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2021/05/09

インターフォンの響きに起こされた

Santai_20210509212501  ← 浅田 秀樹著『三体問題 天才たちを悩ませた400年の未解決問題』(ブルーバックス)「ニュートンの万有引力の法則によって「2体」の運動が明らかにされた17世紀初頭。科学者達は「3体」の運動を解明しようとさまざま試みでアプローチした。オイラー、ラグランジュ、ポアンカレ……科学史にその名を残す天才数学者・天文学者たちをもってしても、この「3体の運動」の「一般解」を見つけることはできなかった ! ? なぜ解けないのか? 「解ける」とはなにか?」

  ようやく休み。朝の五時前に帰宅し、休みの日のパターンだが、洗車用の雑巾類を洗濯した。ビスケットと牛乳でお腹を誤魔化す。朝刊を読み、洗い終わった雑巾を干したのは六時過ぎか。九時ごろ、目覚めた。熟睡などできるはずもない(十歳から一晩を寝て過ごしたことはない)。


 間もなくインターフォンと住職の声。そうか、インターフォンの音で起こされたのか。月命日。だが、こんな朝っぱらから。先月の月命日に来てくれたとき、自分は仕事のパターンが代わり、朝の五時前後に帰宅する云々と説明した。なのに、この始末である。俺は居留守。起きられるものか。
 十年前にも住職には睡眠障害のことや体のことを恥を忍んで告白した。が、翌月にはすっかり忘れてる。人の話を聞いているのか。聞いているが、忘れっぽいのか。家庭の事情を知っているはず。メモでもすればいいじゃないか。どれだけ睡眠(だけではないが)に苦労しているか、丁寧に説明したよね。
 でも、そんなことはきれいさっぱり忘れて、月命日にも付き合わない、信心の薄い奴と印象を持つだけなのだろう。他の奴らも同じだけど。

 

Shuro_20210509211401 ← 庭には、3つの番(つがい)の棕櫚がある。これは雄花かな。剥き出し。ちょっと恥ずかしい?

 コロナ緊急事態の期間延長のドタバタ。疑り深い我輩は、あの自殺された赤木さんのファイルを出すと財務省が決めた日付けが事前に分かっていて、そのニュースヴァリューを掻き消すため、誰が見ても中途半端な期間設定にしたと思ってしまう。他に高齢者医療費の自己負担2割へ。憲法改正へ着々など。政権や役人の遣ることは えげつない。ガースー……冷血な眼の奥でほくそえんでる。しめしめ マスコミも国民も騒がないぞ 計算通りだ…… せいぜいコロナで騒げ……コロナで国民が大袈裟に騒ごうが、知ったことか。そんなもん、ワクチンを打てば終わりさ、それよりわしらは実を取ればいいんだよ…。高笑いする政権幹部の奴らの顔が憎たらしい。

 

Yaso_20210509211601 ← 畑の隅っこの野草。この花は庭のあちこちに。この他に紫露草やドクダミも目立ち始めた。ツツジに次いでサツキも間もなく。ミカンの木。庭掃除の際にふと見たら……。何か生ってる。数年ぶりに今秋は実が生るのか。

 

 浅田秀樹著の『三体問題 天才たちを悩ませた400年の未解決問題』を今夕読了。噛んで含めるように説明してくれているが、話題の面白さに引きずられて読み通した。ハイテクの天文衛星が次々と飛ばされている。その都度、より高性能化したアストロメトリ専用の宇宙望遠鏡が搭載された衛星での観測が行われる。宇宙をより深くより遠く観る。SF小説「三体」で俄かに脚光を浴びている(?)三体…多体問題。「古くからさまざまな数学者、天文学者、物理学者が取り組んできた問題であるとともに、現在もまた研究が発展し続けている。」そう、(遠くは古代ギリシャのヒッパルコスなどに始まり)ブラーエ、ケプラーからニュートン、アインシュタインへ。観測技術の向上と新発見が期待されるが、「同時に、本書で述べたような数理的なアプローチからの自然科学の発展も期待される」。ちなみに、著者の専門分野は、一般相対性理論、重力理論、理論宇宙物理学で、パリ天体物理学研究所にて主に重力波に関する在外研究の経歴もある。理論と実験はどの分野でも車の両輪のようだ。

 

Yaso2 ← 我が家の野草。シダ系? 他に萩と思われる野草(?)も元気復活。畑の隅っこには謎の木が育っている。細かな実が生っている。苧環の小道。いつの間にか白っぽい花も。

 

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