何故に入水自殺なのか
← ジョン・エヴァレット・ミレーの作品「オフィーリア」。彼女はシェイクスピアの戯曲『ハムレット』の登場人物で、デンマークの川に溺れてしまう。この絵を見るたび、入水自殺したヴァージニア・ウルフを連想してしまう。…というか、このところウルフ関連の本を読んでいるから、猶更か。余談だが、1948(昭和23)年6月13日、太宰は美容師の愛人・山崎富栄と玉川上水に入水心中を計ったことが、本読書メーターでも呟きとなっていた。何故、入水自殺なんだろう? 画像は、「オフィーリア (絵画) - Wikipedia」より。
← ジョナ・レーラー 著『プルーストの記憶、セザンヌの眼 脳科学を先取りした芸術家たち』(鈴木晶 訳 白揚社)「プルースト、セザンヌ、ストラヴィンスキー、ヴァージニア・ウルフ、ガートルード・スタイン…… 本書に登場する8人の芸術家は、科学だけが真理に至る道ではないことを教えてくれます。文学や絵画、音楽、料理における彼らの試みは、記憶や視覚、聴覚、味覚などの現代科学の発見を先取りしていたのです。」
ジョナ・レーラー 著の『プルーストの記憶、セザンヌの眼 脳科学を先取りした芸術家たち』をこのところ読み続けている。なかなかの好著。
これまで読みながら、気になることがあると、その都度、メモしてきた。
◎ 題名からして我輩が本書を見逃すはずがない、2010年の刊ならとっくに読んでる……という小さな疑念は、読み出してすぐに払拭された。第一章のホイットマンからして実に面白かった。第二章は、1994年に「ロモラ」を読んで以来のファンとなっている我がジョージ・エリオット。我輩がエリオットの作品に惹かれる理由の一端が分かった気がする。面白い。慌てずゆっくり一章ずつ読んでいく。
◎ ジョナ・レーラー著「プルーストの記憶、セザンヌの眼―脳科学を先取りした芸術家たち」を読んでいる。早くも第4章 プルーストの章に至ってしまった。プルーストと云えば、ベルクソン。プルーストは(も)ベルクソンに傾倒していた。かく云う我輩は高校時代 本書を読む日々を送っていた。パスカルやデカルト、ルソー、プラトン、ラッセル……そしてベルクソン。分からないながらにかじりついていた。当時、一番痺れたのは、「形而上学入門」だった。ベルクソン哲学への入門書としてというより哲学入門書として抜群。
◎ 第3章は、オーギュスト・エスコフィエ。我輩には全く未知の人物: 「レストラン経営と料理考案・レシピ集の著述を通じて、伝統的なフランス料理の大衆化・革新に貢献したことで知られる。現在に至るフランス料理発展の重要なリーダーとして、シェフと食通の間で神格化され、「近代フランス料理の父」とも呼ばれている。」(Wikipediaより)
◎ ヘミングウェイを深く理解するには、ガートルード・スタインを知らずにいられない。「ヘミングウェイはかつてある人にこんな冗談を言った。「ガートルード・スタインと僕とは兄弟みたいなものだ」。」
◎ 学生時代、ストラヴィンスキーの「春の祭典」だったかLPを買って聴いたっけ。まるでピンと来なかった。今はどうだろう。同じか。
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