孤立を象徴するような不快な夢
← 枡野俊明[著]『夢窓疎石 日本庭園を極めた禅僧』(NHKブックス) 「禅僧にして、国際的に活躍する庭園デザイナーである著者は、疎石と自分を重ねるように、各地の庭園を訪ねた。日本的な美意識、精神性を探る日本庭園観照記である」
いよいよ夾竹桃の花の季節の到来。秋口までは咲き続ける。いまはまだ花はチラホラだけど、すぐに咲き誇る。生命力が凄い。
枡野俊明著の『夢窓疎石 日本庭園を極めた禅僧』を一昨日より読み始めた。古書店で見つけた本。夢窓疎石の名前くらいは知っていても、その実像どころか事績の一端すらまるで知らない。
庭作りにはかねてより小さな疑問がある。京都や奈良 鎌倉のほとんどが禅寺とおぼしき寺の見事な庭。掃き清められた庭は、清々しく美しい。凡俗の徒に過ぎない我輩も感服する。その我輩の抱く疑問とは。
それは、いわゆる雑草や落ち葉をどう理解するのか である。石庭に落ち葉も雑草も見当たらない。邪魔なものとして排除する? ゴミ袋に詰めて捨てる?
禅寺の庭に求めるのは清々しさ。美。静謐。沈黙の囁き。無時間。無念無想。……夾雑物のなさ。価値観の純一さ。不潔はいかんのだろうな。
昔、「雑草をめぐる雑想」を書いたことがある。
← 買い物に行こうと玄関の戸を開けたら、壁際 下の方に小さな黒い影。昆虫? 何の虫? 買い物から帰ってきても まだ へばりついたまま。暑さでへばってる? ジッとしてると鳥が襲ってくるよ。
虫で思い出した。虫に悩まされる季節。ぶら下げの虫除けネットを出入り口に設置。庭仕事する際は、作業服の胸のポケットに忍ばせる。が、一度失敗したことがある。作業後、汗びっしょりの作業着を洗った。洗い終わったら、衣類の中から虫除けネットが出てきた。
今日の富山 やや人流多い。だからか、変な人も。街中 交差点を渡る男女。その若い女性 ミニスカート。つい脚線美に見蕩れる。でも、何か変。靴も何も履いてない。素足! アスファルトの横断歩道を足裏が痛そうに歩いてく。素足で歩くのが最新流行のスタイルなのか?
孤立を象徴するような不快な夢:
私達(10人ほど)は或場所(ゴルフ場?)を去ることになり、私が(も?)車を運転し始めた。高速道路の料金所に数人の列。仲間の一人が(用事があるから)これこれの道を選べよと叫んできた。支払いがある。私は小銭入れを開いてカネを用意しようとする。その時点では仲間の一人はいた。2台分の支払い……。500円玉が数個いる……なんて考えていた。段々支払いの順番が近付いてきた。ふと振り返ると列に並ぶのは見知らぬ人達ばかり。私の仲間は誰もいない。車も見当たらない。私がおカネの用意をしている間にみんな何処かへ先に行ってしまった! 私を置き去りにして! 車はない。私はどうやって帰る? 何処へ向かう? みんな、何処へ行った? 見知らぬ人達の列の中で独りぼっちの自分を思い知らされていた。
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