽しみに読んできた。が、昨日の休み、ずっと自宅で読んできた本(D.G.ハスケル著の『木々は歌う-植物・微生物・人の関係性で解く森の生態学』)の続きを読もうとしたが、青柳氏の本の続きを読みたくて、残りの140頁ほどを夕方から夜半過ぎにかけて一気読み。面白くて頁を捲る手が止まらない。

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2022/04/03

庭木の芽吹きの数々(その2)

 ← 梅の木の芽吹き。先々週 花が散った。 (04/03 20:18)

 

 D.G.ハスケル著の『木々は歌う-植物・微生物・人の関係性で解く森の生態学』を読み続けている。 川端康成「雪国」への言及。なかなか読ませる。最近、「雪国」の結末部分を巡って話題になってる。やはり、久しぶりに読むかな。 (04/03 09:29)

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2022/04/02

庭木の芽吹きの数々(その1)

 ← アオキの花? 地味。素通りしそう。 (04/03 16:05)

 

 3月も万葉集関連を中心に、ロヴェッリや土の人類史、シェイクスピアなどそれなりに読めた。 2022年3月の読書メーター 読んだ本の数:15冊 読んだページ数:4654ページ ナイス数:8551ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ 「やいっちさんの2022年3月読書まとめ - 読書メーター」 (04/03 16:04)

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2022/04/01

せっかくのミュージックツールなのに

 ← 今日は仕事なので外出は買い物だけ。昨夜は寝落ち。昨日は雨模様だったので、庭仕事もせず、読書と居眠り、ブログ日記、テレビ(里山やら、日本の恐竜発掘や研究の録画)。買い物から帰宅し庭を観て回る。椿や水仙、この木瓜が地味な庭を彩ってくれてる。 (04/01 14:05)

 D.G.ハスケル著の『木々は歌う-植物・微生物・人の関係性で解く森の生態学』(築地書館)を読み続けている。文中に、「レンブラントは、エッチングには和紙を好んだ」なる記述が……後で調べること。(04/01 01:28)

 

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