ギックリ腰は快方へ?
← 松本 清張 (著)『駅路 (1961年)』(文藝春秋新社)「駅路」「誤差」「部分「偶数」「小さな旅館」「失踪」所収。
ギックリ腰……腰痛は、発症した三日前よりはましに。体の姿勢を変える際に痛い。普通にゆっくり歩く分にはなんとか。三日経過したから? 湿布が効いてる? (01/12 19:11)
夜、怖くはあったが、入浴を試みた。寒い浴室でのシャワーはきつい。幸い、恙なく入浴を済ませることができた。
富山は雪。まだまだ降り続きそう。野鳥に食い尽くされたミカン。その前に採っておいたミカン、たった今 全て食べ尽くした。なくなると淋しいし困る。(01/12 10:27)
松本 清張 作の『駅路 (1961年)』を一昼夜で読了した。まずは楽しんだ。
「過去4度テレビドラマ化されている。1977年には向田邦子の脚本で制作され、2009年にそのリメイク版が作られた」とか。「駅路(えきろ)とは、古代律令制において定められた駅使が通行する官道のこと」だが、本書には直接の関係はなさそう。恐らく父の蔵書。昭和36年初版で、父の本は第4刷。本書には、「駅路」「誤差」「部分「偶数」「小さな旅館」「失踪」の6作品が所収。
本書所収の作品が書かれたのは昭和30年代半ば。清張が50歳で脂の乗り切った時期か。日本の経済も高度成長期の真っ盛り。激しい立身出世競争がサラリーマン社会でも繰り広げられていた。当然ながら落ち零れる人もいる。大衆小説の幣に流石の清張も例外ではなく、どの作品の主人公も立場や状況は異なっていつつも発想法というか考え方が似ている。何処か軽薄ですらある。そこは屈折した人間探求を求めるほうが無理だろう。それより、社会派の清張らくし、社会の様相や人間関係の多彩さが濃密に描かれている。その点、「駅路」もだが、最後の「失踪」が清張ならではと思える。物語上は主犯格と目される人物は掴まり、死刑に処せられるのだが、本当の犯人は別にいるのではと強く匂わせるところで物語が終わっている。清張がその気になれば、相当に手の凝った作品になったかもしれない。惜しい。
← 雪は降りやまない。ただ、積もる降り方だったり、ちらほらだったり変化が頻繁。暮れるに連れ気温が下がり、ひたすら積もる降り方になる。スーパーへ買い物に。買い物を終えて車を見ると、真っ白。雪に埋もれてる。僅かの間に積もる。庭の除雪は既に除雪2回。(01/12 15:26)
夢: 皆が集った会がお開きになった。みんな三々五々去っていった。私も。が、そこに若い男女が。一人は私が憎からず思っている人(だが気持ちを明かせずにいた)。男は私の知り合いだが、彼女に寄り添っている。私が彼女に近付けば彼はさりげなく立ち去るはず。
私は煮え切らないまま、彼等に背を向け去っていく。後ろ髪を引かれる思いはいつものことだ。真っ暗な道。何処へ向かえばいい。茫漠たる思い。気が付くと私は先ほどの建物の一室にいる。私の部屋。アパートか団地の一室のようだ。向かい側にも4階建ての団地が。部屋に明かりは点いてない。私は大きな窓から外を伺う。どうやら三階ほどの高さ。地上は部厚く幅広い葉っぱの木が埋め尽くしている。
隣のどの部屋も真っ暗だ。みんな出ていったか寝静まったのか。不意に右隣の部屋に人の気配。どうやらこの辺りを巡回している誰か。隣との仕切り……壁はベニヤ板ほどに心許ない。どうやら団地の管理人か大家、あるいは警備員のよう。見回りしてる。私は気配を消して不在を装った。が、彼は壁をごそごそしたかと思うと、やがて壁の衣類かカーテンの隙間からあっさり私の部屋に入り込んできた。
部屋は暗い。でもひと部屋だし、真ん中に敷いてある布団を跨がない限りこちら側には来れないとはいえ、私に気付かないはずがない。が、彼は私などに頓着せず、部屋のドアから静かに出ていった。何事もなく済んで安堵する間もなく、驚く事態が起きた。
なんと布団から、あるいは何処からか若い男が二人現れたのだ。男の一人は着物がはだけていて、見事な肉体美が一瞬見えた。彼等は誰も居ないものと思い込んでいた。黙っているわけにいかず、私は誰何した。彼等はいぶかしんだ。(01/12 04:11)
彼等は怯まない。もしかしたら私が間違えてるのか。私の部屋じゃない? (01/12 10:37)
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