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2022/02/11

新しい「雨水利用システム」

Image_20220211220501 ← 拙稿参照

 本日は晴れ。昨日の日記に次のように書いた:

 軽く庭仕事。庭木の惨状を見て回ったり、カーポートの隙間からの雪解け水の垂れ零れをどうやって防ぐか思案に暮れたり。カーポートの屋根の状態を観るため、久々に脚立に登った。ギックリ腰をやった時は、こうしてまた庭を見て回れるとは夢にも思わなかった。が、同時に、この先は今までのようにはいかないという感懐も深く抱いた。

雨水を融雪に活用 エコな新システム 富山」(北日本放送) - Yahoo!ニュース)なる特集をテレビでチラ見。見始めたのは途中からで、気になった。
積雪時に路面の雪を溶かす融雪装置には、地下水が利用されていますが、近ごろ、くみ上げすぎによる井戸枯れや地盤沈下などが問題になっています。こうした中、射水市の住宅メーカーが雨水を循環利用する新たなシステムを開発しました」という。
 開発したのは、「会社案内 - 株式会社住まい・環境プランニング
 その、「地産地消と自然エネルギー活用 - 」によると、「雨水を冬は消雪に、夏は打ち水などに利用し、太陽光発電システムと組み合わせれば「生涯発電力」をより高めることが出来る、住まい・環境プランニングのオリジナルアイテム」だとか:

1.雨水を冬は太陽光パネルの消雪に、夏は太陽光パネルの焼け込みを抑える打水に利用し、太陽光発電の発電効率UPに寄与します。
2.屋根雪の落雪防止及び屋根雪降ろし作業の軽減になります。
3.カーポート土間の消雪にも活用しています。
4.庭や畑の水やり、洗車になど活用は色々です。

 特集では、「雨水利用システムを更に進化させた「雨水エコループ」」が紹介されていた。
「これまでの「雨水利用システム」に人体や環境に無害な不凍液を組合せることで、水が凍結する氷点下でも消雪が継続して可能になります。水道水や地下水を使用しない、このシステムは地球環境に優しく経済的にも有効」だという。

 

 住まい・環境プランニングの堀川均社長は、「消防署など緊急車両なんかが出入りするようなところの消雪。できれば、道路やヘリポートの発着場の消雪にも使えると思っていますので、それを時間をかけながらでもやっていきたい」とも語っている。

 無害な不凍液というのがいい。今までの凍結防止剤は、道路や土壌や車を傷める心配があった。それを解決できるなら大歓迎である。
 こんな特集に関心を抱くのは、雪国富山で暮らすからということもあるが、以前、関連の呟きをしたことがあるからである:

歩道の消雪こそ、大事だ!」(2012/12/06)

雪は山にだけ降って ! ?」(2014/02/14)

 富山は降雪の多少はあっても、最低数十センチは降る。それも年末から二度三度と二月まで(時には三月まで)。雪は邪魔だとばかり除雪するばかり。そんな邪魔なら富山の一級河川に溜めて市街地から通える臨時のスキー場を作るとか、大きな空き地に溜めておいて、氷室にし、雪氷熱を利用することも考えられる。その他、アイデア次第で活用の可能性は広がるだろう。せっかくの天からのプレゼントなのだから使わないと。
 雪国の課題である、雪下ろしについても、ボイラーを高い位置に設置し、屋根の天辺から温水を流す、なんて誰でも考えそうなアイデアが湧いたことがある。
 雨水についても、個人的には利用してきた。納屋や母屋の角、雨樋が下がっている場所に70リットルのポリバケツを置いて、春から夏場、畑などの散水に使っている。もっと欲張ると、雨水で超ミニ水力発電も考えられる。
 上記のようなアイデアが本格化すれば、雨水を屋根の雪下ろしに使えるし、飲料水など生活用水に使えるだろう。

 いずれにしても、雪国の者は特に畑や庭があると猶更、雪や雨水の利用は関心事なのである。

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