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2021/12/19

ついに雪の富山…年末らしい日々?

Tutumi ← 近田春夫著『筒美京平 大ヒットメーカーの秘密』(文春新書)「筒美のシングル売り上げは7560万枚で、2位の小室哲哉(7184万枚)を凌ぐ。作ったのは3000曲近い。名実ともに日本一のヒットメーカーだ。 彼の作曲家としての凄さは、最新の音楽潮流をとりこんで、一般人にわかりやすい音楽として加工し続けたところにある。」

  今週末は、木金土の三日連続の勤務。雨の日や雪の日もあったが、概ね最悪の天候とはならなかた。若い人を中心にそれなりの人の出が見られた。三日で7万円の売り上げは自分としてはまずまずか。特に昨夜は税込みで3万円。こうした繁忙期に無線の仕事は時に不都合。特に普段無線を依頼しない店からの客は、車が到着しても十分は平気で待たせる。まるでハイヤー扱いだ。十分待たせる客が十件あったら、合計百分無為に奪われてしまう。他に待っている客への迷惑もだし、運転手として座視できない業務妨害ではなかろうか。会社として対策を考えるべきだろう。

 

 それはともかく、先月の中旬くらいから終末限定だがそれなりに人の出が見られるようになっている。来月…年明けには新型コロナの第6波が来るという警告も出ていて、皆さん、今のうちに久々の会合を持っているのかもしれない。

 近田春夫著の『筒美京平 大ヒットメーカーの秘密『を今朝未明読了した。年末の繁忙の中、ほんの数分の待機時間のたびに読み進め、残りの百頁を一気に。「いしだあゆみ「ブルー・ライト・ヨコハマ」はロックだが和風で小唄調、太田裕美「木綿のハンカチーフ」はフォーク&ニューミュージック風、岩崎宏美「ロマンス」は流行りのディスコサウンド、ジュディ・オング「魅せられて」と庄野真代「飛んでイスタンブール」はエキゾチック。その時代、時代でのブームに乗っているし。さらにはその時流を読んで、ヒットしそうなものを仕掛けていたのである」とは、ただただくちをあんぐりして聴き入るばかり。
 そう本書は、第一部の近田春夫氏による「筒美京平論」を中心に、第二部の「近田春夫による対話篇」で構成されている。その第二部は、「実弟・渡辺忠孝が見た兄の生涯」「盟友・橋本淳が明かす創作現場と素顔」「歌い手・平山みきの眼に映じた‘‘父‘の肖像」「近田春夫が選ぶ10曲」で成っている。とにかく語り合いが面白い。
 筒美京平という作曲家の天才ぶりを堪能した……と言いたいが、音楽について(も)門外漢の我輩に何が分かったろう。ただ、口をあんぐり話に聞き入っていた。歌手の声に惚れて作曲したくなるという話には特に興味津々。平山みきは分かるが郷ひろみの声に惚れてたとは。確かにデビュー当時の郷ひろみは良かったな。……余談だが、作曲という営み自体が我輩には神秘……驚異なのだ。

 

Matukawa_20211219131801 ← 富山市は市街地に関してはうっすら雪。薄化粧。心配するほどの降りではなかった。(12/18 02:52)

 

 悲惨な事件、悲しい事件が続く。昨夜は芸能人の自殺。若い……これからという方。ふと30年ほど前の○カダ△キコさんの飛び降り自殺を思い出した。当時 仕事柄 あの有名なビルの前は何度も通り掛かった……自殺のあとも。何があったのか真相など知るよしもない。悲しいだけ。痛ましい。
 岡田有希子さんの自殺は調べたら1986年でした。その頃、内田有紀というタレント…歌手が登場し、彼女の名前で岡田有希子さんの名前を上書きして忌まわしい事件を封印しようとしていると当時、邪推したものでした。(12/19 13:12)

 

Yuki_20211219131601 ← 今朝未明には薄化粧だったのに、先ほど目覚めカーテンを開けてみたら、濃い目の化粧に。ま、10センチほどだから、可愛いものさ。(12/18 10:09) 未明に帰宅してやるのは、車道沿いに散在してる松葉などの落ち葉や山茶花からの落花掃除。竹箒で暗い夜道でザッザッと。(12/18 10:16)

 

 久しぶりの連休だった。天気にも恵まれた。が、庭仕事。慣れない雪囲い……とさえも呼べない作業。2日続き。やー疲れた。何となく最低限の安堵感はあるものの、草臥れた。今日は家の中で作業。新聞の片付け。トイレ脇の洗面所にある書棚の整理(古い冊子を奥の部屋に移動)。……洗面所の床が書物の重みで抜けそう。肝心の読書は進まない。(12/16 14:33)

Hiyoko ← 雨の中、雪になる前に買い物へ。いつものスーパー。物色して回ったら、なんと東京土産の「ひよ子」が! 何故? ここでは……富山では初見。買いました。父母が好きなので東京からの帰省の土産。春や夏はバイクで帰省するので、わざわざ駅までは寄らない。冬は列車なのでステーションデパートで買える。冬限定。

 

 庭を見て回る。何やらカサコソ擦れる乾いた音。見ると棕櫚の葉っぱが隣家の軒を擦ってる。周章てて剪定鋏で幾葉かをカット。油断してると庭木がヤバイ。雨が降りだす前にまたミカンを少々。御歳暮の箱に入れた。葉っぱの付いたミカンって洒落てる?

 ここ数年 使ってきた通販会社から電話が。日頃の感謝が何とかかんとか。切った。裏ボアチノパン3本セット……3本とも2冬過ぎずに穴が開く。数枚セットで買ったセーターが1枚しかない。冬(雪や凍結路)用のハーフブーツ。チャック(ジッパー)の抓みが折れて使いものにならず。一冬どころか1ヶ月持たず! ジッパーはYKKにしろっての。(12/16 14:43)
 ハーフブーツ。最初一足買い気に入った。で、もう一足。それがこの事故物件。今も最初に買った奴は履いてる。チャック破損のブーツはずっと取っておいたが、一年して捨てた。

 

Virus_20211219132401 ← フランク・ライアン著『ウイルスと共生する世界―新型コロナアウトブレイクに隠された生命の事実』(福岡 伸一【監修】/多田 典子【訳】 日本実業出版社)「なぜ、エマージングウイルスが出現するのか?そして、なぜ、こんなにも恐ろしく攻撃的なふるまいをするのか?そもそもなぜ、ウイルスは存在するのか?生命科学の大きな謎に、進化生物学者が迫る」

 

 フランク・ライアン著の『ウイルスと共生する世界―新型コロナアウトブレイクに隠された生命の事実』を昨夕読了。
 いっとき、「仕事の合間に読み始めたが、やや内容が密で、自宅で読むことに。内容は充実してる。が、惜しむらくはカプシドとかエンベロープとか、やや専門性のある用語が普通に使われてる。必要に応じて用語の説明は施されるものの、最初に現れた1回限り。後で何だっけと思っても、索引がない! コストが(つまりは売価が)嵩むから略したのかな。我輩はウイルス関連の一般書は何冊か読んできたから乗り切れてる。これもコストとの兼合いなんだろうが、画像や図が全くない。やはり、画像は大事。ちょっともどかしい」と愚痴った。(12/16 15:05)

  それはそれとして、最後まで読んで本書は傑作と断じておく。こうした一般向けサイエンス本の作り方に慣れない(?)出版社なのか、やや不器用な作りなのが惜しい気がする。筆者によるウイルスの定義が納得である:「ウイルスは細胞生命体ではなく、カプシド(ウイルスゲノム を取り囲む タンパク質 の殻のこと)をコードする遺伝子の共生体である」
「ウイルスと昆虫の相互作用の複雑さは、残酷なほど効果があると同時に驚異的である。だが、生命の本質は、まさに相互作用である。(中略)この相互作用は重要な物質が何度も繰り返してリサイクルされる地球規模でも明らかだ。奇妙に見えるかもしれないが、死でさえこのような物質のリサイクルの中にある。かつて複雑な生体であったすべてが、その構成要素である化学物質に分解されるのだ。これらは陸や海の生態系で順にさまざまな生物の栄養となる。いわゆる食物連鎖である。」
「ウイルスが海洋生態系で非常に重要な役割を果たしていることは明らかである。あらゆる生態系、酸素がないヒトの腸の中まで探せば探すほどますますウイルスが見つかる。その多くは、生態系での機能がほとんど知られていない未知のウイルスである。また、生命の進化の初期段階でウイルスが果たした役割についても調べ始めたばかりである。」
「生命は細胞膜と数千の遺伝子を持つこのような複雑な生物から始まったわけではない。ウイルスに近い構造を持つもっと単純な存在から始まったに違いない。そこで謎となるのは、進化する惑星の驚くほど早い段階で、原型的な存在がどのようにして無生物の化学物質から進化したのかということである。」
「どんなに「害」を及ぼしても、ウイルスは『悪」ではない。ウイルスは考えもせず、感情を感じることもできない。道徳とはまったく無縁の存在である。だが、好きなようにする自由はない。それどころか、極めて明確な進化の推進力によって動かされ、制御されている。その結果、生存の可能性を最も高め、複製を最大限に成功させている。地球上のすべての生命はこの進化の推進力に支配されている。」
「ウイルスが生きている生物であるという考えを否定する人たちは、次の事実を指摘する。ウイルスは、自身で複製することができない。したがって、生物ではない。しかし、これはシンビオジェネシスの根本的な性質を誤って解釈している。すべてのウイルスは宿主細胞の共生相手として進化してきた。ウイルスが複製を宿主に依存しているのは、この存在に関する相互作用の性質そのものである。その見返りとして、また宿主の生活環を共有することによって、ウイルスは宿主の進化に大きく貢献してきた。すべてのウイルスが「生物の遺伝子に依存する共生体」であるという重要な知見が、私がウイルスを生命体として定義する上での最後に挙げる要因である。」
「ウイルスは細胞ではなく、カプシドを持ち生物の遺伝子に依存する共生体である。」
「RNAウイルスはRNAワールドで進化したRNA自己複製因子の共生体として生じたのではないかと私は考える。その後、生命が3つのドメインに進化していく中、ウイルスは細胞生物のドメインと共生しながら進化と多様性を続けた。生命の系統樹の起源と多様化の中で相互作用的で創造的な役割を果たしてきたのだ。その役割は、今日でも地球規模で続いている。」

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