カーポートに車とバイクを併置
← チャールズ・ブコウスキー 著『詩人と女たち』(中川 五郎 訳 河出文庫)「現代アメリカ文学のアウトサイダー、ブコウスキー。五十歳になる詩人チナスキーことアル中のギャンブラーに自らを重ね、女たちとの破天荒な生活を、卑語俗語まみれの過激な文体で描く自伝的長篇小説」
この1週間で知り合い二人が相次いで亡くなった。一人は近所の方。入浴中のヒートショックだとか。もう一人は会社の同僚。運転中の突然死。脳硬塞だとか。他人事じゃない。明日は我が身だ。コロナ関連が話題だけど、冬場は ただでさえ急病突然死が多いんだね。
台所の外の水道(蛇口)。明日の最低気温はマイナス2度。明後日はなんとマイナス6度。マイナス2度以下になったら凍結の可能性あり。まして6度はまずい。エアパッキン(プチプチ)を巻いて、その上からゴミ袋を被せた。
が、水道はもう一か所ある。
台所の出入り口。雪で生ゴミ置き場へ行けない。なので、直下に仮置き。
台所の流しで小さな盥で食器なとを洗った水は、流さないで台所の外に捨てている。やんちゃ? 積雪をほんの少しでも融かしたいから。ちなみに我輩は洗剤は使わない。たまに石鹸を使うかどうか。捨てる水はタレや牛乳パックを洗った濁り水などが混じるだけ。
従来、車はパイプ車庫に、バイクは玄関前のカーポート脇に停めていた。が、パイプ車庫の倒壊という現実を前に変更。カーポートに車とバイクを併置することに。が、両者の隙間は狭い。近い将来、今のカーポートの前にもう一つ、カーポートを新設することを考えている。それぞれに車やバイクを置く。パイプ車庫スペースは空き地にし、今度また大雪になったら、除雪した雪の排雪場所にする。
チャールズ・ブコウスキー 作の『詩人と女たち』を読了。ほとんどを車中での待機中に読んだ。やんちゃで正直で優しい小父さんブコウスキーと目される人物の語り。あくまで虚構だが、事実の話なんだと思ってしまう。主人公である詩人は中年をも過ぎた、何も知らない人が見たらうらぶれたおっさん。が、知る人は知っている詩人。呼ばれて誌の朗読をやってカネをもらったりする。小説も書く。男性のファンもいるのだろうが、女性のファンが多い。彼なら自分を相手にする、自分を得心させてくれると思う若い女性が引きも切らずやってくる。彼は優しい。例えば何かのパーティで若い女性を見かける。当然ながらスタイルのいい美人の若い女性に惹かれる。が、彼は反っ歯だったり地味だったり、要するに壁の花になりがちな女性を無視できない。体は(下半身は)美人に矢印が指しながらも、彼は壁の花候補の女性に声をかける。一晩過ごしたりする。翌日、あの美人とたっぷりエンジョイしたよという仲間の言に嫉妬する。彼は優しい。クリスマスなどのイベントの日にダブルどころかトリプルブッキングして思い悩む。決して悪意があるわけではなく、約束したことを忘れていたり、断り切れず、ついつい約束し、純情な少年のように悩む。どうやって目当て以外の女性を断ったらいいの…? と、信頼する女性に泣きつく。純情で優しくて酒にだらしなくて、嘘が付けない。セリーヌを尊敬するというが、セリーヌになるには優しすぎる。その自堕落で純情なセックスと酒と競馬に目のないおっさんの話は退屈させない。とうとう500頁余りの本を読み通してしまった。読み手を退屈させない詩人作家の表現の秘密は何処にあるのだろうか。
← リンダ・リア (Linda Lear)著『レイチェル―レイチェル・カーソン『沈黙の春』の生涯』(上遠 恵子訳、2002/08東京書籍刊)「『センス・オブ・ワンダー』のやわらかな感性と『沈黙の春』の使命感は、どう育まれ、世に実現されたのか。十年にわたる調査をもとに生き生きと描く感動の伝記、決定版」
一昨日より、リンダ・リア (Linda Lear)著『レイチェル―レイチェル・カーソン『沈黙の春』の生涯』(上遠 恵子訳、2002/08東京書籍刊)を読んできている。
15年前、図書館本で読んだ(拙稿「沈黙の春」)。レイチェル・カーソンの本は大概 読んだ。図書館で本書を見付け即 借りた。伝記の傑作の一冊。過日、古書店で見付け 懐かしくて買った。800円! あんまりだ。安過ぎる。読んでないと思えるほど綺麗だ。中身は素晴らしいし。環境問題 公害問題の先駆的な存在。本書のメリットの1つに レイチェルの本からの引用が豊富なこと。伝記を読みつつレイチェルの本のエッセンスを読んだような満足感が得られる。
当分、本は買えないだろうし、800頁近い本書を敢えて読む。懐かしくて買ったので、書棚にあれば満足だったんだが。
大石 善隆著の『コケはなぜに美しい』(NHK出版新書 588)を仕事の合間に読んでいる。関連する呟きを幾つかした。
仕事の合間に読んでる。コケ本(写真)大好き。我が家には 内庭があって、座敷の縁側廊下から眺められる。コケ びっしり。が、カエデや松 山茶花などからの落ち葉が頻り。手で拾うのは無理だし、竹箒でササッと掃く。ザザッとか。見栄を張って高い竹箒 使ってる。掃きながら、コケを虐待してると自覚してる。天鵞絨のはずが、ケバケバに。こんな奴にコケを語る資格はないよね!
転石苔生さず:「職業や住居を変えてばかりいる人は、地位も財産もできないの意のことわざ。 転じて、活発な活動をしている人は時代に取り残されることがないの意でも用いる。 転がる石には苔は付かない。」我輩は真逆の理解していた。活発に活動する人は腐ったり錆びたりしないと。ローリングストーン。通常は苔は、マイナスのイメージだしね。
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