前門の虎後門の狼
← 陳 舜臣【著】『唐詩新選』(新潮文庫)「大国の興亡から友との別離、飲酒の宴、森羅万象を詠み込んだ膨大な唐詩の数々。古来、日本人の心を潤してきた唐詩を、著者の該博な知識をもとに、清明、七夕、秋雁、涼州詩など24のテーマにまとめ、唐代人の暮らしと彼らが感興をもよおす様を彷彿とさせる形で紹介する」
本書は父の蔵書。国鉄マンだった父は定年後、篆刻に情熱を注いできた。本書も篆刻で彫る言葉を求めての一環だったようだ。唐詩選など漢詩の本が蔵書に目立つ。吾輩も篆刻はしないが、漢詩は好きで年に一冊か二冊は読んできた。
陳 舜臣著の『唐詩新選』を読了した。仕事の合間に読むには相応しくない本。
本文を通読してみてレベル高過ぎが正直なところ。常識的な唐詩は自家薬籠してないと味読は出来ない。我輩は、苦読にもならんかった。でも、意地で通読したの。何が残った? ま、雰囲気だけでも味わえて良かったと思いたい。
陳 舜臣は、「本籍は台湾台北だったが、1973年に中華人民共和国の国籍を取得し、その後、1989年の天安門事件への批判を機に、1990年に日本国籍を取得している」「東洋史学者宮崎市定の門弟に師事、宮崎の孫弟子にも当たる」「初期の作品はミステリーが多」かったが、「1967年『阿片戦争』などから中国の歴史を題材にした作品を多く書き、日本における「中国歴史小説」ジャンルを確立し、多くの読者を持っている」とか(「Wikipedia」より)。
「『唐詩選』は、明の李攀竜が編纂したといわれる唐代の漢詩選集」だが、日本人に親しまれるのもこちらのほう。但し、著者によると、「初唐と盛唐に重点が置かれ過ぎて、中唐の白居易などは一首も収録されていない」という。他にもいろんなアンソロジーがあるが、本書はまさに著者の性格と好みの現れであると、自身があとがきで認めている。
全くの余談だが、漢詩……漢字は凄い。森羅万象の全てに漢字があてがわれている。梅だけでも何種類もの名前がある。それら全てを覚えるなんて気が遠くなる。逆に言うと、そうした労苦に力が奪われてしまったとも云えるか。江戸は勿論、明治や大正、あるいは昭和の半ばまでは、日本の知識人は漢詩漢文の素読は素養のうち。しかも、欧米の言葉も学ぶ。今も専門家じゃなくても、漢詩漢文を当たり前に読める人がいるんだろうなー。
昨日朝の夢に故天知茂が出てきた。我輩は、航空機事故調査官。吹雪の中、旅客機が上手く着陸出来なかった、その原因を調査。パイロットが吹雪で視界を阻まれ滑走路を失敗したのか、いざ着陸の際、突風に機体が揺れ空港の施設に翼が接触したのか。最後は突風のせいで決着。天知茂がどういう場面で登場したか、忘れた。
古本屋さん。古書で狭い中、隅々まで見ようと、立ったりしゃがんだりを一時間半。こりゃ運動になる。…でも、傷めた腰に悪かったかも。
モリ氏の後任にアベ氏が浮上だって。悪夢だ。前門の虎後門の狼といったところだ。人材が日本にはいないってことか。
モリ氏を巡ってはSNSサイトで何人かの方と延々と語り合った。理解には至らなかった。吾輩はせっかちすぎるのかもしれない。非常時だという認識があるからなのだが。
← 目覚めたらそこは雪国だった。……厚化粧にならないでほしい。もうこりごり。 → 午後は晴れ。化粧は剥がれた。よかった。 → 夕方近く居眠りから目覚め ふと外を観たら あれま すっかり雪景色。コンコンと降ってる。積もる。明日の夕方まで降る。辛抱せにゃアカンね。
化石燃料の中に、石炭や石油、天然ガス、さらにはシェール・オイルやシェール・ガス、メタンハイドレートも含まれるだろう。「太古に生息していた植物または動物の死がいが、他の無機物とともに堆積し、長年月の間に自然の作用で熟成・変化したもののうち、今日採掘されて燃料とされている物質」。そのままならその物質のままに留まる。化石とは言いづらいが、原発の燃料であるウラン燃料も、自然界にある物質だが、原発の燃料として、膨大な熱量を発生させてしまう。自然界にあるままなら僅かな物質量に留まるはずなのである。
オリパラは中止し、会場をワクチン接種や自宅待機者のための会場にする。あるいは国内大会に徹する。
山本彩 面白い:「山本彩 げいにん!全シーズン おもしろ」
マスク用のフレームとか、クチバシ風なマスクがありますね。誰か使ったことない?
腰、相変らずイエロー状態。椅子から立ち上がる際が一番、やばい。爆弾を抱えた気分だ。一人。誰も相談する相手はいない。今更だけどね。
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