夜明け前後の帰宅の日々

　←　椿かな。咲き誇っている。次々と満開になり萎れ散っていく。庭には山茶花数本、椿も数本。今時の我が家の庭を彩る健気な樹たち。一方、水仙は咲きがけ。今朝見たら、一輪だけ花開いていた。木瓜の花は、まだ寝惚けている。

　新しい勤務体系、生活リズムに慣れない。昼間に寝るが、遮光カーテンで暗くしていても体が就寝を拒否する。そもそも睡眠障害がある。結果、在宅時は寝れるだけでも寝るようにしている。外出はスーパーだけ。外仕事は庭の見回りだけ。自宅では、ブログ日記を書く。毎日は難しいな。
　以上は昨夜の呟き。昨日は帰宅したらあさの５時どころか６時に近かった。勤務時間が終わりに近づいたころ、仕事が立て続けに入った。そのうちの一件は、酔漢。一番嫌な事例である酔漢の眠り込み。現地についても起きてくれない（その前に現地が分からない）。起こすと機嫌が悪く怒る。何故、運転手が叱られなきゃならんのだ？

　今朝は、四時半。まあまあか。だが、疲れが残っていたのか、帰宅して六時には就寝したが、何度も寝たり起きたりを繰り返し、つい先ほど、なんと午後の三時半にようやく起き上がった。もう、買い物へも行く気になれない。今日の夕食はレンチンで済ますしかない。
　今の勤務体系だと、月に２３から24日の出勤。休みは７回か多くて８回。仕事の周期性がなくて、５勤１明けかと思えば、４勤１明けだったりする。月に一度だけ、連休があるみたい。庭仕事したり、バイクでのツーリングはどうするか。夜中は３人の嘱託でやっている。日によって３人が働くが、2人の時もある。中には一人だけのスケジュールもある。一人しか出勤しない日は有給は取れない。三人が出勤の日を選んで有休をとるのが望ましいようだ。
　夜中の営業は死ぬほど暇と思っていたが、予想に反して案外と忙しい。車を何処かに停めて読書三昧という目論見は論外だった。ま、これが本来の姿なのだろうが。（本の種類にも依るが）日中在宅の間に50から80頁。仕事の合間に50から100頁読むのがせいぜいか。
　それより、仕事のスケジュールや新しい生活パターンに早く慣れること。というか、生活リズムを作り上げることが先決だ。

 　←　チャールズ ブコウスキー (著)『パルプ』 (新潮文庫)　「ニック・ビレーンは、飲んだくれで、競馬が趣味の超ダメ探偵。ところが、そんな彼に仕事が二つ転がり込む。ひとつは死んだはずの作家セリーヌをハリウッドで見かけたから調べてくれという“死の貴婦人”の依頼、もうひとつは“赤い雀”を探してくれという知人の依頼。」　

　仕事の合間には、相変らず、R．D．レイン著の『レイン　わが半生　精神医学への道』に併せ、チャールズ ブコウスキー作の『パルプ』 (ちくま文庫)とを交互に読んでいる。どちらも面白い。面白いと言えるか分からないが、両者とも幼児の頃から親に厳しく躾けられた…。ほとんど折檻と言えるような虐待で今の時代なら事件沙汰になりそう。

　アメリカ人のブコウスキーは、[1920年 - 1994年]で、イギリス人のR．D．レインは、[1927年 - 1989年]と、子供時代は近い。1930年代にアメリカを皮切りに世界的に起こった深刻な経済恐慌である世界恐慌という時代相なのか。家庭環境なのか。
　自宅では、フォークナーの『響きと怒り』 (高橋正雄訳　講談社文芸文庫)と、『数学する人生』（岡潔／著 、森田真生／編　新潮社）とを交互に読んでいる。