確定申告にへとへと
今朝は、30日に一度の内科医院へ。先月の健診結果票を持って。今日は若先生だった。まずまずの結果にあっさり診察終了。
一旦帰宅して、確定申告の会場へ。計算に手間取って会場で冷や汗タラタラしつつ、懸命に計算。11時30分に受け付け。13時30分に終了。その大半は立ったままでの計算作業。昨年のように待たされるかと、本を持参したが、待ち時間は10分ほど。立っての作業の連続で、もう疲れはてて、近くでの「ミイラ展」はパスした。勿体ないけど、観る気力がなかった。
オンラインでの申告をという意見を頂いた。悲しいかな、情けないかな、我輩が失敗を重ねてます。オンラインは、税務署も盛んに薦めています。来年こそ!
自宅では、アリス・マンロー作の『小説のように』を読み始めている。ノーベル文学賞作家であるマンローの本は2冊め。女性、特に本作は70代の女性の感性が滲む。女性作家の本を読むのは好きだ。男性が想像(妄想)する女性ではなく、女性の感覚や知性、生理の声を聴けるような気がするからだ。
← I.ヴェリコフスキー:著『衝突する宇宙』(鈴木 敬信:訳 法政大学出版局)「紀元前15世紀、彗星が地球に大接近して太陽は停止し、海水は山と盛り上がった。さらに前8世紀には、彗星に軌道を乱された火星の接近により、さらなる宇宙大災変が起こる。旧約聖書をはじめとする、世界各地に伝わる神話・伝説・古記録などを渉猟してその事実(!?)を大胆に論証し、欧米に大論争を巻き起こした問題の書。」著者は、「1895年ロシアに生まれる。イギリスに渡ってエディンバラで自然科学を学んだ後ロシアに帰り、法律・経済・歴史を学び、雑誌Scripta Universitatisを創刊(これは世界のユダヤ人学者をまとめるのに大いに役立ち、エルサレム大学創立のきっかけとなった)。その後、パレスチナで医者を開業し、チューリッヒとウィーンで精神分析学を研究。1938年アメリカに渡り『衝突する宇宙』、『混沌時代』など、古代史に関する未解決の問題に取り組む。1979年没。」
自宅では同時に、ヴェリコフスキーの『衝突する宇宙』(鈴木 敬信:訳 法政大学出版局)を読み続けている。
「世界中の神話、伝説、歴史書を調べ、それらの古文書に記録されている数多くの天変地異が実際に起こったとしてその原因を、ある彗星の地球への接近に求めた。その彗星は木星から生まれて彗星となって地球に2度にわたって大接近し、火星の軌道を狂わせ、現在の金星の軌道に落ち着いて金星となった」…さらに「紀元前1500年に地球に接近した時、その潮汐力で海を割ってモーゼらをエジプトから脱出させ(出エジプト記)、さらに52年後に金星は再び地球に接近し旧約聖書のヨシュア記にあるように地球の自転を止めた、などと」いった主張を「573もの膨大な参考文献を繰り返し引用することによって、説得力をもたせ」た本(「衝突する宇宙 - Wikipedia」参照)である。「ウォルター・アルバレスの天体衝突による恐竜絶滅の仮説が提案されるのは1970年代である」ことを鑑みると、ほんの少しは先見の明があった?
トンデモ本の筆頭に上がる本。それを承知で読む吾輩は偏屈者ということか。本書では紀元前1500年の天体現象を強調する。旧約聖書などの記述はともかく、気象変動は過去、常に起こってきたわけで、もっと大きなスケールから想像(妄想)を逞しくしてみたい:「これまでの気候の移り変わり(第五版) | 生態気象学研究グループ」
2月のメインは何と言ってもシャーロット・ブロンテの「ヴィレット」。至上の読書体験となった。ダンテの「神曲(地獄篇)」。リンダ・リアによる、「沈黙の春」の作者レイチェル・カーソン伝である「レイチェル」を再読できたのも嬉しかった。 2021年2月の読書メーター 読んだ本の数:12冊 読んだページ数:5558ページ ナイス数:6113ナイス
★先月に読んだ本一覧はこちら→ 「2月に読んだ本」
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