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2021/06/08

久々古書店へ

Satuki_20210608211301 ← 表の庭のサツキ。我が家の庭で一番元気。というか、他のサツキは萎れてしまった。

 

 朝 燃えるゴミ出し。庭を見て回り、昨日の草むしりや落ち葉拾いなどの悪戦苦闘のあとを確認。今日は休みだが、庭仕事はしない。遅い朝食後、薬を服用。最低限の日課 終えてひと安心。サツキ そろそろ花の時期も終わり。苧環も終ってる。あとは、紫露草やドクダミ、ホタルブクロ、南天……。やや地味。紫陽花は咲く雰囲気がない。あ、表のミニバラが盛りだ。

 昨日は薬を飲まなかった気がする。というか、飲んだかどうか分からない。服用しないのもあかんが、ダブルのももっとヤバイ。月に1回はこういうミスを犯す。この程度ならましなほうだ、という声もあるが、以後 気を付けないと。

 

 みんなのつぶやきで、「アガパンサス」が話題に。何処かで聴いた名前……。そうだ、数年前まで我が家の表の庭に毎年 咲いてくれてたんだ。それが、3年ほど前からパタッと咲かなくなった。恐らくは我輩のドジのせいだ。もう二度と咲かないんだろうな。

 今日は昨日ほどに暑くはなく、明日は古書店が休み、明日以降五日間仕事が続く…などもあり、自転車を駆って町中の古書店ブックエンド1へ。念のため、レジ袋ならぬビニール袋をポケットに忍ばせて。

 

Spinoza ← イルミヤフ・ヨベル著『スピノザ 異端の系譜』(小岸昭/E・ヨリッセン/細見和之訳、人文書院) 「内容紹介」によると、「『エチカ』で知られるスピノザの内在の哲学、その起源には14世紀に始った改宗ユダヤ人《マラーノ》の葛藤状況が存在していた!――異端審問時代のスペイン・ポルトガルにおいて密かに育まれた内在の思想が彼の思索生活のなかでどの様に体系化されていったかを検証するとともに、その哲学がカント、ヘーゲル、ヘス、マルクス、ニーチェ、フロイトらに与えた多大な影響を考察する」だって。確かに面白かった。スピノザの存在感が近年、ますます重みを増しているような気がする。「松岡正剛の千夜千冊『エチカ』上・下 バルーフ・スピノザ」など参照。

 以下は、今日ゲットした主な本の数々:


 ◎ 枡野 俊明著『夢窓疎石―日本庭園を極めた禅僧』 (NHKブックス)
     

庭作りに苦闘(?)する我輩。庭作りの本は、全く読んだことがない。勉強したことなし。親にも学んだことがない。ま、垂涎の庭を眺めるもよし。「夢窓疎石は、鎌倉時代末から南北朝時代、室町時代初期にかけての臨済宗の禅僧・作庭家・漢詩人・歌人。別名を木訥叟。尊称は七朝帝師。宇多天皇9世孫を称する。建仁寺の無隠円範らに学んだ後、元の渡来僧の一山一寧門下の首座となったものの印可に至らず、のち浄智寺の高峰顕日の法を嗣ぐ。夢窓派の祖。 生年月日: 1275年」(ウィキペディアより)

 

 ◎ フィリップ・ジャカン著『アメリカ・インディアン:奪われた大地』 (森 夏樹 (翻訳) 「知の再発見」双書 (20))
     

二十年以上前の本。古書店だからあったんだな。写真など図が豊富。南北アメリカ大陸の先住民を扱う本は、我輩には読書の上で欠かせないテーマ。

 ◎ トマス ピンチョン作『重力の虹〈1・2〉』 (越川 芳明 /佐伯 泰樹 訳 国書刊行会 文学の冒険シリーズ)
      

ついにトマス ピンチョン本を入手。過日 書店で物色するも、文庫本は在庫なし。単行本は未だ読んだことのない我輩には冒険過ぎる。古書店で2冊揃って我輩を睨んでる。負けた。トマス ピンチョンの単行本が書店にないのは、人気がないから? 手強いから? 確かに部厚い。

 ◎ アナイス ニン『インセスト: アナイス・ニンの愛の日記 【無削除版】1932~1934』( 杉崎 和子 (翻訳) 彩流社)
      題名は妖しい。が、古書店の棚で存在感が。知る人ぞ知る本。買いたいというより、買わなかったら後悔するかもと敢えて購入。

 ◎ 森 浩一著『森浩一の考古交友録』(朝日新聞出版)
      

森 浩一さんの本は何冊か読んだ。こういう本があるとは知らなかった。

 ◎ 松浦 寿輝著『平面論――1880年代西欧』 (岩波現代文庫)
      

松浦寿輝さんの本は何冊目だろう。カフェなどで、座談をうかがえたらいいな。

 ◎ イルミヤフ ヨベル著『スピノザ 異端の系譜』(小岸 昭/細見 和之 /エンゲルベルト ヨリッセン 訳 人文書院)
      

二十数年前に買って読んだ。スピノザは哲学に関心を持つものは避けてとおれない存在。マルクスに至るまで影響を与えてきた。今日も。十数年前、生活苦に所蔵していた本の大半を売却。本書もその際 手放した。数年して悔いた。再読するか分からないが、そこにあることが我輩に刺激となる。

 ◎ ヴァージニア・ウルフ作『フラッシュ: ある犬の伝記』 (岩崎雅之 (翻訳) 幻戯書房 ルリユール叢書)
      

いつか入手したいと思ってた。まさか、古書店の目立つところに。ここに用意したよって。

 

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