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2021/11/03

仕事でミスが続く

Photo_20211103204001 ← 塩田純一著『アルフレッド・ウォリス 海を描きつづけた船乗り画家』(みすず書房)「アルフレッド・ウォリスの絵はなぜか忘れがたい。絵とは何か。(中略)ウォリスは87年という生涯をどう生きたのか。〈船乗り〉としてどんな暮らしをしていたのか。〈芸術家〉としてどのような作品を遺したのか。〈船乗り〉であることと〈芸術家〉であることは、いったいどのように結びついていたのか。その生と芸術の細部に分け入ってみたい。」(本文より)

  塩田純一著の『アルフレッド・ウォリス 海を描きつづけた船乗り画家』を先日より読み始めている。衝動買いの本。表紙の絵に惹かれた。アルフレッド・ウォリスは、アンリ・ルソーとは描かれる世界も手法も違うが、専門の絵描きでは望めない素朴さと描きたい世界への 郷愁の念に近い切迫感がある。どちらも、一度みたら忘れないタッチの絵。下図参照。

 今日は休み。天気も悪くない。が、外出も庭仕事もする気になれず、宵闇の迫る頃 ようやく動き出した。と言っても洗濯2回。コロナ禍明け(と思っていいのか?)なのか、仕事がやや忙しい。それはいいが、失敗が増えてる。これまでにないミス。怠慢? 気合いを入れ直さないと。

 昨夜も一昨夜に続き、富山市の駅前近辺で暴走族とパトカーの追い駆けっこ。深夜まで。五月蠅い。邪魔くさい。ま、暴走族を相手にするのは警察だけだものね。東京ではサルの捕り物騒ぎ。警察も因果な仕事だ。ご苦労様です。

 

Sailboats ← アルフレッド・ウォリス作「帆船」 (アルフレッド・ウォリス(Alfred Wallis、1855年 - 1942年)はイギリスの「素朴派」の画家。画像は、「アルフレッド・ウォリス - Wikipedia」より)

 落語はテレビでたが、子供の頃はよく聴いた(視聴した)。テレビのチャンネル権は父にあり、父はプロレスやプロ野球や笑点、そして落語を選ぶ。歌番組も父は好きだが、よりによって民謡! 我輩はアニメを観たいが、論外。お陰でガキの頃は落語をじっくり……と言いつつ我輩の目は、手元の漫画の本だったが、テレビが娯楽の筆頭なので、動画の落語には勝てない。聴いてると魅入られる。余談だがガキの頃は、テレビのプロ野球より、近所のガキたちとの草野球のほうが楽しかったな。
 というわけで、根っからの落語好きじゃない。実際に落語……寄席に行ったのは2度だけ。東京在住時代、東京へやってきたお袋と、新宿の寄席へ。別の機会には、上野へ。演者の一人はベテランのはずなのに、門外漢の我輩が聴いてても、下手。科白が出てこない。途切れることしばしば。我輩は手に汗しつつ、真剣に彼の出番が無事終わるのを待ち焦がれていた。

Smell_20211103205301 ← A・S.バーウィッチ著『においが心を動かす - ヒトは嗅覚の動物である』(大田直子訳 河出書房新社) 「西洋では香りに対して視覚より低いものとみなす歴史があった。19世紀科学の時代にも匂いの分野は注目されてこなかった。2004年ノーベル賞受賞に至る1991年リンダ・バックとリチャード・アクセルによる嗅覚受容体遺伝子の解明は、その後の嗅覚研究の急激な発展の契機となった。(中略)進化として視覚より古い知覚。今後も注目していきたい。」

 A・S.バーウィッチ著の『においが心を動かす - ヒトは嗅覚の動物である』を読み出している。匂いには個人的な事情もあって関心が深い。このことは読み始めた当日にも書いている。
 面白い知見は多々あるが、例えば、視覚に白があるように、嗅覚にも白があるという事実。視覚の白とは、光のいろんな色を混ぜると白になるという事実。嗅覚の白とは、ソベルにより発見によるもの。「多様な重複しない化学特性をもつ分子を三〇種類以上混ぜ合わせると生まれる、特徴のないにおいの質」のこと。「(リンゴといった)普通の意味ある物体はない。そのにおいに自然界で遭遇することはない。当てはまる普通の物体はないので、どんな種類の物体にその内容が対応するのかを問うのは無意味だ。」(p.118)

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