« 前門の虎後門の狼 | トップページ | もしや花粉症? カッフンダ! »

2021/02/10

ゴールド免許更新へ

Kami_20210210204401  ← ブッツァーティ著『神を見た犬』(関口英子 訳 光文社古典新訳文庫)「われわれが無意識のうちに心の奥底に抱えている心象風景を、類まれな感性でえぐりだし、容赦なく突きつける。読者は既視感を味わい、ぞくりと身を震わせる」

 免許の更新で、誕生日の前後それぞれ一か月の範囲で受け付けている。今日は晴れているので、チャンスとばかりに出かけた。
 ゴールドも何度目か。ウイークデーだし、そんなに混まないと思っていたら、びっくりするほどの混みよう。受付前に長い行列。そこはソーシャルディスタンスは保てない。一応、距離を保てとラインは引いてあるが、その列が小腸の様にくねくねしていて、両隣りの列と接近している。まるでギャグだ。
 今回は年齢を感じさせられた。間もなく67歳となる。70歳も近い。あと一度か、せいぜい2度更新できるか。次は認知症予備軍だ。

 ブッツァーティ作の『神を見た犬』を読了した。仕事の合間に読んできたのが勿体ないような作品の数々。我輩としては、長編小説『タタール人の砂漠』でぞっこんとなった作家。「魔術的幻想文学の書き手として世界的に名高い幻想味のある作家というが、確かに、「われわれが無意識のうちに心の奥底に抱えている心象風景を、類まれな感性でえぐりだし、容赦なく突きつけ」てくれる。カフカ的不条理というほどではなく、読後読み手を震撼とさせるほどではない。ヒッチコック辺りが映像化したら面白いかもという娯楽的配慮も欠けてはいないという印象を受けた。

 ラジオで「目覚まし時計の無い時代には、どうやって朝、起きていたのでしょうか。寝坊しなかったのでしょうか」といった疑問が呈されていた。さて、どうやっていたでしょう? ちなみに我輩は、目覚まし時計はセットしてあるが、目覚まし時計で起こされるのは、年に1回あるか ないか です。
 目覚まし時計の無い時代は、飽食は論外だろうから、皆さん、粗食だったかもね。お腹が空いて目覚めるってのは、夜中とかもあるし。いずれにしても、灯りは蝋燭などで贅沢はできないので、夜は早い。明るくなると起きる。時間は、お寺の鐘かな。時計なんて大名とか金持ちの特権。庶民はアバウトでしょうね。仄聞するところによると、役人もしばしば役所(登城)に遅刻したとか。

Shouwa ← 半藤一利著『昭和史(1926-1945)』(平凡社ライブラリー)「授業形式の語り下ろしでわかりやすい通史として絶賛を博した「昭和史」シリーズ戦前・戦中篇。同じ過ちを繰り返さないために、今こそ読み直す1冊。講演録「ノモンハン事件から学ぶもの」を増補」
 

  半藤一利著の『昭和史(1926-1945)』を読み始めた。今日は免許の更新に運転免許試験場へ。どうせ待たされるだろうと、念のため持参したのが本書。半藤氏は、先月12日に亡くなられた。前々から読もうと思ってきたのだが、とうとう生前に読むことができなかった。とりあえず、古書店で見つけた本書を読む。

 七日は、黄砂なのか花粉なのか 車がやたらと汚れた。昨日九日はさほどじゃない。

 NHKの夜九時のキャスター(男性)が交代だとか。やはり、昨年末のガースーへの(打ち合わせにない日本学術会議関連の)質問のせいかな。

 森元首相の女性蔑視発言の波紋が広がってきた。国内だけだったら、謝罪と撤回で済んだだろうが、オリパラという世界相手のイベントであり、人権尊重を主旨とする以上は、今回ばかりは与党ですら座視できない事態に波及するに違いない。
 吾輩も某SNSサイトで議論めいたことはしてきた。近いうちに消滅するだろうが:「森発言絡みか、「黙ってないで」 欧州の各国大使館、SNSへ投稿

|

« 前門の虎後門の狼 | トップページ | もしや花粉症? カッフンダ! »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

書評エッセイ」カテゴリの記事

恋愛・心と体」カテゴリの記事

読書メーター」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 前門の虎後門の狼 | トップページ | もしや花粉症? カッフンダ! »