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2021/02/04

ダンテ『神曲 地獄篇』と源信の『往生要集』を比べてみたい

Sinkoku_20210204202701  ← ダンテ 著『神曲 地獄篇』(平川祐弘 訳 河出文庫)「一三〇〇年春、人生の道の半ば、三十五歳のダンテは古代ローマの大詩人ウェルギリウスの導きをえて、地獄・煉獄・天国をめぐる旅に出る」

 

 男社会の負の典型。彼を会長に選んだ時点で日本の社会の旧弊の根深さが露になったんだな。
 森喜朗の女性差別発言……。ああいうのに頼るしかないのが情けない。誰も文句を言わなかったのが情けない。どうやら居すわるようだ。日本でもだが、世界から森氏の素性は見透かされているんだが。国内は力で抑えても、日本における女性の地位の低さは目を覆う惨状だ。

 昨夜は仕事で夜半に山田村まで車で。路肩には除雪した雪の山があったが、道路は綺麗に除雪されていた。融雪剤を散布したり工夫しているようだ。スキー場が近いこともあるからなのだろう。近くの音川のブドウ園をいつか訪ねてみたい。

 腕の痛みはやや引いてきたか。腰の痛みも消えてはいないが、一服。ただ、リクライニングチェアでの読書はなんとかしないと、いつか(近い将来)腰を完全に傷めそうだ。

  ダンテ 作の『神曲 地獄篇』を今朝未明読了した。本文は仕事の合間に。面白いとは言いづらい。いかにもキリスト教(主にカトリックか)のイデオロギーに偏している。それ以上に、ダンテの偏見までは言わないが、教皇らへの怨念に満ちた復讐心や、キリスト教の教えに反する古代ギリシャ哲学者や思想家への懲罰せんとする執念が露わ。宗教面での思い(特に一部の教皇らへの憎悪)は、ボッカッチョの『デカメロン』でも共通している。が、ダンテは、ボッカッチョとは比較にならないほどに強硬で妥協の余地がない。疑問に思うのは、勧善懲悪にしろ因果応報にしろ、犯した罪に見合う罰はありえるのかという思い。殺人を犯したから死刑にする? 盗んだ人はどう罰する? 宗教的罪はどう断罪する? 訳者の平井氏による解説で面白かったのは、断罪されている人物らの名前が本人が望むと望まないに関わらず挙げられていること。名前の重視である。中世がやがては近代へ向かう曙の時期にあって、個の存在が名前という形で認められ始めたということなのか。日本でも、源平合戦などで武士が名乗り合って戦うという場面が戦記物に印象的に描かれるようになっていることと符合するのか。
 また、ダンテ 作の『神曲 地獄篇』は、地獄篇なので、日本の源信による『往生要集』と比べてみたくなる。恐らく多くの方が既に対比したり影響関係を調べているに違いない。
 この辺りのことは一昨日も書いた:「ここに孤独の理解者がいる

Matukawa  ← 仕事が暇だからって 黄昏れてみた。黄昏……誰ぞ彼……彼は誰…… まあ 今日は小雪で良かったし。

 余談だが、海外では、地球温暖化対策の一環として、道路を白くペイントしているとか。日本でも始めたらどうか。新築の家の屋根は白だと減税。車も車体が白なら減税。服装も白なら割り引き。顔に白いドウランを塗る。etc.
 風力とか太陽光発電は設置場所や方法が課題ですね。環境問題の解決に資するのが大事なのに、山林などは論外。昔、我が家の屋根に太陽光って検討したらしいけど、家が古すぎて止めたとか。壁がボロボロなので、日当りもいいし、壁面は検討の余地があるか。あと、窓に太陽光とか。まだまだ知恵を絞ってほしい。
屋根と道路を白く塗る条例で、15%のCo2削減

  正月七日の夜、八日の豪雪は記録的なものだった。雪の使い道については過去、何度となく呟いてきた。
 市の中心部の近隣から除雪した雪の溜め場にして、スキー場にする。
 雪山を作って天然の野菜などのための冷蔵庫(氷室)にする。上手くしたら、夏間近まで使えるかも。

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