ガス中毒事故…余談
「ガス中毒事故余談」
ギリギリの決断……判断……選択……。40年ほど前、ガス中毒で死に損なったことは以前 書いた(詳細はブログに10数年前に)。ガス中毒で……だと気付いたかどうだったか……風呂場で倒れそうになった。不意に画面が何もかもがテレビで云う砂嵐になった。全くの無音という点だけは違った。頭に痛みは感じなかった。いま思えば痛みがなかったってことのほうが恐怖すべき事態だったのか。脳裡が砂嵐になった瞬間、まさに倒れるギリギリの瀬戸際で、ガス中毒だと気付いたのだったか。 (02/01 02:32)
我輩は風呂場のドアに倒れかかった。凭れかかるように。我輩は隣の和室の畳の上で喘いだ。必死に息継ぎしていた。何とか一命は取り停めた。倒れる瞬間、ドアに倒れなければと思ったのは何故だったろう。ドアが風呂場から部屋へ押せば……体の重みで開く。あれが、部屋から風呂場へ引くドアだったら助からなかった。とてもそんな余裕はなかった。
我輩は助かる方へと選択したのか。結果的にそうだっただけなのか。画面が砂嵐でも脳の一部は辛うじて生きていた……としか考えられない。
この事故……事実は誰にも喋らなかった。別に秘密にしたわけではない。話す相手が誰一人居なかったし、あまりにショックだったこともある。無意識の、意図せざる自殺だったのではという深甚な疑義を抱いてしまったこともある。
何年かして何かの雑談の折に、友人に語った。別に告白という大袈裟な話し方はしなかった。軽い気持ちで話したのだ。友人が云うには、かなりの脳細胞が死んだね……とひと言。
実際、その頃から弱気になった。哲学や文学の古典など読めなくなった。頭が働かないからなのか、気が弱くなったからなのか、事故の直前の失恋の痛手のゆえなのか、いまもって分からないでいる。
いずれにしても我輩は生きることを選択したのだ……きっと本能が生きよと命じたに違いない。 (02/01 02:51)
拙稿「我がガス中毒死未遂事件」(2006/07/22)参照。
← 庄川水資料館(公園)のある丘の庄川を挟んだ対岸の森。その中腹にある洞穴が気になっていた。2回 資料館を訪れたが、謎のまま。ついに分かった: 「庄川の右岸、合口ダムから小牧発電所対岸まで、約1千メートルに渡り無尽蔵に繋がる緑色凝灰岩の岩盤。 ここから採掘された石を「金屋石(かなやいし)」といい、江戸時代から昭和30年頃まで、各所に広く使用されてきました。」つまりは採掘のための穴だったわけだ。 「片雲の風にさそはれ庄川美術館へ」(2018/11/26)「松村外次郎 庄川記念美術館へミニツーリング」(2021/10/10)(02/01 01:34)
「鏡王女 → 鏡宮」
富山県射水市には、「鏡宮」なる地名がある。「国道8号と国道472号が立体交差する道路交通の要所。(中略)道の駅カモンパーク新湊や射水市新湊博物館、天然温泉海王など新湊の観光地も複数存在する。 ロシア人やパキスタン人の外国人街であり、外国人居住者数は100世帯192人と集落全体人口の4割を占める。彼らは主に富山新港での中古車などの貿易に携わっている。」(01/31 02:05)
気になるのは、地名の由来。
三重県伊勢市に鏡宮神社がある。「神鏡を奉斎する神社である。祭神は岩上二面神鏡霊(いわのうえのふたつのみかがみのみたま)で、鏡を依り代としている。 社名「鏡宮」は元来、朝熊神社の異称の1つであった。朝熊神社で白と銅の2面の鏡を奉安していたことに由来する名で、寛文3年(1663年)に朝熊神社の御前社として鏡宮神社が再興された。」
群馬県や兵庫県にも「鏡宮神社」がある。
鏡宮という姓の方は、富山県に一番多い。あと、新潟県や愛知県に僅か。
三重県伊勢市の神社への探訪ルポが参考になる:「鏡宮神社の聖なる双鏡へと神は降臨する〜2016冬至伊勢行(9) | 日々のさまよい」
唐突に鏡宮なる地名(人名)について調べだしたのは、昨日から詠み出した万葉集の中の歌に影響されて。それは、鎌足と鏡王女との相聞歌。「鏡王女は、中大兄皇子が功臣・鎌足に下賜した、代表的な万葉歌人」「鏡王女(かがみのおおきみ)は、額田王(ぬかだのおおきみ)の姉」とされる。
この「鏡王女 → 鏡宮」という、鏡繋りの、いかにも我輩らしい単純明快な連想である。実際、「鏡宮」という地名は以前から気になっていたのだ。 (01/31 03:24)
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