須賀敦子が選んだ日本の名作に感服
← 日和 聡子【著】『おのごろじま』(幻戯書房)「「国産み」神話の殻を破り新しい小説が誕生した。中原中也賞受賞の新鋭が描くもうひとつの「創世譚」書き下ろし小説」
『須賀敦子が選んだ日本の名作: 60年代ミラノにて』 (河出文庫)を読み始めている。一昨夜というか未明近く、樋口一葉の「十三夜」を読み出した。読み出して若い頃読んで感じた辛気臭さ 鬱陶しさが即 甦ってきた。こんな感じ方なんて不謹慎だろう。特に女性から顰蹙を買いそう。貧しい家の17歳の女性が請われて由緒ある家へ。男子が授かったものの夫は若い妻をとことん虐げる。自分は浮気するなど好き放題。妻はひたすら辛抱するも、長男を置いて家を出てきた。
が、実家では母は理解するも父は諄々と諭す。泣く泣く戻る決心。自分さえ死ぬ気で我慢すれば周りのみんながうまくいく……。この辺りの筋は知られている。あと数ペイジのところで、仕事の都合で時間切れ。明日の仕事の合間に続きを読む。なんだが、仕事へ行くのが憂鬱。
最近のコメント