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2022/01/17

腰痛 ぶり返した!

594464_20220117211601 ← フランク・M・スノーデン 著『疫病の世界史(下) 消耗病・植民地・グローバリゼーション』(桃井 緑美子 / 塩原 通緒 訳 明石書店)「下巻では結核やエイズなど現代の疫病における文化・社会との接点を探り、コロナ禍のロンバルディアから未来に向けた英知をつかみ出す。結核からコロナまで〈近代~現在〉」

 フランク・M・スノーデン 著の『疫病の世界史(下) 消耗病・植民地・グローバリゼーション』を昨日、読了。

 読み応えあった。疫病……感染症対策は今や世界全体が手を握り合って。過去の経験をしっかり学ばないと。現下のコロナ禍で、2019年には既に露になっていた日本の経済社会の歪みが一層の惨状となって顕在化した。切羽詰まった、一番助けの必要な人達が見捨てられてる。(01/16 12:20)

 

 読めば読むほど、疫病や感染症との闘いは命の続く限り続くと痛感させられている。
 感染症の撲滅成功体験は、天然痘だけ。あらゆる幸運が齎した。感染症対策は未だに至難のわざ。人類は共存の道を探るしかない。細菌やウイルスの研究もだが、政治や社会、経済、宗教、民族、文化などあらゆる面から対策を考えないとならない。(01/15 02:30)


 新型コロナウイルス感染症のパンデミックを受けて、新版まえがきと終章とが新たに加筆された。終章は、筆者がコロナ禍に見舞われつつあった、イタリアはロンバルディアに居住していたことから、パンデミックに際しての当局らの戦いぶりが渦中の人だからこその筆致で描かれている。上下巻合わせて800頁の書を読むのは難しいだろう。せめて、新版まえがきと終章などは一読するといい。

「科学者は大気汚染と一連の疫病ーー喘息、心血管疾患、癌、脳卒中、認知症ーーに強い相関関係があることを実証してきた。」「WHOも、大気汚染が全世界の死亡率に大きくかかわっており、年間九〇〇万人を早死にさせていると推定する。」
「ディーゼル燃料は燃焼時に、高濃度の二酸化炭素と地上オゾンを発生させる。」
「アスファルトからも、温室効果ガスが発生する。晴天時の日射により、アスファルトは、車両交通よりも大量に二酸化炭素とオゾンを都市の大気に放出する。」(01/17 00:21)

 

Siori_20220117211301 ← リハビリを兼ねて書店へ。予約本を引き取りに。栞はしっかり貰ってきた。腰痛はまずまずかな……と思ったら、夕方に入浴して、腰がまた痛みだした。長風呂したから? (01/17 19:53)

 

  ラジオ体操。テレビで日に何度も。ガキの頃は、夏休みとか近所でやってて(今も近くのお寺さんが夏休み、境内を提供しやってる)、カードに参加したら判子 押してくれた。判子が埋まったら……何かご褒美をもらった? (01/16 23:32)
 体操自体は、ガキにはかったるかった。運動のうちに入らない。缶蹴りや野球や縄飛び、押しくらまんじゅう、だるまさん転んだ、パッチン、木登り、ジャングルジム、ブランコ……。一番好きだったのは、かくれんぼ。
 それが今では、ラジオ体操がハードワークに。1番から3番どころか、1番だけでもやり通す自信がない。というか、試みる気すらない。テレビ体操を眼でシミュレーションしてやったことにする。やる気はあるんだよ、やらないだけだよと、言い訳したりして……
 ま、折々の庭仕事、いまの時期なら雪掻きが運動になってる……と思いたい。大雪になると、日に何度も汗だくになってやる。やるっきゃない! 降雪量が多いと、夜中に除雪してると、あちこちで雪掻きの姿が。不思議なのは、やってるのは、年寄りばかり。働き盛りの連中はどうした? ガキどもはやらんのか?
 年輩の方が雪掻きするのは、何か家事に貢献したいという思いがあるのか…あるいは、ガキの頃からの習慣、習性なのかもしれない。自分も未明に夕方に、夜中にやってた。当たり前のことだし、何となく楽しかった。やった労苦の結果が目に見えるんだもの!
 たとえ、数時間後には、否、時には数分後には、やった跡どころか、足跡すらあっさり雪に掻き消されるとしても、悔しいとか、労苦が意味なかったなどと思ったりしない。人はやるべきことを淡々とやる。誰が見ているとか、やったことが無為に終わったとか、そんなことはどうでもいいんだ。生まれて それなりに生きて やがて死んでいく。先に生きた人たちの姿がいつしか見えなくなったように、自分も消えていく。そう、雪に埋もれていくように……(01/16 23:53)

 

Tubaki_20220117211401 ← 日陰を除き、屋根の雪などかなり解けた。椿の花の蕾がたくさん。これから咲く? 今夜にも雪だぞ。(01/17 19:45)

  今野晴貴 著の『賃労働の系譜学 -フォーディズムからデジタル封建制へ-』(青土社)を一昨日から。
 経済学関連の書は久々。考察の展開についていくのがしんどい。でも、ブラック企業の横行や、日本経済の逼塞状況からして、本書の議論に食らいついていく。驚いたのは、ブラック企業のワタミや竹中平蔵のパソナなどが日本経済の救世主視する向きもあるとか。また、企業活動の生存を賭けての戦いがブラック企業化に拍車を架ける側面があるとか。
 経営側と闘う術のない一般社員や派遣労働者はますます追い詰められていく。その切り札は労働組合しかないのかもしれない。  但し、今の連合では 非正規も含め多くの労働者は眼中にないようだ。(01/16 22:12)
 読めば読むほど、暗澹たる気持ちになる。日本の社会の情けなさ。規制緩和なんて、ブラック体質のハゲタカ連中の格好の起業のチャンスになったようだ。

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