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2021/08/16

コンクリート壁の罅割れ補修完了⁉

 

Ikebaki ← 今日(日曜)は休み。朝方は雨だったが、昼からは晴れ。ずっと雨だったが、我輩の休みに合わせるように晴れた。夕方5時から庭仕事。過日からの生け垣の土台のコンクリート壁の罅割れの補修。更に割れ目からの笹などの雑草退治。その上で固まる土を敷く。放置しておくと、生け垣から庭の土がどんどん零れる。零れた土は溝(用水路)に流れ込む。土砂の流出を食い止めるため、罅割れからの雑草の繁茂を使う。ササを含めた雑草で壁に替える。苦肉の策である。素人仕事。応急措置。数年も持たないだろう。ま、気休め。笹……熊笹か分からない。根っ子が頑固に蔓延っている。地上の笹を刈っても気休め。根を断ち切らないと。これが難しい。

Kabezasso  ← 参考までに、上記の箇所の以前の惨状。上部から撮影した。

 昨日(14日)の朝、仕事から帰宅して、小腹が空いたので、食べたのがカップヌードル。気温が25度だったし、篠突く雨で気温が上がりそうにないし。久しぶり。美味かった。棚に常備してある。早速、スーパーで補充。次はいつ食べられるか。気温が25度を下回らないと食べる気にならない。

 昨夜半過ぎ、丑三つ時も過ぎた頃、「思い出の記風な創作(1)」を書いた。全体の構図を練って書こうかとも思ったが、あれこれ考えていると書く機会を逸する。もう若くもない。表現欲も涸れることはあっても、高まることもないだろう。週に一度程度で書き進めていく。

 

Nihongo ← 水村 美苗 著『増補 日本語が亡びるとき ─英語の世紀の中で』(ちくま文庫)「日本語は、明治以来の「西洋の衝撃」を通して、豊かな近代文学を生み出してきた。いま、その日本語が大きな岐路に立っている。グローバル化の進展とともに、ますます大きな存在となった“普遍語=英語”の問題を避けて、これからの時代を理解することはできない。」

 

 水村 美苗 著の『増補 日本語が亡びるとき ─英語の世紀の中で』を数日前から読んでいる。自宅で読みたいが、自宅では大部の本を読んでいるので、仕事の合間に少しずつ。テーマは重いが叙述は難解ではないので、断続的にであっても車中で読める。
 やや冗長かなと思う部分もあるが、半ばに至って本来のテーマになり面白くなってきた。
 以下、余談だが、改めて学ばされたことをメモっておく。「第四章 日本語という(国語)の誕生」での記述。明治維新以降、(我々がイメージし使っているような)日本語が名実ともにはやばやと<国語>として成立するのを可能にしたのは何故か。中国や朝鮮を前提にした古来よりの漢字文化であり遣唐使中止以後のカタカナやひらがなという工夫である。「源氏物語」などに結晶した。「平家物語」は古文の苦手な吾輩でも楽しめる。以後、江戸時代の町民文化もある。吾輩などは、十返舎一九の『東海道中膝栗毛』には楽しませてもらった。
 が、著者によると、日本語が<国語>になったのには、歴史的条件もあったという。それは、幕末から明治維新の頃にあって、「東へ東へと進んできた西洋列強の植民地にならずに済んだということにほかならない。」当時、西洋列強の植民地という不幸を免れたのは世界中で日本のほかには朝鮮、シャム、アフガニスタン、オスマン帝国の一部、アフリカ大陸ではエチオピアのみ。
 日本が植民地にならずに済んだのは、維新の志士の働き、江戸時代を通じての識字文化の高まり、幕末などに作成された地図の見事さに、日本は植民地にするより間接支配のほうが合理的だとアメリカ(ペリー)が判断した、などもあるかもしれないが、歴史の偶然も大きい。それは西洋列強の中で次々と内輪の戦争に突入していったことだ。いよいよ植民地にする領域が減ると、縄張り争いが生じる習いだろうか。
 イギリス、フランス、トルコとロシアとのクリミア戦争が一八五三年から五六年に、一八六一年から六五年のアメリカの南北戦争、プロイセンとフランスが戦った普仏戦争が一八七〇年から七一年に。欧米列強が日本に触手を伸ばす余裕がやや失われていたわけだ。その間に世界の情勢を知り、中国(清)のようになってはならないと、維新政府は近代的軍隊を備えた近代国家へと辛うじて転身できた…。日本が植民地になる、そういう恐怖感は福沢諭吉など当時の知識人に共通する切迫したものであった…今の我々が想像する以上に。
 植民地になったら、英語かフランス語かロシア語かドイツ語がメインになり、日本語は内輪で細々と使われるに過ぎなかったかもしれない。

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