もしや花粉症? カッフンダ!
← 横山源之助著『日本の下層社会改版』(岩波文庫)「日本資本主義が一人だちする明治30年前後。横山源之助(1870―1915)は労働者・貧民に深い同情をよせ、実態調査にもとづくルポルタージュの数々を世に問うた。本書はその集成であり、工場労働者をはじめ職人・都市の極貧者・小作人等の生活が生々しく詳細に記録されている。明治期ルポルタージュの白眉」
この数年 冬の終り頃になると、鼻水 垂らり 眼がこそばゆい……。もしや花粉症? カッフンダ!
腰の痛みは徐々に和らいでいる。快方へ向かっているのか、爆弾を抱えている気分。
ジーンズ(ジーパン)の画像が載っていた。懐かしいな。何歳まで穿いてたろうか。(バケツと洗濯板か足での)洗濯が面倒で、洗濯は半年に1回? 食事してると、ハエがジーパンに集ってくる。目の前に御馳走があるっちゅうの!
このエピソードは、我が学生時代、学食でのこと。まだ、食べ物にハエが当たり前に集る頃のこと。
横山源之助著の『日本の下層社会改版』を読了した。仕事の合間に読む本ではないのだが。つい先日読んだ『女工哀史』に続くもの。明治から戦前の日本社会を理解するには必読の文献だが、しばしば書名を目にし、どこか読んだような気がしていた。日本人として読まないのは後ろめたい気持ちがする本の一冊。「女工哀史」は大正時代の紡績業に携わる女工の研究がメイン。本書は明治31年頃までに書かれた。富国強兵と中央集権、且つ人口が政府も困惑するほどに増え、本土から北海道へ、南米へと開拓民や移民が奨励され、戦争で民衆を死地に追いやる圧力があったような気がする。産業も貧困層を消耗品のように酷使する。余談だが、本書の中に、後の「女工哀史」に発展するだろう記述が見られる。本書のあとは、副題は「ある製糸工女哀史」の山本茂実の「ああ、野麦峠」かな。 あと、小林多喜二の『蟹工船』も読みたい。多分 未読。一度は読んどかないと。あの国民挙っての軍国主義の時代に抗うなんて凄い。特高に捕まって拷問 獄死。勇気? 正義感?
← 半藤一利著『昭和史(1926-1945)』(平凡社ライブラリー)「授業形式の語り下ろしでわかりやすい通史として絶賛を博した「昭和史」シリーズ戦前・戦中篇。同じ過ちを繰り返さないために、今こそ読み直す1冊。講演録「ノモンハン事件から学ぶもの」を増補」
半藤一利著の『昭和史(1926-1945)』を読み続けている。
さすが人物に焦点を合わせていて、物語風でもあり、面白い。破滅的な戦争に至る道で、面白がってちゃアカンのだが。マスコミなどの煽動に安易に煽られちゃアカンね。しかし、庶民は確かな情報源を何処に求めたらいいのか。自分で時代認識を持つ? それができればね。兎に角 幅広い情報源と 信頼できる思想家を見出だすこと。難しいけど。
南京事件の件を読んでいて、貴重な証言である石川達三著の「生きている兵隊」 (中公文庫)を再読したくなった。
自宅では、シャーロット・ブロンテ著『ヴィレット(下) 』(青山誠子訳 白水Uブックス) と リンダ・リア著の『レイチェル―レイチェル・カーソン『沈黙の春』の生涯』(上遠 恵子訳、2002/08東京書籍刊)とを交互に読んでいる。前者は今晩にも読了しそう。
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