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2021/03/16

いつしかブコウスキーファンに

Pulpu_20210316211401 ← チャールズ ブコウスキー (著)『パルプ』 (柴田元幸訳 新潮文庫) 「ニック・ビレーンは、飲んだくれで、競馬が趣味の超ダメ探偵。ところが、そんな彼に仕事が二つ転がり込む。ひとつは死んだはずの作家セリーヌをハリウッドで見かけたから調べてくれという“死の貴婦人”の依頼、もうひとつは“赤い雀”を探してくれという知人の依頼。」

  チャールズ ブコウスキー作の『パルプ』を、本文は仕事の合間に、解説は帰宅して読了した。昨日の営業はやたらと暇で、本文の残りの120頁余りが読めてしまった。病気で休んでいた同僚が戻ってきたため、たださえ暇なのに一層暇となったのだ。ひどかった。


 本文 読了の際、これは傑作じゃないか! と読書メーターで思わずつぶやいた。ブコウスキー作品についての評としては相応しくないかもしれないが、彼の作品の中では一番纏まってるかも。ネタバレになるので書かないけど、結末がイメージされた瞬間 この作品が一気に成ったかも、などと感じた。探偵ものだが、知る限りこんな下卑ていて奇妙奇天烈、ハチャメチャな作品はないのではないか。宇宙人まで登場する。だが、小説を少しは読んできた吾輩の読む手を止めさせない。物語作りの秘訣を得ているのだ。訳者は柴田元幸氏。さすがに目がある方だ。

 作者を知ってまだ2年。早くも5冊目。やはりファンになっていると思うべきか。

Asebi_20210316210601 ← 裏庭の小道脇の名称不明の樹木にも小花が連なるように咲いていた。滅多にしげしげ眺めたりしない。初めて見た気がする。読書メーターで呟いたら、馬酔木ではというレスが頂けた。表の庭には、大きめの馬酔木はあるのですが、裏庭にもあるとは驚き。いつの間に育ってきたのか、不思議です、と答えた。

 昼過ぎ、突如、会社から野暮用で呼び出し。免許の更新に伴い、乗務員証のほうも更新する必要があるとか。営業が夜なので、課長と会う機会がない。余儀なく出社と相成った。写真撮影。上半身だけワイシャツネクタイに背広。帰りは背広を脱ぎ、トレーナーを羽織ってスーパーで買い物。


 終日の小雨で外仕事をするか迷っていたが、時間が雑用で奪われ、庭仕事は止めた。今日はあと、居眠りと読書……テレビも観るかな。と思っていたが、ほとんど寝てしまい、気が付いたら夕方七時に。バイオリズムが狂ってる。

 

 たった今 遮光カーテンを開けて外の様子を伺ったら、畑の隅っこ、隣家との際の樹に花が咲きだしてるのが見えた。アンズの果樹が開花? よりによって風のある、そろそろ雨も降りだしそうな、こんな日に! 隣家の茶の間から眺めたら桃の花みたいで良さそう。我が家の窓からは遠い! まだ眠くて 愛でにいく気にはなれない。隣家が羨ましい。
 などと朝方ちょっと目覚めた時に読書メーターで呟いたが、午後になって小雨の中、撮影してきた。それが以下の画像。

 

Anzu_20210316210801 ← 畑の隅っこのアンズ? 開花始まる。茶の間の窓からは遠い。隣家の窓からは絶景? あの豪雪禍を乗り切って、今春もアンズの果実が生るのかな。

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