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2021/03/30

黄砂の書店ツーリング

23619 ← マリオ・バルガス=リョサ著『悪い娘の悪戯』(八重樫克彦・八重樫由貴子訳 作品社)「世界各地の大都市を舞台に、ひとりの男がひとりの女に捧げた、40年に及ぶ濃密かつ凄絶な愛の軌跡」

 三週間ぶりに書店へ。但し、前回は古書店。普通の書店へは二か月ぶり? 古書店での本の発掘が楽しいので、つい新刊本の書店へは足が遠ざかる。天気がまずまずだったので、久しぶりの休みだし、バイクでのツーリングを兼ね、往復60キロほどの書店へ。花粉なのか、黄砂なのか、濃霧のような大気の中、バイクで淡々と走る。アクセルは軽くしか開けないのだが、車はあっという間にはるか後方に。

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2021/03/29

一日は24時間です

Tuge ← 柘植だろうか、黄葉(こうよう)している。遠目には、レンギョウか何か黄色い花が咲き誇っているように見える。

 

 連日の風雨。春の嵐だろうか、何度も襲ってくる。気温が平年より高いからか。
 花に嵐のたとえも……じやないが、春に嵐の……は、花に嵐は憂いよね。昨日の風雨で我が家の庭は文字通り吹き溜まり。近隣の落ち葉にゴミまで呑み込み あちこちに犇めき合っている。塵取りと箒で軽く掃き掃除。僅か十数分で汗が滲んだ。花がいっぱい散ったけど、残ってる花も多い。

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2021/03/28

植物はそこまで知っている

Plant_20210328125201  ← ダニエル・チャモヴィッツ 著『植物はそこまで知っている 感覚に満ちた世界に生きる植物たち』(矢野 真千子 訳 河出文庫 )「科学の最前線が解き明かす驚異の能力! 視覚、聴覚、嗅覚、位置感覚、そして記憶――多くの感覚を駆使して高度に生きる植物たちの「知られざる世界」」

 相変わらず、仕事の時間帯や生活パターンの変化に戸惑ったままである。バイオリズムが狂いっ放し。しかし、前のパターンに戻すつもりはない。

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2021/03/26

お前は植物に嫌われている

Plant  ← ダニエル・チャモヴィッツ 著『植物はそこまで知っている 感覚に満ちた世界に生きる植物たち』(矢野 真千子 訳 河出文庫 )「科学の最前線が解き明かす驚異の能力! 視覚、聴覚、嗅覚、位置感覚、そして記憶――多くの感覚を駆使して高度に生きる植物たちの「知られざる世界」」

 朝方は晴れていた。ゴミ出しついでに庭を散策してた。が、二時間も経たない今は風雨。なんと雷鳴さえ轟いている。なんという天候の急変。春の嵐。春雷。徹夜仕事からみめいに帰宅して、細切れの睡眠を2度。まだ合わせて四時間か。そろそろ睡魔がすいませんとばかりに到来しそう。睡魔千……すいません……しません……司馬遷……騎馬戦……

 

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2021/03/24

春うらら

Suisen_20210324205001 ← 向かいの家の白木蓮が一気に満開に。撮りたかったけど、気後れして断念。我が家の庭のあちこちに咲いている水仙。違う色の水仙もあるはずなのだが、見付からない。

 今日は休み。晴れ。微風。お出掛け日和。富山は今日 桜の開花宣言の見込み。もう宣言された? が、我輩は溜まった庭仕事をせっせと。納屋に溜まった枝葉の整理に始まり、雪害の庭木の手入れ。まずは、南天などを括っていた縄が腐っていたので、新しい紐で括り直した。傾いてしまったミエカナメなどに支柱、さらに表の車道沿いの花壇の草むしり。せっかくなので、近くの観音堂も草むしり。
 観音堂の草むしり(冬なら除雪)は、帰郷して12年 ずっとやってきたけど、感謝されたことは一度もない。あいつが勝手にやってるってこと? ま、我輩は雑草が気になるし、誰もやらないからやるだけ。
 頑張りすぎて疲れた。新しい生活パターンに慣れなくて、庭仕事するタイミングが分からない。ブログ日記を書く時間帯も定まらない。

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2021/03/23

古書を楽しむ日々

Seimei ← シュレーディンガー (著)『生命とは何か―物理的にみた生細胞』 ( 岡 小天 (翻訳), 鎮目 恭夫 (翻訳)岩波文庫) 「著者が追究した生命の本質―分子生物学の生みの親となった20世紀の名著。生物の現象ことに遺伝のしくみと染色体行動における物質の構造と法則を物理学と化学で説明し、生物におけるその意義を究明する。」

 古書を読む機会が増えている。古書店で時間をかけて隅から隅まで見て回る。懐かしい本もあれば、読み逃した本が見つかったりする。あるいは、こんな本が出ていたのかという嬉しい驚き。十数冊買い求める。それでも数千円。コスパは最高。今読んでいる四冊はいずれも古書。読書を楽しんでいる。…それでも、新刊の居並ぶ書店で本を物色したい。

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2021/03/21

スマホ騒動

Suugaku ← 岡潔/著『数学する人生』(森田真生/編 新潮社)「農耕と研究に明け暮れた孤高の天才数学者・岡潔の魅力を炙り出す。岡の名随筆に加え、食エッセイ、日記、写真、そして岡夫人による文化勲章騒動記も収録。その素顔とともに、数学の枠にとどまらない、人間の本質に迫る思考に触れる」

 

 新しい勤務体系、あるいは勤務時間帯に馴れない。そろそろ二週間になる。感覚的に毎日、夕方には仕事に出かけ、朝の五時前に帰宅する。通勤時間や洗車に要する時間などを併せると、十時間が費やされる。仕事は、夜中は死ぬほど暇で本もそれなりに読めるかと思いきや、案外と忙しい。せいぜい、20から30頁を辛うじて読める程度。ま、これが本来の在り方なのだ。

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2021/03/17

庭仕事 頑張り過ぎた

Oka ← 岡潔/著『数学する人生』(森田真生/編 新潮社)「デビュー作『数学する身体』が話題の若き独立研究者、森田真生による編集と渾身の解説で、農耕と研究に明け暮れた孤高の天才数学者・岡潔の魅力を炙り出す。」

 

 今朝は奇妙な夢で目覚めた。何故か卵を食べるのが流行っている(推奨されている)。それも黄身だけ。黄身を焼いたりして幾つも纏めて食べる。丼に卵黄やら黄身の山。こんなひ食べて ホンとに体にいいんだろうか……?

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2021/03/16

いつしかブコウスキーファンに

Pulpu_20210316211401 ← チャールズ ブコウスキー (著)『パルプ』 (柴田元幸訳 新潮文庫) 「ニック・ビレーンは、飲んだくれで、競馬が趣味の超ダメ探偵。ところが、そんな彼に仕事が二つ転がり込む。ひとつは死んだはずの作家セリーヌをハリウッドで見かけたから調べてくれという“死の貴婦人”の依頼、もうひとつは“赤い雀”を探してくれという知人の依頼。」

  チャールズ ブコウスキー作の『パルプ』を、本文は仕事の合間に、解説は帰宅して読了した。昨日の営業はやたらと暇で、本文の残りの120頁余りが読めてしまった。病気で休んでいた同僚が戻ってきたため、たださえ暇なのに一層暇となったのだ。ひどかった。

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2021/03/15

夜明け前後の帰宅の日々

Tubaki_20210315160001 ← 椿かな。咲き誇っている。次々と満開になり萎れ散っていく。庭には山茶花数本、椿も数本。今時の我が家の庭を彩る健気な樹たち。一方、水仙は咲きがけ。今朝見たら、一輪だけ花開いていた。木瓜の花は、まだ寝惚けている。

 新しい勤務体系、生活リズムに慣れない。昼間に寝るが、遮光カーテンで暗くしていても体が就寝を拒否する。そもそも睡眠障害がある。結果、在宅時は寝れるだけでも寝るようにしている。外出はスーパーだけ。外仕事は庭の見回りだけ。自宅では、ブログ日記を書く。毎日は難しいな。
 以上は昨夜の呟き。昨日は帰宅したらあさの5時どころか6時に近かった。勤務時間が終わりに近づいたころ、仕事が立て続けに入った。そのうちの一件は、酔漢。一番嫌な事例である酔漢の眠り込み。現地についても起きてくれない(その前に現地が分からない)。起こすと機嫌が悪く怒る。何故、運転手が叱られなきゃならんのだ?

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2021/03/13

新潟県は何地方?

Dawer_20210313144801  ← ジョン・W・ダワー / ガバン・マコーマック共著『転換期の日本へ  「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か』(明田川融 /吉永ふさこ[訳]  NHK出版新書) 「米国への「従属」を続けるのか、それともアジア中心の新たな安全保障体制を構築するのか。戦後日本を規定したサンフランシスコ体制の「負の遺産」を詳細に検討し、沖縄をはじめとする「辺境」の新たな可能性を見据えながら、取るべき方向性を提示する。世界的大家からの日本への提言!」

 ジョン・W・ダワー / ガバン・マコーマック共著の『転換期の日本へ  「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か』を昨日読了した。本書については、読書メーターで何度か呟いてきた。「読めば読むほど改めて暗澹たる気持ちになる。日本国憲法より安保条約が上。沖縄などを米軍駐留地として提供した昭和天皇。アメリカの属国となることで、平和を享受した日本」など。本書で強調されている点は、サンフランシスコ体制の問題。アメリカによるアメリカのための体制。「第二次世界大戦におけるアメリカ合衆国をはじめとする連合国諸国と日本との間の戦争状態を終結させるために締結された平和条約」それが作りだした戦後日本やアジアの体制。

 

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2021/03/12

用心が肝要

Genom_20210312145401 ← 中村 桂子【著】『ゲノムの見る夢―中村桂子対談集』(青土社)「現代生物学が明らかにしつつある「生きものとしての人間」を基礎において、自然と人間と文明を見据える総合的な知「生命誌」を提唱する著者が、さまざまなジャンルの思想家たちと語り合う。」

 仕事の勤務体系、特に勤務時間帯の変更の日々が始まって、実際に(中に一日休みを挟んで)三日を経験した。まだまだ慣れるには遠い。仕事は夕方から翌日未明。当然、就寝時間帯は未明からお昼まで。明るい日中に眠らなればならない。眠れない。途切れ途切れの睡眠を重ねる。目覚めても、中途半端な眠りなので起きても活動していいやら覚束ない。
 肝心のブログもいつどの時間帯に書けばいいか定まっていない。読書は目覚めた時に数頁でもいいからと齧り読みしている。慣れるにはどれほどの日数を要するやら。その前に体調を壊さないか用心が肝要のようだ。

 

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2021/03/10

生活リズムの変化の真っ最中

Dawer ← ジョン・W・ダワー / ガバン・マコーマック共著『転換期の日本へ  「パックス・アメリカーナ」か「パックス・アジア」か』(明田川融 /吉永ふさこ[訳]  NHK出版新書) 「米国への「従属」を続けるのか、それともアジア中心の新たな安全保障体制を構築するのか。戦後日本を規定したサンフランシスコ体制の「負の遺産」を詳細に検討し、沖縄をはじめとする「辺境」の新たな可能性を見据えながら、取るべき方向性を提示する。世界的大家からの日本への提言!」

 BSの「邪馬台国サミット」を録画で観ている。あれ? これ見たよと思ったら、今年元旦に放映されたもの。その時も録画で観たが、今度も観る。こういう話題、好きなんだよね。
 邪馬台国……ちなみに吾輩は北部九州連合説である。

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2021/03/07

サバイバルは続く

Botan_20210307200701 ← 寒空の中、庭の片隅で健気に。

 

 さすがにあの日に近付いて……しかも十周年でもあり、東日本大震災……福島原発事故関連の特集番組が目立つ。震災の凄まじさもだが、原発事故が何層倍もの深甚さを印象付けた。一方、復興五輪の謳い文句は、いつしか新型コロナ克服に変わってきた? こちらなら克服出来るとでも? 原発事故との闘いの行く先は見えなくなってきたから? 何があっても花は咲く。生き抜く。克服なんてことじゃなく、生き続けるしかないんだもの。

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2021/03/06

ル・クレジオからフォークナーへ

Umi ← ル・クレジオ作『海を見たことがなかった少年 モンドほか子供たちの物語』(豊崎 光一/佐藤 領時訳 集英社文庫 1995/6/20)「子どもたちのいる風景をみずみずしい感性で描く素敵な物語8編」

 昨夜来の雨は強風と相俟って、不安を掻き立てるものだった。日中も買い物へ車でだって外出する意欲を萎えさせた。午後遅めには雨も風も止んだが、庭先を軽く見て回るだけで、終日家に籠ってしまった。その分、居眠りと読書に専念。

 本夕からは、フォークナーの念願の『響きと怒り』を読み出した。若いころ、手元にあって、何度となく読もうとしたが、とうとう冒頭の数頁で頓挫したまま。本はいつしか行方知れずに。過日、古書店で出会ったので、今度こそ読むつもりで買っておいたのだ。ル・クレジオも読み終えたし、早速読み出した。

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2021/03/04

鉈を振り回す ⁈

Yanagi_20210304195401 ← 今日四日は晴れ。暖か。晴れの日に果たしたい用事が少なからずあったのに、つい出来心で部屋着のまま、庭仕事にむきになったせいで、何一つ片付かなかった。悶々。買い物帰りに、木の芽吹きを見掛けた。ネコヤナギ?

 富山県 昨日(三日)の時点で新型コロナ感染者 8日連続 ゼロ。

 先日、昔は我が家の庭に肥溜めがあったと書いた。農家だから普通に。ニワトリ小屋に小さな池、井戸、馬小屋(馬は村の共有だった?)、納屋、倉、大八車とか。土間で脱穀や餅搗き。ドラム缶でゴミ 燃やしてた。焚き火して焼き芋。あ、犬も飼ってた。ネズミ用の毒で死んだ。稲架(はさ)が何十本も並ぶのは壮観。
 ここでふと、疑問に。稲架……数メートルの丸太をどうやって田圃に立てた?  父が一人で? やはり、近所の方乃至は親戚一同が協力して立てたのだろうか。
 ネットで、記憶の中での稲架掛けに近い風景が見つかりました:「稲架づくり | 富山の暮らしを楽しむ木の家造り。頼成工務店

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2021/03/02

アリス・マンロー「顔(face)」と安部公房「他人の顔」と

Novel_20210302200601  ← アリス・マンロー/著『小説のように』(小竹由美子/訳 新潮クレスト・ブックス)「ロシア史上初の女性数学者をモデルにした意欲作「あまりに幸せ」など、人生の苦さ、切なさを鮮やかに描いて、長篇を凌ぐ読後感をもたらす珠玉の十篇」

 昨夜は明け方まで暴風が吹き荒れた。折れたり根本から倒れていた植え木につっかえ棒したが、あの風で遣り直しかもしれない。風は止んだが、明け方には雨に。それでも午前中は暖かだった。が、午後になって一気に気温低下。3時前に外を眺めたら霙に。天気予報は当たったよ。

 仕事。業務の時間体系を変更するか、考えている。タクシー乗務員となって、ずっと複勤でやってきた。それを単勤に変えるかどうか。それも、夜中の。出勤の回数を減らしたい。月に25回も通勤するのは、その準備や洗車も含め面倒。複勤ならせいぜい12か14回である。夜の勤務はどうなのだろう。

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2021/03/01

確定申告にへとへと

 今朝は、30日に一度の内科医院へ。先月の健診結果票を持って。今日は若先生だった。まずまずの結果にあっさり診察終了。
 一旦帰宅して、確定申告の会場へ。計算に手間取って会場で冷や汗タラタラしつつ、懸命に計算。11時30分に受け付け。13時30分に終了。その大半は立ったままでの計算作業。昨年のように待たされるかと、本を持参したが、待ち時間は10分ほど。立っての作業の連続で、もう疲れはてて、近くでの「ミイラ展」はパスした。勿体ないけど、観る気力がなかった。
 オンラインでの申告をという意見を頂いた。悲しいかな、情けないかな、我輩が失敗を重ねてます。オンラインは、税務署も盛んに薦めています。来年こそ!

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