BSで高橋真梨子特集に遭遇
← 石田 浩司著『呼吸の科学 いのちを支える驚きのメカニズム』(講談社ブルーバックス) 「生命活動の根源ともいえる「呼吸」。人は一生の間に6億~7億回「呼吸」をするといわれています。そもそも「呼吸」とはなにか? (中略)その精密につくられた驚異のメカニズムを「呼吸」の研究の第一人者として知られる著者が徹底解説します。」
真夜中にブログを書き終えてテレビ……BSを観たら、大好きな高橋真梨子さんの特集が。全くノーマークで、途中からだったけど、それでも一時間以上 視聴できた。
途中からでもいいから、録画すべきだったな。 (02/21 04:29)
昨夜、次のような呟きをした:寒波がまたやってきているようだ。特に北海道などが強風に見舞われているとか。夜の11時になるいまの時点では、雪は薄化粧程度。このままなのか、明朝、カーテンを開けたらショックを受けるのか、疑心暗鬼である。腰痛は小康状態。腰に爆弾を抱えているような。とにかく、姿勢をきちんと保つようにと心掛けている。(02/20 23:31)
丑三つ時も過ぎたいま外を観てきた。10センチほど。これくらいなら…… (02/21 03:14)
たった今、このブログ日記を書いている今、外を見ると、積雪は未明とは変わらない。ただ、いよいよ雪の降り方が激しくなっている。(02/21 09:10)
昨夜半過ぎから石田浩司著の『呼吸の科学 いのちを支える驚きのメカニズム』を読み始めた。書店で衝動買い。そもそも呼吸に関心があった。
コロナ禍で呼吸……息をすることへの関心が少し高まったかもしれない。息が出来る……出来ていることの不可思議……凄さ有りがたさ。十歳から鼻呼吸の出来なくなった自分。夜……普通の人の睡眠時間帯は筆舌に尽くしがたい真っ赤な闇だった。朝……夜明け……起きるべき時間には、疲労困憊して全身がコンクリートだった。喘ぐように息を口でして、自らを叱咤するようにして起き上がった。何ゆえにこんな苦しい思いをして起き上がらねばならないのか分からずにいた。(02/21 03:24)
そもそも喉がなぜこんなに渇くのか分からなかった。朝から疲労困憊で打ちのめされた感覚に苦しめられるのか分からなかった。何か正体不明な業苦に見舞われているに違いない。鼻呼吸できないことの当然の結果に過ぎないと気付いたのは、愚かにも35歳を過ぎてからだった。(その辺りの経緯は既に書いたので略す。)
我輩には、日中とは、ほぼ皆無の睡眠を取り戻す長い長い瞑蒙の時間帯に他ならなかった。疲れきった体から少しでも凝り固まった肉を揉みほぐしていく。目覚めている振りをする。起きている、周りの皆のような生活に追随していく、懸命な足掻きの連なり。朝には口の中には血糊がべっとり。トイレでまるで血痰のような痰を抉るように吐き出す……それも毎朝だ。
日中は、昼行灯。起きているように見せ掛けるだけで精一杯。ほんの少しでも気を抜くと、油断すると、その場で昏倒してしまう。そのまま寝入ってしまう。路上だろうが、眠ってしまいたい……眠れるならば!
それなりに友も居たし家族もいた。誰も我輩の症状に、何に苦悶しているか分からずにいた……自分でさえ日中なのに朦朧としているのか分からずにいたのだから無理もない。誘われて遊びに行く、友達付き合いする、それがなけなしの精力を掻き立てての必死の行為……仲良しでありたい好意だと誰にも分からない。周囲には、容貌(外貌)へのコンプレックス故の消極性だろうと察するのが精々だったろうが、実際には(身体的には)普通でありたかったのだ。
呼吸……息すること。夜、静かに寝入ること、当たり前に眠れることがあんなにも渇望のモノだった日々。睡魔に頭が痛打されて寝入るその瞬間、猛烈な鼾が我が身を覚醒させる。お前に睡眠などありえない。一刻たりとも眠らせてなどやるものか。
熟睡。夢だ。十歳からは夢のまた夢になった。それにしても、鼻呼吸できないことが全ての元凶だと気付くのが四十路前とは遅すぎる! バカの極みだ。家族も含め誰一人アドバイスを呉れる人はいなかった。全ては自業自得。己の愚かしさを呪うしかない。四十路前になって初めて手術。1993年の6月。雅子さんが結婚のパレードをしていたその日、我輩は東京を離れ京都へ。
翌1994年の2月に再手術。どちらも効果はまるでなかった。根治を目指した手術ではなかったのだから当然か。再手術から退院し会社に復帰したその日、誕生日の翌日、我輩は首を申し渡された。目の前が一瞬真っ暗に。が、すぐに解放された気分に。窓際族になって数年、会社は牢獄に成り果てていた。自分から退社を申し出る勇気がなかったのが、相手側から首にしてくれたのだ。
ようやく、あまりも遅まきながら根治を目指した手術をしたのは、2010年の10月だった。帰郷して父母を見送り、自分のことに全集中できる時が漸く来たのだ。また京都へ。何度目の京都なのか。その京都の病院での入院の日々もろくでもないものになった。手術の結果、根治でなくとも、一応はかなりの快方には向かったのに。(その経緯も既に書いたので略す。) (02/21 04:15)
関連拙稿:
「南天の実に血の雫かと訊ねけり」(2010/01/15)
「風邪を引きました(前編)」(2012/01/26)
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