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2021/02/28

光明は見えない

Bigsur_20210228202001  ← ヘンリー・ミラー=著『ビッグ・サーとヒエロニムス・ボスのオレンジ』(田中西二郎=訳 文遊社)「『北回帰線』などを世に送り出したヘンリー・ミラー(1891-1980)が、その自然の美しさに魅了され、15年以上のあいだ居を構えたアメリカ西海岸のビッグ・サーでの生活を綴る。 風光明媚な土地、ビッグ・サーをミラーはアメリカの消費社会から隔絶したユートピアとして発見し、そこに生きる人々や自らの、いきいきとした暮らしぶりをユーモアたっぷりに描く」「ヘンリー・ミラー流の楽園論」

 一昨日、仕事の日。昼前、不意に事務所(部長)から呼び出し。えっ、なんだ? 何かオレ やらかした? 思い当たることなど ないが……営業実績は惨憺たるもの。滅多に部長に呼ばれることなどない。あるいは、エッセンシャルワーカーの職種である我が会社に何かあったか。つい数日前、同業他社が廃業というニュースが(地元の)マスコミを賑わした。幸い廃業はしない。が、業界自体、厳しさがヒシヒシと。お先 真っ暗……ではないが、光明が遥か先なのは確かだ。

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2021/02/27

庭にストーンサークル?

Boys_20210227204201 ← チャールズ ブコウスキー 著『くそったれ ! 少年時代』 (河出文庫  (1999/12/1)) 「1930年代、ロサンジェルス。大恐慌に見舞われ失業者があふれる下町を舞台に、少年ハンクのハードでパンクな青春を描く。父親の虐待に対する激しい怒り、容貌への強烈な劣等感に苛まれながら多感な思春期を送った著者の自伝的長編」

 庭仕事が溜まってる。確定申告もしないといけない。頭が痛い。腕(肘)も痛い。納屋には一杯の枝葉が作業を待ってる。薪ストーブか暖炉を設置するか、迷っている。落ち葉などの焚き火は市で禁止されている。どうせ捨てるなら、薪ストーブで燃やせば、冬の暖房に資するし、枝葉がバイオ燃料になる?

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2021/02/25

庭仕事に確定申告に

Genom  ← 『ゲノムの見る夢 中村桂子対談集 増補新版』(青土社)「現代生物学を基礎において、自然と人間と文明を見据える総合的な知「 生命誌」 を提唱する著者が、さまざまなジャンルを越境し語り合う。」

 スマホに過日より、「Android process acore 」というアラーム(?)が頻出してきた。特に昨日、電話しようとしてこのアラームが出て、まるで電話機能が使えない。そんなことを読書メーターの呟きサイトで愚痴ったら、読み友さんからアドバイス。「簡単に一瞬で改善する方法」てのがありましたと。やってみたら、改善した。念のため、自宅に電話してみたらうまくつながった。

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2021/02/23

春の到来は憂鬱

Izmo_20210223203801  ← 関和彦【著】『古代出雲への旅 幕末の旅日記から原風景を読む』(中公新書)「神々の集う国・出雲。いまでもそこかしこに神社が見られる。これらのなかには『出雲国風土記』の時代に起源を求められるものも多く、古代史を封じ込めたタイムカプセルとも言える。幕末期、この風土記社を丹念に巡り、旅日記を残した男がいた。その男・和四郎は時に酔い伏し、時に神の娘と出会いながら、美保関から出雲大社まで足を伸ばす。新発見の日記を手に、私たちも古代史への旅に出よう」

 庭にはいろんな野鳥がやってくる。藪のような庭だからか。以前は野鳥はデジカメで撮ってた。レンズに黴が蔓延って使用不能に(畑仕事に常に携帯。汗だくで黴なのかな)。今はスマホのカメラ。近場の昆虫などは撮れるけど、木立の野鳥は遠くてアカン。
 バードウオッチャーではない。が、せっかく庭へのお客さんがいろいろ観られるんだし、撮りたい。植物はもちろん昆虫、カナヘビ、野鳥、近所の猫。一番撮りたいのは、月影。1度も成功したことない。

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2021/02/21

風呂場で熱中症?

Senkai_20210221203201  ← 中野 美代子 (著)『仙界とポルノグラフィー』(青土社 (1989/7/1))「幻想と綺譚の博物館。夢を運ぶ白いインコ、星座をかたどる古代城郭、天子の珍獣コレクション、金の瞳の孫悟空…。中国の幻想・綺譚の世界に遊ぶ夢と幻の博物誌」

 一昨日(金曜日)、晴れていたのでホームセンターへ。スノーダンプを買い求めに。が、時季外れで品物はないと。代わりにではないが、鉈(なた)を買ってきた。別に、スノーダンプの代用品となるわけじゃない。かといって、ナタデココを作ろうってわけでもない。鉈で強盗しようってわけでもない。枝葉の削ぎ落しに買ったのだ。

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2021/02/19

お月さん 久しぶり!

Reichei_20210219200301 ← リンダ・リア 著『レイチェル―レイチェル・カーソン『沈黙の春』の生涯』(上遠 恵子訳、2002/08東京書籍刊)「『センス・オブ・ワンダー』のやわらかな感性と『沈黙の春』の使命感は、どう育まれ、世に実現されたのか。十年にわたる調査をもとに生き生きと描く感動の伝記、決定版」

 雪。昨日はどれだけ降るんだ、積もるのかと心配していた。幸い、夕食前に30分ほど除雪しただけ。夜中にトイレの窓を恐る恐るあけてみたら、数センチ積み増しただけ。新聞配達人のために除雪、なんて必要もなかった。積雪は50センチほどかな。融雪の水が流れてるところだけ、路面が見える。黒い路面が恋しい。

 

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2021/02/17

再びの大雪に辟易

Shouwa_20210217201901  ← 半藤一利著『昭和史(1926-1945)』(平凡社ライブラリー)「授業形式の語り下ろしでわかりやすい通史として絶賛を博した「昭和史」シリーズ戦前・戦中篇。同じ過ちを繰り返さないために、今こそ読み直す1冊。講演録「ノモンハン事件から学ぶもの」を増補」

 橋本さん 山下さん 小谷さん ……選択の余地が少なすぎる。ここは、ガースーさんの出番。オリパラは中止してコロナ対策に全力投球と国民に訴えなさい。
 報道によると、橋本さんが有力だとか。やはり森さんの息のかかった人。密室人事。

 

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2021/02/15

福島・宮城などで大きな地震

Senkai  ← 中野 美代子 (著)『仙界とポルノグラフィー』(青土社 (1989/7/1))「幻想と綺譚の博物館。夢を運ぶ白いインコ、星座をかたどる古代城郭、天子の珍獣コレクション、金の瞳の孫悟空…。中国の幻想・綺譚の世界に遊ぶ夢と幻の博物誌」 

 

 昨夜半過ぎからザーという本格的な雨。今も降ってる。これが雪だったらと思うと……。明後日からは雪だとか。降らない雪はない。止まない雪もない。融けない雪もない。……積もらない雪はありえる。この最後の可能性に期待する。

 本ブログ日記を書いている今も、外から風雨の音や雷鳴の響き、風に庭の何かが揺さぶられる音が聞こえてくる。今は雨だが、明日か明後日には風雪になるという予報が出ている。雪はもう嫌だ。

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2021/02/13

パイプ車庫撤去作業終了

Vilet2_20210213201101  ← シャーロット・ブロンテ著『ヴィレット(下) 』(青山誠子訳 白水Uブックス) 「異国の街で寄宿学校の教師として生きる英国女性の内面を描き、『ジェイン・エア』以上に円熟した傑作と称されるブロンテ文学の到達点」


  今日は暖か。外出の際は、エアコンは消す。買い物から帰って部屋に落ち着いて しばらくして おや 暖房 使ってないぞと気付いたり。気温は17度ほど。ジャケットのジッパーも締めないで自転車を駆っても寒くない。
 が、来週はまた寒波が襲来。大雪の可能性もだって。もう、雪は嫌だ。

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2021/02/12

もしや花粉症? カッフンダ!

Kaso  ← 横山源之助著『日本の下層社会改版』(岩波文庫)「日本資本主義が一人だちする明治30年前後。横山源之助(1870―1915)は労働者・貧民に深い同情をよせ、実態調査にもとづくルポルタージュの数々を世に問うた。本書はその集成であり、工場労働者をはじめ職人・都市の極貧者・小作人等の生活が生々しく詳細に記録されている。明治期ルポルタージュの白眉」

 この数年 冬の終り頃になると、鼻水 垂らり 眼がこそばゆい……。もしや花粉症? カッフンダ!
 腰の痛みは徐々に和らいでいる。快方へ向かっているのか、爆弾を抱えている気分。

 ジーンズ(ジーパン)の画像が載っていた。懐かしいな。何歳まで穿いてたろうか。(バケツと洗濯板か足での)洗濯が面倒で、洗濯は半年に1回? 食事してると、ハエがジーパンに集ってくる。目の前に御馳走があるっちゅうの!
 このエピソードは、我が学生時代、学食でのこと。まだ、食べ物にハエが当たり前に集る頃のこと。

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2021/02/10

ゴールド免許更新へ

Kami_20210210204401  ← ブッツァーティ著『神を見た犬』(関口英子 訳 光文社古典新訳文庫)「われわれが無意識のうちに心の奥底に抱えている心象風景を、類まれな感性でえぐりだし、容赦なく突きつける。読者は既視感を味わい、ぞくりと身を震わせる」

 免許の更新で、誕生日の前後それぞれ一か月の範囲で受け付けている。今日は晴れているので、チャンスとばかりに出かけた。
 ゴールドも何度目か。ウイークデーだし、そんなに混まないと思っていたら、びっくりするほどの混みよう。受付前に長い行列。そこはソーシャルディスタンスは保てない。一応、距離を保てとラインは引いてあるが、その列が小腸の様にくねくねしていて、両隣りの列と接近している。まるでギャグだ。
 今回は年齢を感じさせられた。間もなく67歳となる。70歳も近い。あと一度か、せいぜい2度更新できるか。次は認知症予備軍だ。

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2021/02/08

前門の虎後門の狼

Tousi_20210208202901 ← 陳 舜臣【著】『唐詩新選』(新潮文庫)「大国の興亡から友との別離、飲酒の宴、森羅万象を詠み込んだ膨大な唐詩の数々。古来、日本人の心を潤してきた唐詩を、著者の該博な知識をもとに、清明、七夕、秋雁、涼州詩など24のテーマにまとめ、唐代人の暮らしと彼らが感興をもよおす様を彷彿とさせる形で紹介する」
 
 本書は父の蔵書。国鉄マンだった父は定年後、篆刻に情熱を注いできた。本書も篆刻で彫る言葉を求めての一環だったようだ。唐詩選など漢詩の本が蔵書に目立つ。吾輩も篆刻はしないが、漢詩は好きで年に一冊か二冊は読んできた。

 

 陳 舜臣著の『唐詩新選』を読了した。仕事の合間に読むには相応しくない本。
 本文を通読してみてレベル高過ぎが正直なところ。常識的な唐詩は自家薬籠してないと味読は出来ない。我輩は、苦読にもならんかった。でも、意地で通読したの。何が残った? ま、雰囲気だけでも味わえて良かったと思いたい。

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2021/02/06

二か月ぶりに古書店へ

Vilet2  ← シャーロット・ブロンテ著『ヴィレット(下) 』(青山誠子訳 白水Uブックス) 「異国の街で寄宿学校の教師として生きる英国女性の内面を描き、『ジェイン・エア』以上に円熟した傑作と称されるブロンテ文学の到達点」

 

 シャーロット・ブロンテ作の『ヴィレット(下) 』を昨日から読み始めた。どうも、常識的な小説の概念(吾輩の思い込み)を超えるというか、覆すような作品。自伝風だからなのか。でも、虚構作品のはず。ある種個性の強い…強すぎる主人公の女性とヴィレットという異国の町の寄宿学校の、主人公に負けず劣らず奇矯な教師との絡みが波乱含みの予感で、面白くはある。イギリス風のゴシック小説の気味も色濃くなって、ますます目が離せない。

 

 

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2021/02/05

今日は定期検診へ

Vilet_20210205204401  ← シャーロット・ブロンテ 著『ヴィレット(上)』(青山誠子 訳 白水Uブックス) 「 異国の街で寄宿学校の教師として生きる英国女性の内面を描き、『ジェイン・エア』以上に円熟した傑作と称されるブロンテ文学の到達点」

 今日は晴れ。外出日和。週日で混まないだろうから、免許更新に出かけるに絶好。だが、生憎、検診の予定が入っている。検診の病院に2時間留まることになり、個の足で免許センターへという目論見も崩れてしまった。また、後日を期すしかない。

 上記したように今日は会社の年に2回の検診という決まりで、病院にて定期健診。胃カメラは嫌なのでバリウム。過去何度か引っ掛かった(便鮮血や尿鮮血など。その前は血糖値の高さや中性脂肪値の高さなど)けど、今回は無事かな。
 待ち時間が結構あったので、本が50頁ほど読めた。出掛ける時は、本と眼鏡は忘れずに。

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2021/02/04

ダンテ『神曲 地獄篇』と源信の『往生要集』を比べてみたい

Sinkoku_20210204202701  ← ダンテ 著『神曲 地獄篇』(平川祐弘 訳 河出文庫)「一三〇〇年春、人生の道の半ば、三十五歳のダンテは古代ローマの大詩人ウェルギリウスの導きをえて、地獄・煉獄・天国をめぐる旅に出る」

 

 男社会の負の典型。彼を会長に選んだ時点で日本の社会の旧弊の根深さが露になったんだな。
 森喜朗の女性差別発言……。ああいうのに頼るしかないのが情けない。誰も文句を言わなかったのが情けない。どうやら居すわるようだ。日本でもだが、世界から森氏の素性は見透かされているんだが。国内は力で抑えても、日本における女性の地位の低さは目を覆う惨状だ。

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2021/02/02

ここに孤独の理解者がいる

  コロナ禍ということで読み始めた角川版漱石全集。先月は三冊を読んで、欠巻と別冊を除いて全巻読んだ。まさかコロナ禍がこんなに続くとは想像だにしなかった。その分、読書は充実したが。先月は豪雪で孤軍奮闘の除雪。腰や腕を傷めてしまった。

 2021年1月の読書メーター 読んだ本の数:12冊

読んだページ数:4782ページ

ナイス数:8799ナイス

先月に読んだ本一覧はこちら

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